白金酒造「白金乃露 栗黄金」
最近開栓した焼酎が残り半分くらいになったので、まだ絶対的な基準が出来ていない自分が比較しやすいように次を開けよう。……ってことで、今日は白金酒造の「白金乃露 栗黄金」という芋焼酎を開栓。近所の酒屋が閉店セール中だったので900ml瓶を3割引の726円で購入。この酒は、それ程多量に栽培・収穫される品種ではない栗黄金という芋で作られた原酒と黄金千貫で作られた原酒とをブレンドして作られた焼酎だ。プレミア価格で売られるタイプではないが、販売は年1回らしく、いつでも買えるというものでもない。白金酒造の御家芸であるところの「磨き芋仕込み」も健在。白麹か黒麹かは調べた限りでは不明。ウェブ通販をやっているショップを何件か見たが、白麹と表記しているショップも、黒麹と表記しているショップも(数軒程度の調査では)同じくらいの割合である。原酒がブレンドされていることは明らかにされているので、もしかしたら白麹による原酒と黒麹による原酒が両方使われている可能性も否定できない。白麹・黒麹ブレンドとしているショップも存在する。この酒を特徴付けるのは「栗黄金」という芋の筈なので、麹の種類はまぁどちらでも良いか……。追記) 部屋が臭くならないし基本的にマイルドな辺りは白麹っぽいが、微妙にスパイシーさもあるからやっぱりブレンドか?蓋を開けた時点で甘い芋の香りが漂い、芋焼酎の楽しみを期待させる。まずはロックで。口当たりは軽く、味わいはフルーティ。ピリピリとした刺激も無く柔らかで、これこそ芋焼酎という雰囲気。微妙に苦みのような物もあるが気にはならず、むしろアクセントの一つといった所。後味はさっぱりしているが、余韻が残る感じ。こっくり。次はお湯割。6:4では芋の甘さもあり、とろっとした口当たりが良くフルーティさもあるが、飲み始めはアルコールっぽさが目立つというかドライに感じる。飯の準備が出来る前に飲み始めてしまったので評価が微妙な所だが、食事中に飲む酒としてではなく、「今日は酒を飲むぜ。飯のことは後で考える」って感じの飲み方にも対応できる酒か。食事が出来た!食中に飲んでも、芋のほっこりした感じが失われないまま楽しめて中々良い。その上冷めてきたお湯割がまた好みに合う。刺々しさの無いまったりとした芋の風味がいける。これはせっかくのセール品を何本か買い溜めておかないのは間違いだな。追記) 5:5でも6:4と雰囲気は然程変わらず、単に薄くなった感じ。これなら割り方が適当になっても安心。季節柄試す予定は無いが、あるいは水割りもいけるのかもしれない。追記その2) 6:4で前割し、電子レンジで燗という飲み方でもかなりいける。クリアな感じになりすぎるか……という懸念もあったが、この焼酎は芋の風味・旨味がしっかりしているので、ややお上品になった感じはあるが旨い。幻の芋「栗黄金」使用年に一度のみ秋季発売の限定品 白金酒造【平成24年9月入荷商品】芋焼酎 ...価格:1,090円(税込、送料別)