ふしぎな火の治療広告
「ふしぎな火の治療」一般発売記念紙上対談A.有留秀雄 著者 施術処まるいあん 院長 S.末廣富男 鍼灸師 まるいあん宮崎 院長 O.押川 隆 鍼灸マ師 押川鍼灸堂 院長 N.中武宣和 鍼灸マ師 東洋鍼灸治療院 院長 A.本日はお忙しい中お集まり下さいまして、ありがとうございます。S.さっそくですが、せっかく文芸社で作られた御本を我々が販売する理由を教えて下さい。A.はい、本の印刷や宣伝など文芸社にお世話になりました。契約が3年で終了致しました。も少し売れると思いましたが、宣伝不足で社会認知がされませんで契約が切れました、ようするに売れなかったのが原因です(笑)でも患者さんやネット販売のAmazonさんでは未だに人気があるのです。N.病気やお灸治療効果など、内容は患者さんや治療家の立場を大切にして、本気で書かれたのではないですか。O.先生の治療実績を、も少し踏み込んで欲しかったのですが。A.確かに歯がゆい気持ちは解ります。しかし東洋医学の効果は個人差の多い治療です、本気で治している治療院は病名だけで治療効果を競う事をしない、また宣伝目的の本にしたくなかったのです。S.先生はいつも「治さずにお金を頂くのは詐欺だ、ちゃんと治せ」と言われます。この言葉が私の成功の素と考えます。この御本の中にその精神が書かれています。O.私に「弟子を育てろ」と良く言われます。習うより教える時が学びであると言う意味が最近よく理解できます。N.新たなお灸の色々な流派が学びたくて、深谷灸法を東京で学んでいます。澤田流等も興味があります。先生は何を基礎とされて今の灸療法を確立されたのですか。A.皆様は私の治療院で学ばれた方ですので、私の治療は自己流に見えたでしょう。確かに他に例が無いので自己流ですが、師匠はいたのです。それは患者さんです。今は亡き灸の名人が患者さんに残したお灸の跡と治癒効果(患者さんの声)から学んだ治療法が多い。師匠は患者さんの実治療です。 ・・・ですから患者さんを裏切ってはいけないのです・・・ 患者さんの頼みに「はい、治しましょう」と、治療師は治せば良いそれが患者を師匠とした治療です。皆様のような優秀な弟子と患者さんのお陰で私も1人前の鍼灸師に育てて頂きました。鍼灸の技術は患者さんと弟子が鍛えます。O.ところで、先生 御本が売れないと困るのでしょう。A.実は困っているのです(大笑)五千冊作り四千冊が売れたと言うか悩んでいる患者さんに配りましたので消えました。(嫁怒)残り千冊ほどあります、本を読んでお灸の良さに気付いて頂けたらと思い、本音で語る、この対談広告を作りました。N.そこで、もうひとつ本音を聞かせて下さい。どの様な疾病が治し易いでしょうか(読まれる方の為にも教えて下さい)又著効のでる症状は?A.困りました。どうお答えすれば正しい答えになるのでしょうか、東洋医学には直ぐに効果が現れるものがあり、治療直後に効果が現れる疾病は、説明の必要もないので助かります。例を挙げると扁桃腺炎や瘍や面疔等の腫れ物、ギックリ腰や坐骨神経痛、肩こりや頭痛そして腕神経痛等の急性症です。皆様はぎっくり腰の治療に3回や5回も治療する者はいないでしょう。(稀に原因が酷いもの除いて)O.腰痛の主因が筋肉である事を理解してから、屈位痛、背屈痛、立てない、座れない症状の急性腰痛は必ず1~2回の治療で治せるようになりました。【慢性症について】S.慢性症つまり椎間板ヘルニアや脊椎管狭窄症による腰痛や坐骨神経痛、間欠性破行症、そして頸腕症候群や五十肩の効果と治療に関してはどう考えますか。N.ずいぶん前ですが、2年程坐骨神経痛でお困りの方を私に紹介し、お灸の点をおろして頂きました。ひどい椎間板主因の坐骨神経痛が一月程で治り、びっくりしました。その後は自分で治せるようお灸治療に傾倒しました今では、灸点のふしぎさも理解体験して、自信を持ってお勧めできます。A.S先生の膝関節の治療、N先生の慢性腰痛の治療は定評のある治療ではありませんか。皆様が治験体験されている様に、お灸の治療効果は、何が何でと説明が簡易できません。N先生の言葉の「ふしぎな効果がある」が一番相応しい答えでしょう。今回、書籍名を「ふしぎな火の治療」とした理由です。【お灸の効能】造血管作用 白血球増加 オプソニンの増加(喰菌作用が増す) 白血球遊走速度が増す 鎮痛鎮静作用 代謝促進作用 神経細胞の賦活 抗アレルギー作用 自律神経の鎮静作用 他色々な作用が混在して働きます。特に慢性扁桃腺炎の根治法では、細菌に対する抗菌作用や喰菌作用が働くと共に扁桃腺付近に血管が作られて血液の循環が良くなり、又お灸の直熱による細菌コロニーが破壊され、術後20年~30年扁桃腺炎の熱が出ないと言う。嘘のような本当の話がたくさんありますので、あえて不思議なと申し上げています。O.質問、お灸は具体的に何に効くのでしょうか、体験談を紙上公開出来ませんかA.患者さんの喜びの声を体験談として記載しているホームページを最近よく見ます。こんな風に書くと「私も治るかも」と思うでしょう。真実は口コミで広がりますので、口コミまでを誘導したくはありませんね。治療家のモラルの問題です。論より証拠と言われるように、やはり御自分の身体で体験して効果が出る、又は出ないと判断すべきだと思います。N.最後に五十肩と膝関節炎について、病理理論と治療法を紙上公開して頂けませんかA.難治性であると言うのは、病因の把握と病因消去が行なわれない、つまり原因が消去されない故に治らない、あたり前です。五十肩の原因は、肩甲下筋の萎縮です。鍼灸の神様と呼ばれた筑波大教授の芹沢先生が講演会でこのお話をされました。聴講者の多くは肩甲骨上の棘下筋と聞き違えました。五十肩の治療効果は全く上がりません。主原因である肩甲下筋を緩めると治ります。膝関節炎の原因は半月版が磨耗したのが原因ではありません。もうひとつ基の原因があります。半月版が磨耗する骨位置になった理由です。あえて答えは伏せます。「ふしぎな火の治療」を参照して下さい。S.宮崎丸井庵会を代表して、この様な本をご紹介する大切な対談に出席出来た事、そして、今後この内容が多くの人達に幸せをもたらしますように祈りまして、終了とさせて頂きます。 「ふしぎな火の治療」 主な目次 お灸技術は天山を越えて お灸は四三度 伝統医学の灸治 小さなふしぎから] 繰り返す力 表裏の紙 痕のつかない灸は効果がない 治ること 気血水の滞り 腰背部痛の治療点 メニエール症候群 根性坐骨神経痛 急性腰痛と治療 高齢者の劇症腰痛 自律神経失調症 頸肩腕と五十肩 変形性膝関節炎 更年期障害 ストレスは肩こり 鍼治療の深さを決める 灸の熱さを加減する など注文は http://www.maruian.com/fisiginahinotiryou.htm