丸ヶ崎自然農日記

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  流血事件!?

  スチール製脱穀機のスペアパーツがメーカーから届きました。よし、これで修理ができる！うまく直れば、合計４台の脱穀機が稼動する体制になるので脱穀機待ちという状況が無くなるでしょう。故障の原因は足踏みペダルの力を扱き胴に伝えるギヤの軸受けと、軸の磨耗でした。このため回転するギヤがふらつき、場合によってはギヤが脱落してしまいます。しかし、扱き胴の軸受けはボールベアリングなのに、こちらのギヤの軸受けはギヤがじかに軸に接する様になっているのは何故だろう??これだと、かなりこまめに油を注さないといけなかったのですね‥。車好きのＫさんが修理作業を買って出てくださりました。ボルト締めなど、かなり力を入れて止めておられましたが、ナルホド、可動部のボルト締めをいい加減にするとすぐに緩んで故障の元になりますもんね。私がやってたら結構いいかげんに締めてたかも‥。（そしてすぐ故障してたかも。）しかし、この後、思わぬ災厄が‥かなりテキパキと作業をしていただき、30分もかからずに部品の交換が終了しました。どれどれ、動きはどうかなと、ペダルを手で押してみると、軽やかに扱き胴が回転しはじめます。すごい。故障前より全然調子いい。と、思っているとペダルに軽い違和感。Ｋさんが反対側でギヤにグリスを塗りつけていたのですが、軍手をはさんだようです。痛そうな顔をしていないので、よかった、軍手だけで、と思ったのですが‥。「いやー‥」という感じで軍手を外したＫさんの指先が、思いのほかの大出血！指先が膨れて皮がめくれた感じで見るからに痛そう‥。慌ててＫさんの奥さんが消毒薬と絆創膏を買いに走り、たまたま脱穀に来ていた会員さんが看護士さんだったので（なんたる幸運!!）応急処置をしていただき、超オシの強いカミサンが病院に電話をかけて受け入れ病院を探し（日曜だし、重篤というほどでもないので、ちょっとオシを強くしないと）、病院の検査結果では皮膚までの怪我ということで、なんとか大事に至らずにすみました。本当に、農機具というものはちょっとした不注意で大怪我をしてしまうのだなあと、改めて実感しました。そしてこれが人力ではなくモーターやエンジンで動いていたら、もっと大変なことになったのかも知れません。

  2009年11月29日

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  メンテナンス

  今日は天気に恵まれて皆さんガンガン脱穀‥と思いきや、作業者が私しかおりませんでした（笑）。うーん、明日の方が天気良くない予報なのに??でも、おかげで自分の分に加えて実習田の残り全部を脱穀することが出来ました。スチール製脱穀機が故障してから、もっぱら木製の脱穀機に登場願っています。でも、この脱穀機はメーカーの名もわからない（いやわかってもメーカーが今でもあるのか甚だ疑問‥）位の古物で、万一、故障しても交換部品はありません。大事に使わねば。各地の自然農の学びの場で使っている足踏み脱穀機はどうやってメンテナンスしているのかな。

  2009年11月28日

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  行商人？

  乾燥し脱穀したお米は家に持って帰れます。当然と言えば当然ですが、丸ヶ崎の会の田んぼでは1畝あたり20Kgは採れるお米。車で来る人はともかく、電車とバスを乗り継いで来る人にとって、20Kgのお米というのはかなりの重さ。どうやって持ち帰りましょうか？‥という訳で、トランクに米袋をギュウギュウを詰めて持ち帰る人も。日がとっぷり暮れた作業小屋で、何やらいっぱい詰った袋をトランクに入れている姿はちょっと怪しげ？（笑）実際は早生～晩生まで少しずつ脱穀するので、20Kgをいっぺんに持ち帰ることはあまりないのですが、それでも5Kg、10Kgとなれば結構大変ですよね。

  2009年11月27日

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  マイ・脱穀機

  今日、壊れた脱穀機の様子を見ようと田んぼに行くと、何やら田んぼで脱穀中の人の姿が‥。いや、そんな馬鹿な？と思ったのですが、人力の機械独特のリズムと稲をこくザッ、ザーという音が聞こえてくるし。頭の上に大きな疑問符をつけながら田んぼに近づくと、田んぼの仲間がマイ・脱穀機で脱穀中でした。マイ・脱穀機って‥（笑）。お友達から手に入れられたとのことで、やはり年代物なのですが、逆回転しない仕掛け（自転車のペダルの様な）や、ペダル位置が元に戻るスプリングがついているなど、なかなか凝った一品です。ただ、フレームむき出しで、そのまま使うと籾が周囲に飛び散ってしまうため、ダンボール箱を改造したお手製のボディに加え、ペダル操作者がゴザを腰の周りに立てるという曲芸的使い方で脱穀されていました。

  2009年11月24日

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• 壊れる

  脱穀機が壊れてしまいました。2000年に買ったスチール製の脱穀機。初めて自分で作ったお米を脱穀した脱穀機。田んぼの場所を替えたとき、一緒に丸ヶ崎の田んぼにやってきた脱穀機。いつも、古物の脱穀機と比べられて、「味気ない」とか「重い」とか「色が変」とか言われながら、大事にしまわれた古物のぶんまで働いた脱穀機。10シーズン目の今年、ついに壊れてしまいました。丸ヶ崎の会をはじめてからは、毎年毎年、いろいろな人に使われて来ました。時には強引な操作をして余計な負荷をかけてしまったこともあるでしょう。設置の仕方が甘く、機械をガタガタさせながら使ってゆがみを起こしたこともあるかも知れません。自分だけで使い続けていたなら、もっと長持ちしたのではないか、そんな思いもチラチラしますが（笑）、学びの場である以上、受け止めるしかありません。いや、もちろん、修理しますとも。メーカーから部品表を取り寄せて、壊れた部品を注文。なんとか、直してやるからな。

  2009年11月23日

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  慌てなくてもいいですよ

  三連休の中日は、どんよりとした雲が広がり、時おり雨がバラバラと降ってきます。これじゃあ脱穀できないな、と思いながら念のため田んぼに行ってみると‥あれあれ、脱穀中の人が。雨で湿気た籾を脱穀すると、保存性がガクッと落ちるのでやるべきではないのですが‥。他に日にちがなく止むを得ずとのことなので、脱穀して持ち帰ったら、部屋にゴザを敷いた上に籾を広げて、温風をあててよく乾かすようにと、アドバイスしましたけれど、それで充分かどうかは自信がありません。というか、そんな大変なことをする位なら２～３週間でも脱穀を先に伸ばしてもいいのですが、脱穀時期は多少柔軟にできることを皆さんにお伝えしてなかったのかも知れません。乾燥期間が過ぎたらすぐ脱穀しなくては、と思われていたのだとしたら、申し訳ないことをしました。それにしても、休憩小屋の半分をあずまやにしたのは正解でした。多少の雨ならここで作業できますね。

  2009年11月22日

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  名機出動

  今日はいいお天気の脱穀日和！脱穀作業にたくさんの方が来られたので、脱穀機が１台では足りなくなりました。そこで、古物のオークションで購入してレストアした脱穀機の登場です。スチール製脱穀機に比べると扱胴（歯のついた回転ドラム部）の径が大きく、稲穂が扱胴にあたる面積が広いので脱穀がやりやすいように思います。でも、これ、実は、お世話役の私物。1万円の落札価格に、修理費5万円‥。ええと、皆さん大事に使ってね!!唐箕も２台目が参戦。こちらも、スチール製唐箕に比べるとファンが大きく、起こせる風力が強いです。いつもの調子で回していると、籾まで飛ばしてしまうので要注意。足踏み脱穀機といい、唐箕といい昔の機械の方が大きな働きをする様ですね。唐箕には製造年月日が墨書で。

  2009年11月21日

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  助け合いの収穫

  今日は何人かの方が脱穀をしに訪れて来ました。それぞれ、自分の収穫ぶんの脱穀、籾通し（篩かけ）、唐箕撰と作業していますが、機械の移動や、藁に残った籾を木槌で叩き落としたりと、ちょっと手間な作業はお互いに助け合っての作業です。この光景が、昔の農図と重なりました。こんなの↓「農業全書」より- 絵が語る知らなかった江戸のくらし農山漁民の巻本田豊　著 遊子館 ISBN978-4-946525-99-5使ってる道具や作業工程（籾摺りはやってない）が違うけど、お米の調整作業を皆で、共同でやっている雰囲気が何となく。だって、ほら！ちっちゃな子供もいるし！ちょっと違うか（笑）。

  2009年11月15日

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  ガッコン、ガッコン‥

  昨日、今日と一ヶ月前に戻った様な暖かい日がでした。おかげで今月の集合日もとても過ごしやすく、助かりました。今日は「お米の脱穀と野菜の間引き、タマネギの定植、ソラマメの播種」です。タマネギは苗床で育苗したのですが、まだ充分な大きさではなかったので、仕方なく苗を購入しました。ここの畑ではまだ苗からのタマネギが充分な大きさになったことが無いのですが、今年はどうだろうか。あと、麦を播きたかったんですが、場所が無くて断念しました。水田の水捌けが良くなれば田んぼでチャレンジしてみたいところです。（田植えの時期との兼ね合いが難しいけど‥）先月の集合日に稲刈りして稲架掛けした稲束の脱穀です。一応、稲の乾燥具合の確認方法の説明をしましたが、晴天率の高い埼玉では乾燥の期間だけでも判断できます。天日干しで籾貯蔵という方法ですと、全ての籾は損なわれること無く生き続けているので、籾の中の水分も適度に保たれます。なので乾燥しすぎ、という心配がありません。むしろ乾燥が不充分でカビてしまう方が心配です。 脱穀は足踏み式脱穀機を使って行います。人力なので機械の音もスローな感じ。ガッコン、ガッコン、ガッコン‥と鳴る音を遠くで聞いていると、だんだん眠くなって来る様な‥。 はっ！いったい何がっ？髷をつかむのは反則ですぞ！ いやいや。そうじゃなく。髪の長い方が脱穀機の実習をされている最中、髪が巻き込まれては危ないと、後ろの方がおさえてあげていたのですね。 身振りで後輩（左の男性）を指導する先輩（右の女性）。‥って、なんか逆の様な気もしますが（笑）。丸ヶ崎に限らず、全国各地の自然農の学びの場では、年齢、男女の関係なく、先に学んだ人が精一杯、後に続く人に伝えてゆく、そんな光景をよく目にします。 脱穀機で取りきれなく、藁に残った籾は木槌で叩いて落とします。今年、初めてこの作業をされる方なのに、なんだか様になってますね！ 脱穀機から出た籾には藁くずがたくさん混ざっているので、取り除きます。まず、大きめの屑は「籾通し」という篩にかけて除きます。さらに「唐箕」にかけます。手回し式のファンが付いていて、これで機械の中に風を起こし、機械の上から籾を落としてゴミだけ飛ばすっていう機械です。（雑な説明だ‥。）これを２，３回繰り返すとかなり綺麗に籾だけに選り分けられます。唐箕から出る屑を掃除するのが面倒なので、唐箕を堆肥置き場に向けて屑を排出しています。脱穀の済んだ藁は田んぼに戻してあげます。次の年のお米のために、ということですけれど、基本は、そこにあったものはその場に返す、ということです。藁が戻った田んぼを見て、会員さんの一人が「ああ、田んぼが綺麗になった」とおっしゃいました。そう、その感覚が、自然農をやる上で大切なことなんだな、と思います。田畑に働きかけている全てのことが、絵を描く筆の運びの様に田畑に反映されてゆきます。自らが描く絵が美しいかどうか、そして、何を美しいとするか、そんなことを問いながら田畑に向かいたいところです。

  2009年11月08日

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  爽やかな緑

  小松菜が食べ出のあるサイズになってきました。淡い、それでいて鮮やかな緑色の葉は市場に流通している小松菜の濃緑色の葉とは随分と違うけど、爽やかな感じがします。白菜が逞しくなって来ました。直播き組に比べて苗の定植組が生育が遅れ気味なのは仕方ないか‥。おお、ブロッコリーに花芽が！さあ、いつ収穫するか。先週播いたエンドウの芽が顔を出し始めました。

  2009年11月03日

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  緊急救援隊

  今日は気温が上がり、稲が乾くには良い天気だなあ、と思っていたのですが、３時くらいからやや強い風が吹き始めました。ちょうどその頃、共同作業の稲刈りと稲架組みをやっていたのですが、稲架組みの手順を見ていたメンバーの一人が、「この前、自分の稲架を組んだのですが脚の数が足りなかったかなあ‥ちょと自分の稲架が心配なので見てきます。」といって様子を見に行きました。そして暫く戻ってこなかったのですが、やがて本人でなくウチのカミサンが嬉しそうに（??）やって来て、「xxさんの稲架が倒れたよ！」と言うではありませんか。（何でそんなに嬉しそうなんだ？）そりゃ大変だ。見物、いや、見学、いや、助っ人に行かなくちゃと駆けつけると‥。おお、倒壊してる！脚が１本、折れてしまい支えきれなくなってしまった様です。気になって見に行って、支えの脚を追加しようとしている所で、目の前でへたり込む様に倒れてしまったとか。ああ、その時の気持ちがわかる様な気がします。とりあえず、稲を救助しなくちゃ。救援チームがリレーで稲を手渡しし、崩れた稲架から稲束を救助します。竿を持ち上げられる様になったところで、「このまま誰かが支えているうちに脚を組んじゃえば？」ということで、稲束を外さず、支えながら新しい脚を打ち込みました。大勢だからできたことですね。一人だったら、全部の稲束を外して、もう一度組みなおして、また掛けなおしと、ちょと滅入る展開になったところでした。脚を組み直し、がっちり縛って、修復完了。この間、約30分。しかし、大勢の助っ人がいて、かつまだ陽のあるうちに倒れたというのは不幸中の幸いでしたね。もし、これが夕方５時ごろで誰もいなかったら‥。

  2009年11月01日

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  除草なしの稲刈り

  今年、残念ながら途中で田んぼに通えなくなってしまった方が出てしまいました。田植え直前の時期だったので新しい人に引き継ぐ訳にもいかず、かといって放棄してしまうのももったいないので、集合日の共同作業で皆で田植えを行いました。それから、早、三ヶ月。誰かが稲刈りしなくちゃね。ということで、共同作業で稲刈りを行うことにしました。ここが、その田んぼ。植えた後、無除草。（だって、する人がいないし）でも、ちゃんと稲がいる！でも、イザ、刈ろうと稲に近づくと、ヒエまみれ。どれがイネやら？イネだけ選んで刈ろうとしても、鎌に雑草が絡んで刈り難いことこの上なし。きちんと草の抑えが出来た田んぼだと、ザッザッザッとリズミカルに鎌を運べるけど、こんなふうになると、ブチブチブチ（雑草ごとイネを刈る）‥ガサガサガサ（刈ったイネを引きずり出す）‥ゴソゴソゴソ（刈った束にあまりにもたくさんの雑草がまぎれているのでより分ける）‥という感じで全然進みません。15分もあれば刈り終わるかと思ってましたが、甘かった！ようやく刈り終えて、稲架組みです。毎度のことですが、稲架の脚を立てるのがどうも上手にできません（苦笑）。地面に刺さらないんですよね。竹が太いせいかも知れないけど、細いと強度が出ないし。しかも木槌で叩いているうちに割れてしまった竹もあり、強度に不安ありです。来年、また補充しないといけないかなあ。別に無除草でお米を作りたかった訳ではないので、除草ゼロでお米が取れてもあまり嬉しくなかったです。たぶん、収量もかなり少ないだろうし。（1畝あたり6kgか）それにしても、草を抑えられなかった田んぼの稲刈りがこんなにやりにくいとは良い経験でした。残ったヒエなどの草は刈り払って地面に敷いておいたほうが分解も早いだろうし、何より草が残っていると田んぼが荒れた感じになってしまうので、草刈り作業をやっておきたかったのですが、いろいろ突発事故などあったりして時間が無くなってしまったので、それはまた後日です。

  2009年11月01日

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  カラカラに

  今年の秋は急に寒くなったような気がします。10月に入ったら、暖房が欲しいなあと思う夜が続くようになりました。そのせいか、お米の枯れ具合も早く、例年ですと11月上旬に刈っていた品種が刈り時になりました。ほら、パッと見、刈り時でしょう？稲の足元は畦草の刈敷や雑草たちで柔らかい感じになってます。最後に田の草取りに入ったのが７月だから、二ヶ月ぶりに田の中に入ります。（あ、防鳥網の時にも入ったか。でも、あの時は地面の様子をじっくり見る時間は無かったし。）先日の台風の雨が抜け切っておらず、田んぼの脇の溝にはかなりゆるい泥が堆積してて思うように歩けません。ズブズブと泥に足をとられながら田んぼに這い上がります。田んぼの地面はジットリと湿っていて、膝をつけると作業着の膝小僧にビッショリとあとがつきます。種モミを確保してから、ザクザクと刈り始めます。しかし、田植えと違って稲刈りはあっという間。1日かけて植えた面積が30分もしないうちに刈り終えてしまう。中腰での作業は、コンバインに乗っての上から目線と違って田んぼの様子が仔細にわかります。ああ、ここは除草に苦労したけど割と稲は負けずに育ってくれたなあ、とか、うわ、ここまでカヤツリグサが侵食してきた！とか、お、クモたちは相変わらず走り回ってるな、とか、今年の田植え、草取りのことを思い出しながらの作業です。稲束を結束し、稲架を立てるために稲束を脇に寄せたところです。田んぼの地面があらわに見えますが、普通の水田に比べるとかなり草の多いのがわかりますね。でも、特にこの草で困ったことがおきているわけではありません。最初の画像の足元がこんな具合なわけなので、稲が草に負けていないのです。自然農、６年目の田んぼです。自分は稲架に「ほすべー」という金属製の脚＋横木を使っています。これだと、稲架組みに約5分。楽です。そのぶん、ちょっと味気ない気もしますが、稲架としてのスペックはこれで充分。さあ、お米たちよ、カラカラに乾きなさい。

  2009年10月24日

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  間引き菜

  先日の台風以来、畑の水不足はすっかり解消した様で野菜の生長がよくなってきました。カミサンがブチブチと（笑）間引いた後なので写真写りがよくありませんが、コマツナです。いや、それ以外の草もいますので、主にコマツナです。前作（ジャガイモ）の収穫後、ヌカを軽く振り撒いただけですが、間引いても間引いても次々に大きくなってくれます。お店に並んでいる濃緑色のコマツナよりも葉の色がやさしく鮮やかな黄緑色。葉の色が薄いのはチッソが足りないとか、そんなことを言われるかも知れませんが、むしろ全体の印象は爽やかで清々しい感じなのでこのままでいいなと思ってます。直播き（点播き）したハクサイです。10箇所ほど直播きしたのですが凄まじい秋の虫たちの食欲のお陰で生き残ったのは僅かに3株ほど。生存率30%。最近、生長のスピードが虫たちの食欲を上回ったのか、グン、と大きくなってきました。虫にやられた所は育苗した苗で補植したのですが、やっぱり直播きの方が逞しい感じがします。間引いたコマツナ、カラシナ、ダイコン、カブでザルが一杯。今日のお味噌汁の具かな。いや、もっとあるか。

  2009年10月18日

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  伐る、刈る

  １０月の集合日のテーマは稲刈り。４月の籾ふりから数えて約半年。ついに刈り取りです。（でも、稲刈り後に天日干しがあるのでまだ収穫じゃない‥。）稲刈り前に、まずは共同作業。畑の傍らの木がだいぶ姿を大きくしてしまい、影となる畑の作物の出来が悪くなって来たので、やむを得ず切り倒すことにしました。ワサワサと枝葉をしげらせてます。地主さんがおっしゃるに、「植えた覚えが無い」そうです。実生でここまで大きくなったんでしょうかね。まず、切り倒しやすくするため枝葉を払います。身の軽い人が木に登り、次々と枝を切り落とし、下でその枝を集めてます。植木職人さん？いや、会員の方なのですが、どう見ても職人さん‥。私は安全な所で見物、いや、枝とか運んだりしてました。だって、木に登ったりしたら絶対、落ちる自信ありますもん。かなりサッパリしてきました。あらかた枝を払ったところで、幹を切りに入ります。チェーンソーが無いので丸ノコで勝負。刃の径より幹の方が太いのでかなり難儀しました。いや、してました。（つい、自分が作業したかの様な物言いになってしまった。）女性の皆さんは払った枝を運んでます。だいぶ切り口が入ったかな、というあたりで紐をかけて引っ張りました。メリメリメリメリドッサーン！倒した木を運ぶ男衆。セイヤ！セイヤ！という勇壮な掛け声は特に無く、どちらかと言うとヨロヨロした感じ。だって重かったんですから。そんなこんなで10時からスタートして11時過ぎまでかかってしまいました。でも、あれだけ大きな木を３本（写真では１本だけ伐った様にしか見えませんが）切り倒し、枝葉を払い、刈った木や枝をきれいに片付けたのは、やはり大勢の人のパワーですね。切り倒した場所は地主さんのお店の駐車場なので、なるべく営業に支障が無い様にしなくてはならなかったのですが、なんとか駐車場が一杯になる前に作業を終えることが出来ました。ヤレヤレ‥さて、午後からいよいよ稲刈り。パッと見、黒米と早生のモチ米（マンゲツモチ）は稲刈りＯＫの状態。よかった。実習田は稲刈りの例として集合日に刈るので、登熟具合をみて稲刈りの日をずらすわけにもゆきません。登熟が充分でない状態で刈ってしまうのは可哀相ですが、今年は大丈夫そうです。網の一部をめくり上げて田んぼに入ります。実習田は苗代作りから脱穀まで、皆さんの作業に先立って例として作業を行う必要があるため、早生の品種の作付けが中心となります。手持ちの早生種の中でも草に強い長竿の黒米は除草の手が回らない実習田にはありがたい存在です。ただ、コイツは登熟が揃わないので、刈り取り時期の見極めの説明にはちょっと向かないかな。もう、穂軸がすっかり枯れた株もあれば、まだ青々と出穂したばかりの穂があったり‥。でも、今年は比較的全体がいい感じで枯れてきています。一把ぶんを三つ集めて一束にしてとか、稲藁を使った稲束の結束の仕方とか説明しているつもりなんですが、果たして伝わっているのかなあ、と毎年心配です。バババと刈って適当に束ねても何とかなるので、毎年、そうなってしまう方も多いのですが、やっぱり美しい作業の流れはやっていても見ていても気持ちがいいものですので、そうありたいですよね。（伝わっていないということは、自分の作業がそういうレベルじゃないってことなんですね‥。）気を取り直して、稲架作りの実習です。会の皆さんと何度か竹取りに行ったおかげで稲架に使える竹がたくさん揃いました。こういう資材確保も地味ですが重要ですよ。ま、それはともかく１年ぶりの稲架立てです。上手く立てられるかなあ。稲架の脚を立ててます。脚１本でも倒れないくらい、地面に刺します。竹が手に入る前はケヤキの若木を使ってたのですが、この木が真っすぐでなくて微妙に曲がっていてうまく地面に刺さらず苦労しました。やっぱり竹はいいですね。うん、うまく立てられた様な気がします。でも、仕上がりの確認に逆上がりをしてみるとか、そんな無謀なことはしませんよ。束ねた稲束を掛けていきます。これも、2:1に分けて重いほう軽いほうを左右交互に掛けていくとか、説明はしているのだけれど、これも伝わったかなあ‥。稲刈りのとき三把で一束にしたのが、稲架掛けで2:1に分けるということに連動してるんですよ。そして、重い、軽いを左右交互に掛けてゆくと、半々で分けるより返って左右の重さのバランスがとれるとか、穂先が4列に並んで乾きやすくなるとか、株元側がギュッと詰められて藁葺き屋根状になって雨対策になるとか、実に計算ずくの作業の流れなんです。私は、最初にこの稲架掛けを学んだとき、こういう説明を聞いて美しい数学の証明を見たような(?)、そんな気分にすらなったんですが、果たして皆さんにそれが伝えられたのだろうか‥。掛け終わったら、防鳥網を戻します。土地によってはテグスを張るだけで守られるそうですが、丸ヶ崎では、まず、無理。網を戻すとき、網目が稲架の稲束に引っ掛かるのでシートを被せてます。このシートは網を掛け終わったら外します。よく、稲架掛けのてっぺんに雨除けのビニールを被せないのか、と聞かれます。でも、そんなことをしても返ってビニールの中の乾きが悪くなってしまうのではないかと思います。むしろ、雨が止んだ後に太陽と風にさらされてサッと乾いてくれた方がいいです。実習田の約半畝の稲刈り＆稲架掛けが終わりました。今日、掛けた稲は次回集合日に脱穀です。ちょっと干している期間が長いですけど、ひと月ごとの勉強会のネタなので仕方ない。ここいらの気候なら、２週間ちょいで大丈夫です。ただ、干している間、台風が来やしないか、風で稲架が倒れてりゃしないか、網がめくれて雀がたかってないか、稲束がバラけて落ちてやしないか、ハラハラし通し。心配性は損ですねえ。

  2009年10月11日

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  嵐の後

  台風は一昨日の夜中から昨日の午前中にかけて関東付近を通過していきました。風と雨のピークは寝ている時間だったので詳しい様子はよくわからなかったのですが、夢うつつにドドドドドという雨音やドンドガンドォンという吹きつける風音がしていたような‥。田畑の様子が気になるけれど、仕事に行かなければならないし、家の周囲の様子はそんなに荒れた感じがしなかったので、まあ、大丈夫か。と、思っていたら、昨日の夕方に田んぼの仲間が様子を見に行ってくれて、「見たことも無い位、水が溜まってます！」というメールが！ええっ！？排水口は開けておいたのに、そんなに水が？というんで、今朝、早起きして様子を見に行きました。確かに、排水口から遠くて排水の悪い区画に水がタップリ。ここの区画は取水時には水が入らなくて苦労したけど、今頃になって深水状態‥。まあ、少しずつ、水は出て行っているので、２，３日すれば水は引くかな。しかし、網の裾が浮いてベローンとまくれてしまってますね。（ちょっと判りづらいので黄色の線をつけました。）これは直しておかないと。こっちでもベローン。しかも、台風対策で補強したはずの支柱が倒れてます。相当、強い風が吹いた様です。ここでも支柱がバタバタと倒れてます。休憩小屋の台風対策も被害を受けてる！いや、対策工事だけが被害を受けるといういつものパターンか。吹き飛んだ対策工事。

  2009年10月09日

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  嵐の前

  ２年ぶりに本州に台風が上陸する気配。しかもかなり強い台風らしい。今夜から明日にかけて関東近くを通るとの予報。張ったばかりの鳥避け網はどうなるのか、いや、それ以上にお米は大丈夫なのか!?お昼過ぎから空が暗くなり、そしてだんだんと風雨が強くなってきました。だんだんと強くなる、といってもバラバラと雨粒が落ちてきて、しばし止んでの繰り返し。ただ、その雨粒の落ち方がだんだん強く、そして長くなってきます。本州上陸が避け難くなり、緊急共同作業を実施しました。豪雨になっても水が掃ける様、排水口をチェックし、鳥避け網の支柱の補強を行います。田んぼ全部の補強は労力的に無理なので、集まった人たちのぶんだけでも補強を行います。休憩小屋のガラス窓にも物がぶつかって割れないよう、緩衝材を張っておきます。皆さん、雨の中ご苦労様でした！

  2009年10月07日

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  第１８回妙なる畑の会　２日目

  妙なる畑の会の二日目は先日の佐藤さんのご自身の農場の見学です。佐藤さんは恵那市上矢作町というところにあります。昨日と同じ恵那市ですが、恵那市の中心からはかなり遠く、宿泊したホテルからもバスで１時間くらいかかりました。しかも、途中から道が狭くなって大型バスでは通行できないということでマイクロバスに乗り換えての移動です。山間のクネクネした道を辿る事、30分ほどで佐藤さんの農場に到着です。見上げると山が迫って来ます。山間部の川沿いの村の農地なので、農地全体に段差がたくさんあります。道路から農場全体の様子を見おろすこともできます。手前の野菜はシシトウです。かなり樹が大きいですね。すごい。これはチンゲンサイ（だったかな。）全体に高畝広幅の畝立てをされているのが特徴です。地温の維持に効果があるのか、この方法にしたほうが上手く野菜が育ってくれたそうです。それにしても、立派な野菜たちです。そしてほとんど虫に喰われてない。畑の土はやや砂壌土に近い感じの土質でしたが、自然農で10年を経た土は自然の有機物をたっぷり含んでフカフカです。指がズブズブと入る入る。夏の野菜もまだ元気です。ツヤツヤのナスがいっぱいぶらさがってました。こちらはニンジン。調子よさげですが、一度、獣害にあってかなりの葉っぱを食べられてしまったとか。ことらはインゲンマメの棚です。下半分に葉っぱがないのは、鹿に食べられたからだそうです。野菜たちが虫に食われないのはいいんですが、獣害が厳しいそうです。農場を始めた当初、５反あった農地を２反に半減させた大きな理由はこの獣害のためとか。手広くやってあちこち突破されるより、手堅く守って収穫を確保するということですね。お隣の畑ではこんなふうに畑全体を網でグルリと囲っていました。獣害、かなり深刻です。サツマイモ畑でイモを掘ってみる佐藤さん。おお、かなり大きい。自然農の農家さんは収穫物が大きいと「過ぎた（補いの量が多かった）」とか「ちょっと性が狂っている」とか、謙遜しがち（笑）。佐藤さんもちょっと謙遜しておられましたけど、ここの土はサツマイモに合っていることは確かなようです。サトイモも大き～い！画像ではわかりませんが、人の胸くらいの高さはありました。農地の見学の後、佐藤さんのご自宅の見学にも行きます。「家まで見るの？」と思われるかもしれませんが、ご自宅は佐藤さんがセルフビルドされたもの。ぜひとも見学させて頂きたいです！ご自宅に向かう道の脇はこんな清流が‥。しかも、途中で道路に舗装がなくなってる（汗）。集落の中でも、最奥地のお宅の様です。川からちょっと高台のところにお宅があります。2001年から着々と工事（まず、練習台として倉庫を作ったりと、かなり周到ですね。）を重ね、2005年に一通りの完成をしたとのこと。若干のお手伝いはあったものの、ほぼ一人で作られたそうです。家のある高台に上ると周囲の山が見渡せて気持ちいい！冬は相当冷え込むそうですが、今の時期は暑すぎず寒すぎず。青空も広がって、もう、気分は観光モードです。陽射しをいっぱいに受ける広々としたデッキ。２階まで上がらせていただきました。大きく広がった窓からは川の向こうの山の風景が視界いっぱいに広がり、部屋にいながら宙に浮かんでいる様です。（窓から見た風景を写真に撮り損ねました。残念！）子供さんの部屋だそうですが、幼少期にそんな景色を見ながら寝起きしたら、どんなふうに記憶に焼きつくのでしょうか。家の中を全て見せてくださる佐藤さん。でも、さすがに「あの～、押入れは開けないで下さいね」（笑）こらこら、どこを見てる？うちのカミサンが台所をチェック。家の料理は、やはり佐藤さんの仕事。さすが、元料理人さんだけあって、食材、食器の収納などにも工夫がこらしてあります。２階部分の外壁の板は焼き杉を使用されています。塗装はしていません。子供部屋からおトイレに至るまで、全て公開してくれた佐藤さんに感謝です。見学を終え、再びマイクロバスに乗りホテルに戻るとき、最後に家の方を見ると、佐藤さんの子供さんたちが飛び跳ねながら手を振って見送ってくれる姿が見えました。ホテルに戻って昼食を頂き、見学して思ったこと、疑問、質問などを全体で行った後、今回の締めくくりとして川口さんのお話がありました。＊質疑応答やお話の内容については公式レポートが出ると思いますのでここでは控えさせていただきます。これで二日間の学びは終わりです。総勢200名を超える学びの会を準備、運営していただいた佐藤さんはじめ恵那自然農塾のみなさん、どうもありがとうございました。

  2009年10月04日

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  第１８回妙なる畑の会　１日目

  全国の自然農実践者の皆さんが集まって学びあう「妙なる畑の会」。１８回目の今年は岐阜県恵那市で行われました。恵那自然農塾の見学からスタートです。恵那自然農塾は岐阜県恵那市（東美濃地方）、JR恵那駅からは南東4kmにある東野にあります。平成14年の12月にスタートし、今年で7年目の学びの場です。今年は80名ほどの方がこの場で自然農を学ばれています。素敵な看板がお出迎え！受付です。ローカル線の線路っぱたというのが何ともいい雰囲気です（笑）。一時間に一本程度の間隔で一両編成の可愛い汽車が走ってます。恵那自然農塾の塾長で、自らも恵那で営農されている佐藤さんの挨拶で、開会です。佐藤さんは京都で和食の料理人をされていましたが、10年ほど前に地元に戻られ自然農で営農を始められました。この学びの場は佐藤さんの圃場ではありませんが、毎月の学びの日にはこの場に来られて指導をされています。学びの場には素敵な小屋がありました。共同作業で作ったそうです。ちょっと中を拝見‥。鍬が整然と並んでます。手箕や麦藁帽子の収納場所まであります。そしてスコップ置き場も！うーむ、丸ヶ崎の会では乱雑に積み重ねているだけ‥。片付いていない、雑然とした場所があると、全体が引き締まらないというか、雑な気分に侵される様で、嫌だなあと思っていたんですが、ここでこの様に整えられた様子を見ると、大いに反省させられます‥。やはり、場を整えるということは大事なんだな、と思います。おっと、小屋を拝見している間に、皆さんは畑の見学を始められています。この学びの場は、緩やかな山の斜面地にあり、元は棚田であったところを上の方の棚を畑に転換し、下の棚を水田として使っています。土質は丸ヶ崎の畑よりはサラサラした感じで、水捌けは良さそうに感じました。稲刈りはまだの様です。周囲の慣行田はもう刈り終えている所も多い中、網を張らなくてもなんとかなりそうなのはウラヤマシイです。でも、獣害は厳しいそうで、イノシシ対策のトタン塀が農園をぐるりと囲んでいました。この後、バスで宿泊のホテルに移動し、学びの時間です。何名かのパネラーの方々を中心に、参加者の皆さんから出た自然農のこと、そしてその背景にある、方法・技術を越えたこと、などの質問、や思いについて考えを深めていきます。＊どんな話が出たかは、たぶん公式レポートが出ると思いますので、ここでは控えさせてください。

  2009年10月03日

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  踊る人、見る鳥

  先週の日曜に網を張れなかったので、今日、網を張ることに。もう、待ったなしの状況だし、次の週末は「妙なる畑の会」に行くので作業できないしで、もう、今日しかない。紐はすでに張ってあるので、今日は網を広げるだけ。網を手で引っ張り、送って行きます。‥ん？ナンだか、踊っている様な？うん、確かに踊っているぞ（笑）。踊っているうちに網が張れました‥な、わけないんですが、割とサクサク進んで１時間ちょいで展開完了。フト、上を見上げると電線に鈴なりの鳥が！もう、網、張っちゃいましたけど。皆さん、何か言いたいことでも？こっちを見てるよ！

  2009年09月29日

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  見物

  今日はフクロウ田の網張り作業の日。フクロウ田の皆さん、朝早くから集まって作業をされていた様です。お世話役としては、特にすることはなかったのですが、皆さんの作業の様子を見学（見物？）しようとお昼過ぎに田んぼに行ったら、あらかた作業が終わってました。初心者がほとんどとは思えない出来ばえ！もう、これで鳥対策はバッチリですね。田んぼの泥の中を歩き回って作業をするので、長靴にはベッタリと泥の塊がくっついてしまいます。その靴で田んぼから上がると、泥の塊が点々と歩道に落ちしまい、地主さんの家の前の道路が汚れるので、作業終了後はこんなふうに掃除。なんかヤラセっぽっく見えますが、ちゃんと掃除したんですよ。

  2009年09月27日

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  ワサワサ

  田んぼに張った鳥避け網が風にワサワサ揺れてます。こちらの田んぼはまだ網を張る前ですね。今年は鳥の食いつきが少し早い様に思います。例年ですと10月に入るまではそんなに深刻にならないのですが、今年は品種によってはだいぶひどくやられました。特に、長竿の黒米は30～40%位をやられた人もいます。周囲の稲刈りが早かったせいか、秋が足早にやって来たせいか‥。そんな時期にようやく開花するお米もいます。緑糯（緑米）です。濃い紫の穂と白いオシベの対比が綺麗なんです。モチ米なのでこれでモチが作れるのですが、このモチがとっても美味しいんですよ。モグラ避けになるかと、数年前に畑に植えてみたヒガンバナ。効果が有るのか無いのかよく判りませんが、畝の脇に植えたのは失敗（笑）。種を播いたり、苗を植えたりしていると、よくヒガンバナの球根を小突いたり、かち割ったりしてしまいます。自分の所の鳥避け網張りを実施。３区画を一つの網で覆うので、共同で作業をしました。今日は網が手元に無いので、紐を張って終わりです。

  2009年09月23日

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  スイカ

  先週の集合日に収穫したスイカを頂きました。捨てた種から、まさかこんなスイカが出来るとは。しかも勝手に。して、お味のほうは…ううううっ美味い！甘い！なんというか、エグミや臭みの全くない、透明な甘みと爽やかさ。皮までボリボリ食べれそう。というか、食べましたよ。全部じゃないけど。

  2009年09月20日

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  唐突な連休

  秋の大型連休がスタート！…秋の大型連休？おお、５連休じゃん！と気が付いたのは９月に入ってから（苦笑）全然、予定立てて無いし、というか秋蒔きシーズンなので旅行してる場合じゃない。畑に行かなくちゃ。などと言いつつ、普段の疲れがドッと出て、連休初日は起きれず。畑に着いたときはとっぷりと暮れてしまいました。定植しようと畑に苗を持ってきたけど、作業にならず。出直しです。おっ、ソバの花が咲いてる。

  2009年09月19日

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  Footprint

  9月の集合日は気持ちの良い晴天となりました。気温もさほど高くなく、農作業日和です。田んぼでは登熟中の稲が風にワサワサ揺れてます。まずは畑で冬野菜の種降ろしや定植など。ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、ハクサイの苗の定植。‥ん？しまった。ブロッコリーとカリフラワーの苗にラベルをつけるのを忘れてた。どれがどれだったか（笑）キャベツとハクサイは見ればわかるけど、この２つはちょっと。まあ、いいや。大きくなれば判りますよね。ホウレンソウは丁寧に条まき、ダイコンは点まき。そして、からし菜の種を雑草の中にバラマキ。草の中へのバラマキは、確実性に欠けるけど、種がたくさんある場合はこれが一番楽ですね。土を全く動かさなくて済みますし。作物の生育に影響が出ない限り除草はしないのがポリシーなので、夏野菜が終わった畑には秋の雑草がワンサカ生えてます。そんな草の海の中で作業の実演をしたのですが、一人草むらの中でゴソゴソしてる感じになってしまいました。手元とか、全然、見えなかったですね。すみません。午後は水田の実習です。今の時期、早生で長竿種の黒米は登熟が進んで穂が垂れてきて、ひどいものは穂が水に浸かってしまいます。長時間、水に浸かると穂発芽して収穫にならないので、倒れないよう、いくつかの株をまとめて縛ってお互いに支えるようにしてあげます。さて、毎年恒例の鳥避け網張りの実習です。丸ヶ崎では周囲の田の稲刈りが９月の上旬には終わってしまいます。こちらの田の稲刈りは一番遅い品種で１１月下旬。その差２ヶ月。その間、この辺一帯のスズメたちがこちらに集中して来るので、網を張らないと99%のお米をスズメにあげることになってしまいます。大勢で大きな網を広げるので、すごく大変な作業に様に見えます。実際、大変なのですが、個人区画はそれぞれで網を張ることになります。もっとも、何区画か一緒になって網を張った方が効率がいいので、いくつかのグループに分けて網を張ります。自然農の田んぼはまだ落水してませんので、水がたっぷり溜まってます。網張り作業でうっかり深みに脚をとられると、長靴の上まで水に浸かってドボドボと水が長靴に浸水、これがまた実に気持ち良い、いや気持ち悪い。でも、ドボッとやっちゃった人は、もう、開き直れます（笑）。長靴が浸水しない様に気を使って歩く必要が無くなるので、田んぼの中を自在に歩けて作業効率がアップ。水の中を歩くときは気にならないけど、水から上がると歩くたびに長靴の中に溜まった水がガボガボいって歩きにくい。長靴を脱いでジョボジョボ‥。田植え足袋だとこういうことは無いんですが、あれは履いたり脱いだりするのが面倒なんですよね。実習、兼共同作業で実習田、それと単独で網張りするのが大変そうな人のところの４区画ぶんの網張りを皆でやりました。皆さん、どうもお疲れさま～。さあ、引き上げだ、とふと前の方を見ると点々と足跡が（笑）長靴、脱いじゃってますね？

  2009年09月13日

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  夏と秋

  秋播きの準備で畑の草を刈っていたら、草むらの中からゴロリと現れた丸い玉。そういえば、古くなったスイカの種をこの辺に捨てた様な‥。やった！これはラッキー！完全放任栽培でスイカが！もしやと思って、周りの草むらの中もガサガサ探してみたのですが、スイカはこれ一つだけ。つい、二匹目のドジョウを期待してしまいました。会員さんが播いた秋ソバが生育中。ほんとうに、ソバって生長が早いですね。先週は双葉がでてるな～と見てたんですが、もう本葉を開いてます。園芸品種のリコリス（ヒガンバナ）です。球根を買って植えて５年、何もしないでも毎年きれいな花を咲かせてくれます。そうか、お彼岸が近いんですね。

  2009年09月06日

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  はやっ！

  ここのところ昼間はまだまだ暑いものの朝晩はめっきり秋らしくなってきましたね。お向かいの田んぼはこの週末に早くも稲刈り！籾殻を焼いた匂いが辺りに漂ってました。ウチの田んぼままだ開花中‥。

  2009年09月05日

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  黄金色

  お向かいの慣行田では、稲穂がすっかり黄金色になりました。私たちの田んぼでは、まだ穂が青々としてます。なんたって、まだ穂が出てないのんびりしたヤツもいますから（笑）

  2009年08月30日

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  名残り

  暑いですねえ。７月と８月が入れ替わったような感じです。この暑さで、夏の野菜が息を吹き返してきました。マクワウリが並んで実ってます！糖度が高く、歯応えと食べ応えのあるメロンという感じになりました。これはウマイ！トマトは相変わらず畑に来るたびにたっぷり収穫。オクラは真夏の作物というイメージがあるのですが、晩秋まで採れるんですよ。田んぼでは黒米が登熟中。やっぱり秋が進行してますよ。

  2009年08月29日

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  バテ気味

  ８月も後半になってようやく夏らしい日が続いています。気温的にはそんなに滅茶苦茶な高温ではないのですが、最近、ちょっとバテ気味。そろそろ、いろんな種まきをしなくちゃならない筈なのですが、畑に出るのがつらくて‥。収穫だけはしっかりと。お日様たっぷりでトマトが美味しくなりました。主力品種のイセヒカリも開花中。

  2009年08月22日

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  ご褒美

  今日も日差しは強いながらもカラリと乾燥して爽快なお天気。空気の爽やかさの中に秋の気配を感じます。‥そうか、もう秋か！秋播きを急がねば、と、ポンプ作業の合い間にニンジンの種まき、ブロッコリー、キャベツ、ハクサイの苗作り。８月中には終わらせないとね。で、その、ポンプ作業、二日連続で揚水した結果、3,4cm程度の水深にまで入れることができました。ヤレヤレ。この角度から見ると、ウチの田んぼも棚田っぽいな。ポンプ作業の合い間にマクワウリを収穫。ほんのりした甘さと、しゃっきりした歯ごたえがいいですね～。暑い中、作業したご褒美、ということで。

  2009年08月16日

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  夏の日差し

  おお～、ようやく夏らしいお日様が登場した感じです。暑いながらも、空気が乾燥していて気持ちいい！今日は秋ジャガの植え付けをちょこっとやった後、田んぼの水をポンプで揚水しました。ひさびさにお日様の光をたっぷり受けてます。そろそろ出穂の時期かな。稲の足元の草の様子は自然農らしい雰囲気？こちらは、やや早生の長竿の黒米。ちょうど開花の時期です。やっぱり、トマトは光がたっぷり当たったほうが元気そう。味も、ぐっと甘味が増しました。

  2009年08月15日

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  不意打ち

  今週初め、不意打ちの様な台風が来ました。発生して３日で関東に来るなんて、滅多にあるもんじゃないと思うんですが、田畑の備えをする間もありません。え？備えなんてやるのかって？はい、やるんです。少なくとも、田んぼは。台風、といえば大雨。田んぼの稲を水没させないために一定以上水がたまらない様に排水口を開け、取水口の方は余計な水が入ってこない様に閉めます。ただし、私たちの田の場合、用水の水位が下がると取水口からも水が出て行くので、用水の管理次第では取水口も開けて排水を行います。台風による大雨が予想されたので（実際、月曜の朝は猛烈に雨が降りましたし）月曜の午後、慌てて水口を調整しに行ったのですが、既に水当番の農家さんが水門を閉ざして用水路の水位を下げており、ずいぶんと田んぼの水位が下がっていました。結局、台風による大雨は全く無く、それはそれで良かったのですが、新たな心配事が‥。実は、丸ヶ崎の近辺ではお盆の頃に用水の水を止めてしまいます。（「落水」と言います。）稲刈りの一ヶ月ほど前に田の水を切り、田を乾かして機械が入りやすくするのです。もう、今年の用水は終わり、ということですね。で、台風の翌々日になっても用水の水位が低いままだったのです。こちらの田んぼには溝に水が溜まった程度にしか水が入っていないのに、まさかこの状態で落水！？稲の穂が出て花が咲く頃は「花水（はなみず）」と言って、水を絶やさない様にしたいのですが、これは困った。心配の余り、水当番の農家さんのところに落水の予定を聞きに行ったところ、一応、９月の頭くらいまでは水を流してくれるとのこと。ただし、もう、稲刈りの為に田を乾かしたい農家さんが多いので水量は多く望めません。必要に応じてポンプ作業を行うことになります。中干しが終わってやれやれと思ったのも束の間、まだまだ気を抜くことができませんね。トマトの収穫がピークになりました。

  2009年08月12日

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  夏祭り

  ８月もそろそろ半ば。来週末はお盆か。と、いうことは畑の方はそろそろ秋播きのスタートですね。ニンジンの種まき、カリフラワーの苗作り、そして秋播きの準備として畑へヌカまきなどをやったのですが‥‥蒸し暑い！ちょっと体を動かしただけで汗がタラタラ。参りました。さて、畑の野菜は秋に切り替わりつつありますが、夏のさなかではあるけれど秋の気配を感じさせるのが夏のお祭りではないかと思います。田んぼのそばの広場で、今年も「ジリミリ」が行われました。種まきがひと段落した頃、お祭りが始まったので、汗をふきふきお店やステージを見物。冷たい氷でほっと一息です。買い食いしたり、ステージを眺めたりしているうちに、何やら雲行きが怪しくなってきました。遠くで「ゴゴーン」という雷の音が！大丈夫かなあと思っていたら、案の定、しばらくしてものすごく激しい雨が降り始め、田んぼの仲間と休憩小屋に逃げ込みました。一般の参加者の皆さんはどうしているのかなあと心配だったのですが、広い軒先や屋敷林の下などそこかしこに雨宿りできる空間があったりして、案外とやり過ごせたそうですね。そして、たたきつける様な雨も30分ほどで止んでくれて無事、お祭り再開です。陽が暮れると、焚き火が祭りを彩ります。田んぼの会がご縁でステージ参加される方も！キューバダンスの伝道師、ノリータさんです。私も、サルサステップレクチャーに参加しましたよ（笑）「ジリミリ」が終わると、畑はいよいよ秋モードです。

  2009年08月09日

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  週末は雨

  ここのところ、毎週末、雨が降っている気がします。雨の量は大したことはないんですが、とにかく日照が少ない。お米の出来が心配なところです。そんな心配はどこ吹く風のイネたち。そういえば、カヤツリ草の花の時期ですね。畑の野菜も戸惑い気味。収穫量は例年とそれ程差は無い様に思えるのですが、少し味が薄いというか。ツルムラサキは元気です。ツルの先端を刈って収穫したら、どわっと脇芽が出てきました。

  2009年08月08日

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  振り返る

  8月の勉強会は実習ではなく、屋内で今年前半の田畑の様子をスライドで振り返りながらの座学です。田植えや草取りがひと段落し、夏から秋への季節の変わり目の今が、ちょうど今年前半を振り返るいい時期なのです。それに、やっぱり外は暑いし（笑）丸ヶ崎の会では毎月の集合日に、皆さんの学びのヒントになればと、資料をお分けしています。草について、虫について、水について、土について‥などなど、毎月、テーマを決めてA4 2枚（にギッシリ7000文字（笑））にまとめているんですが、せっかくの屋内での勉強会なので、資料書きで溜めたうんちくを炸裂させようかと。かと、思ったんですが、皆寝てしまうので止めろと相方が言うので（笑）、仕方なく各テーマについて一言だけ解説するに留めておきました。今日の勉強会の目玉は、今年前半の、田畑や皆さんの様子の写真のスライド上映です。一挙、500枚（笑）。ブログでも写真を公開していますが、個人が特定できそうな画像は自主規制してます。でも、この日は内輪なので遠慮なく。都会の喧騒を離れて、きれいな水と空気の田舎で自然農を。そんな、夢を木っ端微塵に打ち砕く（笑）、実話のいくつかをご紹介。相方が是非やりたいというので。移住トラブル、意外な田舎の自然環境、不慮の農作業事故、そして学びの不足から来る自然農の行き詰まり‥、ここではこんなふうにボヤッとしか書けませんが次々と繰り出される不吉な話に参加された方もぐったり？（苦笑）夢を微に砕いて終わりでは後味が悪いので、最後は仕切りなおして、学びの原点に帰ってみました。会の皆さんは、それぞれどんな田畑を思い描いて、今年の学びを始めましたのでしょう。皆さんの理想の田畑とはどんなイメージなのでしょう。私にとっての理想の田畑は10年前に訪れた奈良の川口さんの田畑です。気候風土の違いがあるので、全く同じにはならないと思いますが、折々にどのようにしたら近づけるのか、考えています。その、10年前の写真を皆さんに紹介しながら、自然農の基本を再確認しました。

  2009年08月02日

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  ロールアップ

  ここのところ、ナスの調子がいいんです。樹のあちこちから実がプクプク膨らんできてます。これは丸ナスの小さいやつですね。陽射しの厳しい日中は葉っぱを丸めています。最初は、病気かな、と思ったのですが、朝夕は葉っぱを広げているのできつい陽射しを避けている様にも見えます。他の品種のナスはあまりこんな様子はみられないのですが。今年もまたヘチマキュウリを作ってしまいました（苦笑）。まあ、これはこれで調理法があるので無駄にはなりません。いや、むしろ待ってましたというべきか。

  2009年07月30日

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  なくてはならない草たち

  もう、７月も終わり。水田の方も、除草の時期が終わろうとしています。田植え直後はどこにいるのかわからない位、たよりなかった苗。田植え後、３回も除草すれば、もう草に負けることはありません。イネの足元にはまだ草が残っていますが、もう、除草の必要はないでしょう。というか、この草たちはむしろなくてはならない草たちです。草があることで、田畑が豊かになるのです。これ、自然農のキモだと思ってます。もうちょっと、カメラをイネの足元に近づけてみると、こんな感じです。‥もう一回くらい、除草しようかな（笑）いや、大丈夫！この草は匍匐して伸びるけれど背はそんなに高くならないからイネを覆うことはありません。それに、もう、８月だし田んぼに入らないでよければそれにこしたことはないし。今年はこのままいってみようかと思います。

  2009年07月30日

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  逆戻り

  実は、今週は夏休み。しかし、休みだというのに天気が良くないです。梅雨に逆戻り。誰だ、梅雨明けだ、カラ梅雨だ、なんて言ってたのは‥。でも、まだ、関東地方は比較的日照時間もあり、気温が高い日も多かったのでましな方かも。今週の前半は暑い日も多かったし。夏野菜の出来も、まあまあです。中でもオクラは順調ですね。ただ、トマトは結構、病気が出ました。雨が多かったせいかな。大玉トマトの実が青いまま枯れてしまうものもありました。せめて赤くなるまで持ち堪えて！と思うんですが‥。このトマトは大丈夫そう。赤くなったヤツは早速収穫。

  2009年07月28日

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  真っ盛り

  この週末は夏真っ盛り。早朝から田んぼの除草作業をしていたのですが、10時を過ぎた頃には暑さでフラフラに（笑）。でも、おかげで夏野菜の収穫も好調です。トウモロコシが採り時となりました。株元に米ヌカを軽く一握り播いただけですが、結構、太ってくれましたよ。シシトウまみれのシシトウの樹。これ位の気温が丁度いいのか、今が絶好調という感じです。シシトウをピーマンがわりに食べてます。ツルムラサキはあっという間に支柱のてっぺんまで届いてしまいました。先っぽをスチョンと切って、食べちゃいます。夏の葉物は、ツルムラサキとか、モロヘイヤ、エンサイなどが丈夫で育てやすいです。トマトは少しずつですがコンスタントに採れてます。青い実がたくさんついているのですが、熟して真っ赤になるのが待ち遠しいですね。キュウリの採り時はあっという間なので、見逃さないようにしなくては。立ち性のキュウリはこうやってぶらさがっているのが見えるので探すのが楽なのですが、地這えは草に覆われると見逃しやすいですね。はっ、と気づくとヘチマ大のキュウリがゴロンということもしばしば。同じツル性のマクワウリも地這えなので、草むらの中に潜んでます。でも、とても大好きな果物なので絶対に見逃さないぞ（笑）。ただ、採り時の見極めがちょっと難しい。果物系は、採り時を誤った時のガッカリ度がとても大きいので、慎重に‥。初夏から梅雨明けの頃までの間、草に負けない様に作物の手助けをしてあげれば自然農の畑はいろいろな恵みをもたらしてくれます。草とともにありながら、草に負けずに実りをもたらしてくれる作物たちの姿は美しく、収穫もいっそう楽しくなります。

  2009年07月26日

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  例祭

  今日は丸ヶ崎にある子膾神社の例祭の日です。お世話になっている農家さんから、地元の例祭があるので見てみたらいいよ、と言われ、今年、初めて訪れてみました。朝の９時前には、お堂の前の広場に地元の方が集まっていました。おおきなムラ（さいたま市内でムラというのも変ですが）ではないのでそんなに大勢ではありませんが、何人か、お世話になっている方も来ておられて挨拶を交わすことができました。なぜ例祭がこの日なのか、確かなことは判らないそうですが、昔のお米作りの暦では田植えと草取りがひと段落する時期が今頃で、皆が集まりやすかったのでは、ということでした。ちなみにこの幟旗が立つのは、この例祭の日以外には２月、つまり旧暦のお正月の新年の集まりのときだそうです。ところで、このお堂は地域の皆さんが集まる集会所で、地域の寄り合いなどでよく使われています。ご神体はこちらの祠です。子膾（なます）神社とは変わった名前ですが、ちょっと怖い言い伝えがあるそうです。実際にあったことなのかどうかはわかりませんが、今では五穀豊穣を祈願する神様として祭られています。ご神体の祠に神主さんが祝詞をあげます。この神社には神主さんがいないので、伊奈町の氷川神社の神主さんをお呼びして祝詞をあげてもらっているそうです。

  2009年07月25日

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  欠ける

  今日も朝から田んぼへ。といっても農作業のためじゃありません。やっぱり、見たいじゃないですか。日食。しかも、田畑の変化の様子も見れれば面白いのではないかと。しかし、朝は雨、食の開始時間になっても曇天模様。しかし、ほんの一瞬、雲の合い間から太陽が覗くことも。畑の方は暗くなってますが、これは単に曇天のせい？いや、心なしか気温が下がっている様な。最大食の頃（11時10分すぎ）、雲間から太陽が！雲がかかっていたので肉眼でも見える位。結局、日食グラスの出番なし（笑）。食のピークが過ぎるにつれ、だんだん蒸し暑くなってきました。蚊も出てきたので、退散です。

  2009年07月22日

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  リリース

  ２年ほど前から、私たちの田んぼに亀が棲みついています。といっても、誰かがペットの亀を私たちの田んぼに放したらしく、野良亀となって、たまーに姿を見かける程度のおつきあいなのですが。どうも気性が荒い種らしいので、見かけたら保護しておいて下さいと会の皆さんには伝えておいたのですが、今朝、田んぼの除草に来た会の方が保護に成功しました。かなり大きいです。甲羅が人の顔くらいあるかな。たぶん、ミシシッピアカミミガメ（通称ミドリガメ）ていうやつですね。保護されたら飼いたい、という人がいたので早速、電話してみましたが生憎旅行中で留守の様。どうしようかと、思案していると、亀がバケツの中で大暴れ。仕方ないので外に出そうと持ち上げると「フンッフンッ」と荒い鼻息。（亀の鼻息なんて初めて聞いたよ‥。）ジロリとこちらを見る眼も、こちらを個体として認識している感じ。田んぼの主と化した亀に呪われるても困るので、近くの川にリリースしてあげました。

  2009年07月20日

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  選ぶ

  同じナス科の野菜のトマトとナス、どちらを作付けるかを選ぶとすれば、ついトマトを選んでしまいます。要は、トマトの方が好き、ということですが、ツヤツヤのナスの実がナスの樹のあちこちからプクプク膨らんでくるのを見るとなんとも可愛いいもんです。丁寧に世話をすると、それに応じて実ってくれるし、手間のかけ甲斐から言うと、ナスの方が楽しい気もします。田んぼの除草の合い間に野菜を収穫。しっかし、暑い！

  2009年07月19日

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  ナミナミ

  今日、ポンプ作業をしに田んぼに行ったら、すでになみなみと水が入っていました。どうやら中干しが終わり、用水にたっぷりと水が戻って来た様です。ああ、よかった。３連休の間、毎日ポンプを動かさなくてはいけないかもと半ば覚悟してたんですが、これで安心です。イネたちも嬉しそうに風にそよいでいました。一方、鴨たちは相変わらず田んぼでエンジョイ中。ただ、水がいっぱいのせいか、田んぼの中の動きがスビーディになってましたね。

  2009年07月18日

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  強制中干し

  集合日が終わったと思ったら、連日の猛暑！ついには梅雨明け宣言も出る始末。中干し期間中の田んぼの給水は梅雨の雨を期待していたのに！この前の集合日に皆で田植えしたところは早速、鴨たちの集会所。数えたら21羽いました。私たちの田んぼ以外の田には全くカモの姿が見えません。もしかして丸ヶ崎近辺の全てのカルたちの集会所になっているのでしょうか？「ここはなごむわー。」田の草取りは一列おきに除草しています。こうすることで、その場に棲む虫やその他の小動物が棲みかを無くさずに済みますし、なにより一面ぶんの除草所要時間が半分で済みます。どちらか片方から光と風が届くので完全に草にまかれることはありません。とはいうものの、次の除草タイミングで残した側をちゃんと除草しないと草の勢いが大変なことになりますので、除草のスケジュールは守らないと‥。ここ数日の猛暑で田んぼの水の蒸発も盛ん。水位がどんどん下がり、地面がむき出しで、もはや中干し状態と言ってもいい感じです。田面の高い田んぼは溝に水が溜まっている程度。ああ、水が欲しい！思案しているところに、水当番の農家さんが通りかかり「水をちょっといれておいたから。」と言われました。ナルホド、用水路を見ると少しだけど水が流れている！でも、ウチの田んぼの取水口から流れ出るほどの水位は無く、ポンプで吸い上げる必要があるため、緊急でポンプ作業を行いました。お昼前後と夕方の２回、作業を行った結果、5ミリ程度水位が上がった（様な気がした？）のですが、まだまだ全然足りません。このまま用水の水が低い場合、今度の週末にポンプ作業を行う必要があるなあ。

  2009年07月15日

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  さなぶり２００９

  ７月の集合日は毎年恒例のさなぶり（早苗饗）－田植えが無事終了したことの感謝とイネの健やかな成長を願って催される宴－です。でも、勉強会もやりますよ！まずは畑の草取りについて。水がたっぷりで温度も適温、そして日光もほどよくやわらか（強すぎる光はかえってダメ）な梅雨時は草たちの光合成がもっとも盛ん、つまり草の伸びが激しい時期でもあります。逆に、この梅雨時に作物が草に負けない様にしてあげれば、あとは作物の方が草を制してくれるので、真夏の草取りは楽になります。しかし、梅雨は雨の日が多くて作業ができず、除草が間に合わないこともあります。そんなときは最低限、畝の半分だけ除草すれば作物に光と風が届く様になります。そんな除草の仕方を実習畑でやってみました。生長点を残して刈ると、脇芽が出てかえって草が混んでしまうので刈るときはヒゲを剃るように(?)、ノコ鎌で、地面スレスレの所を刈ってゆきます。抜いたりはしません。自然農でもっともよく使う道具の３点セットは、ノコ鎌、移植こて、平鍬、（時にスコップ）ではないかと思うのですが、私は移植こてではなく「山菜掘り」用のナイフを使ってます。ナイフ、といっても刃は鋭くないので指を切ったりしません。この「山菜掘り」は普通の園芸用移植こてに比べて遥かに丈夫で、折れ曲がってしまう様なことがありません。それに、穴を掘るとき雑草の根を苦も無く切れるので、草の多い自然農の畑向きの道具だなと思います。もちろん、田植えのときにもこれを使ってます。これは10年以上使ってますが、劣化しません。それどころか、年季が入って風格が出てきたような気が（笑）さて、今年、途中で仕事が忙しくなって田植えが出来なくなってしまった人が出てしまいました。その区画を放棄してしまうのももったいないので、集合日の共同作業で皆で植えることにしました。まずは、田んぼの草刈りから。15人位で一斉に草刈りをすると、みるみる進みます。草取りをしていると、なぜかイネがたくさん姿を現して来ました。すでに田植え済み？いや、これは去年のコボレ種の様です。もったいないのでコボレ種のイネは刈らずに残し、その間に田植えをすることにしました。コボレ種のほとんどは黒米でした。黒米、強し。１区画、草刈り～田植え完了まで１時間半ほど。やっぱり大勢でやると早いなあ！やった、これで「さなぶり」が出来る！一方、その頃、休憩小屋では宴会準備のための大掃除中。いったん、小屋の中のものを全部外に出します。ゴザも雑巾で拭き掃除‥。あれ？見学の人にまで手伝っていただいてますね。すみません、人使いが荒くって（苦笑）うーむ、こうして見ると、休憩小屋の中は結構広いなあ。実は、毎年、さなぶりを口実にして休憩小屋の大掃除をしてるってわけです（笑）宴会のための持ち寄り歓迎、と言いましたら、心づくしのお料理の数々が！ありがとう、皆さん！これで私の昼メシ代がうきました！普段、農作業の合い間位しか言葉を交わす時間が無いので、こういう宴があると普段、お話できないようなこともできていいですね。宴会の席の話をいちいちここで書くことはしませんが、ウチのカミサンは「北條政子」の件がまんざらでも無かったようです（‥って、なんのことやら？）。そういえば、この宴会に実習畑でとれた野菜がだせたらいいなあと思っているのですが、なかなか思い通りにいきません。今年はエダマメがいけるかなと思ったのですが、量が少なかったのと、煮る為の道具が無かったことであきらめました。遠くから車で来る人も半数近くいるので、お茶が多目の宴会ではありましたが、皆さん、楽しんでいただけましたでしょうか。稲刈りがおわったときにも宴の風習があるそうです。いままでやったことはないのですが、今年はそれもやれればいいなと思ってます。おっと、そういえば皆さん、宴のテーマ、「イネの健やかな生長」を祈願しましたか？しましたよね！

  2009年07月12日

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  びみょー

  今日は湿度が低く、気温もさほど上がらずで、とても気持ちのいい日でした。まさに農作業日和！明日は集合日で作業ができないので、今日のうちにやれるだけやってしまわなくては。１週間空けてしまうと、すぐにキュウリが巨大化。生で食べるか、加熱するか、ビミョーな大きさに‥。会員さんが栽培している、つるありインゲン。葉や莢に風があたって気持ち良さそうです。ふむ、なるほど。つるなしは雑草に埋もれがち、豆も葉っぱに隠れて見つけにくいのですが、つるありは草の上に顔を出すし、豆も見つけやすいですね。支柱を立てるのが面倒で、つるなしばっかり作ってたけど、来年はつるなしもやってみようかな。暑くなるにつれ、ウリ類は元気になります。瀕死だったマクワウリは畑で茂ってきました。このままでいくか、整枝するか‥。オクラは雑草より頭一つ顔を出すようになってきました。よし、これで楽になる！あとは周囲が草でムレない様、ときどき除草してあげるだけでＯＫ。シシトウも暑くなると元気になります。どんどん実をつけてきました。開花中のトウモロコシ。この前、お隣の農家さんからもぎ立てのトウモロコシをいただいて生で食べてみたら、ものすごく美味しかった（甘くてジューシー！）ので、自分のトウモロコシでもやってみようと目論んでいます。ナスもひそかに（？）実をつけてますね。採り時を逃していると樹勢が弱まるので適期に収穫します。エダマメ、もう採ります！やった、夏のエダマメだ！

  2009年07月11日

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  時間差

  夏野菜がぼちぼち採れてます。（昨日、キュウリとかトマトを少し収穫してしまったので、この画像はボリューム控えめですけど。）トマト、ナスは一気に作付けしたので採れる時期も集中しそう。しまった。少しずらせばよかった。でも、時間差っていうのはなかなか難しい。播種や定植を２週間ずらしても、案外、追いついてしまって、結局、収穫は同じになってしまうことも。まあ、作戦が失敗しても、収穫できればそれだけでも嬉しいですが。懸案のナスの支柱立てもようやく実施。支柱の長さをどれくらいにしようかちょっと悩んだんですが、90cm位にしてみました。今までそれ以上大きくなったこと無いし、長いと棒が畝からはみ出て邪魔になってしまうので。絵的にも、これ位でいい感じなので、これでよし。エダマメはだいぶプックリしてきました！

  2009年07月05日

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  デジャブ

  田んぼが草でま緑に！この光景はどこかで見た様な気が‥デジャブ？ここのエリアは２週間前に一度除草したのですが、田面が高いので水がのらず、草の勢いが激しいのです。遅れ気味の除草作業ですが、イネの姿を確認しつつ除草を進めます。ここは焦らないことが肝心。焦って、バッと雑草を掴んで鎌を入れると、イネまで一緒に刈ってしまいます。草丈も草の姿もイネとそっくりの雑草の中から、植え条と株間からイネがいそうな場所をよく見ると、葉の色や茎の固さなど周りとちょっと違う奴がいる筈。そいつを残して、周りの草を刈り払います。そうやって丁寧に除草を進めると、意外と（？）逞しく育ったイネたちが姿を現してきます。一本植えの小さな苗だったのが、ずいぶんと立派になりました。

  2009年07月05日

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