2019.03.25

『悲しみの津波』

(14)
テーマ:咲夢詩(636)
カテゴリ:詩とイラスト


『悲しみの津波』

 

沢山の命を

沢山の家や車を

街を

思い出を

叫びを

涙を

全てを呑み込んで

津波は

海の彼方に消えていった。

 

わたしにとって

海は

そんなに遠く無く

そんなに近くも無い場所にあった。

そんなに近くも無い場所にあったから

わたしの命は助かったのだけど

そんなに遠く無い場所にあったから

沢山の思い出があったし

知人も居た。

 

津波は消えたけど

大きな大きな悲しみは残った。

 

大きな大きな悲しみは

今も、消えない。

 

永遠に消えない悲しみを

津波は運んで来た。

 






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最終更新日  2019.03.25 21:00:32
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