カテゴリ:焼酎類感想
昨日は田崎酒造の芋焼酎の内、白麹仕込みの「さつま七夕」を開栓したので、今日は黒麹仕込みの「薩摩くろ七夕」を開栓。これは近所のスーパーで900ml瓶を898円で購入した。大体の場合は近所のスーパーの方が安い。
まず最初に少しばかりロックで。 開栓した瓶から漂う香りは正に芋。これは昨日開けた白麹仕込みの「さつま七夕」よりも明確に力強く香る。 口に含めば、舌に多少ピリピリとした刺激があるが、芋の甘さも同時に感じる。甘辛い……という言葉とはイメージが異なるが、甘くて辛い。もっと簡単に表現するなら、「薩摩くろ七夕」は濃い。 氷が溶けてくるに従ってまろやかな感じになり、グラスに注いだ分を飲み干す頃にはのどごしも軽やかになり、実に面白い。 何も考えずにだらっと酒だけ飲んでいたい……という時に飲むのには合わない感じだが、例えば食後、本を片手にゆっくりと落ち着いた時間を過ごそうと思う時に「薩摩くろ七夕」をロックで飲むという選択は中々良いのではないか? つまみは手の込んだ料理ではなく適当な乾き物で。何かに没頭しつつ、時々思い出したようにちびりと口に含み、ぽりぽりとつまみをかじる。 ――そんな付き合い方が似合う。 次はお湯割で。6:4で割ってみた。 お湯割にすると風味は昨日の「さつま七夕」に良く似ている。ただし舌で感じる印象はやや異なり、6:4のお湯割でもピリピリとした刺激を感じる。総合的に見て「薩摩くろ七夕」は「さつま七夕」を一回り太くした様な印象で、「これも七夕だ」と言える。 田崎酒造の七夕という銘柄に関しては本日開栓した黒麹仕込みの「薩摩くろ七夕」の方が白麹仕込みの「さつま七夕」よりも好みに合うようだ。長島研醸の島美人の時とは白黒逆の好みとなった。芋焼酎も中々奥が深いな。 追記) 後日、6:4で前割して電子レンジで燗という飲み方を試した結果、この「薩摩くろ七夕」の場合、それが私的にはベストだと感じた。他にある旨い酒が要らなくなる程ではないが、これは中々に旨い。これしか知らず他の旨い酒が入手困難なら、ずっとこれを喜んで飲んでいただろう……という程度には旨い。
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最終更新日
2013年05月23日 20時17分11秒
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