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丸ヶ崎自然農日記

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2009年10月11日
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カテゴリ:集合日
10月の集合日のテーマは稲刈り。
4月の籾ふりから数えて約半年。ついに刈り取りです。(でも、稲刈り後に天日干しがあるのでまだ収穫じゃない‥。)

稲刈り前に、まずは共同作業。
畑の傍らの木がだいぶ姿を大きくしてしまい、影となる畑の作物の出来が悪くなって来たので、やむを得ず切り倒すことにしました。

ワサワサと枝葉をしげらせてます。
地主さんがおっしゃるに、
「植えた覚えが無い」そうです。
実生でここまで大きくなったんでしょうかね。


まず、切り倒しやすくするため枝葉を払います。
身の軽い人が木に登り、次々と枝を切り落とし、下でその枝を集めてます。



植木職人さん?
いや、会員の方なのですが、どう見ても職人さん‥。



私は安全な所で見物、いや、枝とか運んだりしてました。

だって、木に登ったりしたら絶対、落ちる自信ありますもん。



かなりサッパリしてきました。



あらかた枝を払ったところで、幹を切りに入ります。

チェーンソーが無いので丸ノコで勝負。
刃の径より幹の方が太いのでかなり難儀しました。
いや、してました。(つい、自分が作業したかの様な物言いになってしまった。)



女性の皆さんは払った枝を運んでます。



だいぶ切り口が入ったかな、というあたりで紐をかけて引っ張りました。




メリメリメリメリ

ドッサーン!



倒した木を運ぶ男衆。

セイヤ!セイヤ!

という勇壮な掛け声は特に無く、どちらかと言うとヨロヨロした感じ。

だって重かったんですから。


そんなこんなで10時からスタートして11時過ぎまでかかってしまいました。
でも、あれだけ大きな木を3本(写真では1本だけ伐った様にしか見えませんが)切り倒し、枝葉を払い、刈った木や枝をきれいに片付けたのは、やはり大勢の人のパワーですね。
切り倒した場所は地主さんのお店の駐車場なので、なるべく営業に支障が無い様にしなくてはならなかったのですが、なんとか駐車場が一杯になる前に作業を終えることが出来ました。
ヤレヤレ‥


さて、午後からいよいよ稲刈り。
パッと見、黒米と早生のモチ米(マンゲツモチ)は稲刈りOKの状態。

よかった。

実習田は稲刈りの例として集合日に刈るので、登熟具合をみて稲刈りの日をずらすわけにもゆきません。登熟が充分でない状態で刈ってしまうのは可哀相ですが、今年は大丈夫そうです。


網の一部をめくり上げて田んぼに入ります。


実習田は苗代作りから脱穀まで、皆さんの作業に先立って例として作業を行う必要があるため、早生の品種の作付けが中心となります。
手持ちの早生種の中でも草に強い長竿の黒米は除草の手が回らない実習田にはありがたい存在です。ただ、コイツは登熟が揃わないので、刈り取り時期の見極めの説明にはちょっと向かないかな。もう、穂軸がすっかり枯れた株もあれば、まだ青々と出穂したばかりの穂があったり‥。
でも、今年は比較的全体がいい感じで枯れてきています。

一把ぶんを三つ集めて一束にしてとか、稲藁を使った稲束の結束の仕方とか説明しているつもりなんですが、果たして伝わっているのかなあ、と毎年心配です。バババと刈って適当に束ねても何とかなるので、毎年、そうなってしまう方も多いのですが、やっぱり美しい作業の流れはやっていても見ていても気持ちがいいものですので、そうありたいですよね。(伝わっていないということは、自分の作業がそういうレベルじゃないってことなんですね‥。)

気を取り直して、稲架作りの実習です。
会の皆さんと何度か竹取りに行ったおかげで稲架に使える竹がたくさん揃いました。こういう資材確保も地味ですが重要ですよ。
ま、それはともかく1年ぶりの稲架立てです。上手く立てられるかなあ。



稲架の脚を立ててます。脚1本でも倒れないくらい、地面に刺します。
竹が手に入る前はケヤキの若木を使ってたのですが、この木が真っすぐでなくて微妙に曲がっていてうまく地面に刺さらず苦労しました。やっぱり竹はいいですね。



うん、うまく立てられた様な気がします。

でも、仕上がりの確認に逆上がりをしてみるとか、そんな無謀なことはしませんよ。


束ねた稲束を掛けていきます。これも、2:1に分けて重いほう軽いほうを左右交互に掛けていくとか、説明はしているのだけれど、これも伝わったかなあ‥。

稲刈りのとき三把で一束にしたのが、稲架掛けで2:1に分けるということに連動してるんですよ。そして、重い、軽いを左右交互に掛けてゆくと、半々で分けるより返って左右の重さのバランスがとれるとか、穂先が4列に並んで乾きやすくなるとか、株元側がギュッと詰められて藁葺き屋根状になって雨対策になるとか、実に計算ずくの作業の流れなんです。

私は、最初にこの稲架掛けを学んだとき、こういう説明を聞いて美しい数学の証明を見たような(?)、そんな気分にすらなったんですが、果たして皆さんにそれが伝えられたのだろうか‥。

掛け終わったら、防鳥網を戻します。土地によってはテグスを張るだけで守られるそうですが、丸ヶ崎では、まず、無理。

網を戻すとき、網目が稲架の稲束に引っ掛かるのでシートを被せてます。このシートは網を掛け終わったら外します。

よく、稲架掛けのてっぺんに雨除けのビニールを被せないのか、と聞かれます。でも、そんなことをしても返ってビニールの中の乾きが悪くなってしまうのではないかと思います。むしろ、雨が止んだ後に太陽と風にさらされてサッと乾いてくれた方がいいです。

実習田の約半畝の稲刈り&稲架掛けが終わりました。今日、掛けた稲は次回集合日に脱穀です。ちょっと干している期間が長いですけど、ひと月ごとの勉強会のネタなので仕方ない。ここいらの気候なら、2週間ちょいで大丈夫です。

ただ、干している間、台風が来やしないか、風で稲架が倒れてりゃしないか、網がめくれて雀がたかってないか、稲束がバラけて落ちてやしないか、ハラハラし通し。

心配性は損ですねえ。






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最終更新日  2009年10月23日 22時58分56秒
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