2023/02/16(木)00:55
南武縦貫鉄道:キハ10形レールバス&キハ103
南武縦貫鉄道:キハ10形レールバス&キハ103
南武縦貫鉄道の続きです。
撮影の記録を見てみると、同線には過去に4度訪れていますが、いずれも北海道へ渡る途中やドライブのついでといった感じで立ち寄っていた程度です。
第3セクターで投入された新車のレールバスとは違った、本来で言うところの純粋なレールバスとしては日本で唯一の現役車輌であり、その貴重さはわかっておりました。
しかし、運転本数が少なく、撮影がしづらくなった路線でしたので、「ついで」くらいに考えないと効率が悪すぎた「遠くの地のローカル私鉄」でした。
昭和58年9月8日 七戸駅にて キハ10とキハ103(除籍済み)の並び
初めて訪れた南部縦貫鉄道。稼動しているのは、実質キハ101&102でしたが、奇しくもここまで乗った往きの列車はキハ104(元国鉄キハ10)でした。
昭和61年9月10日
2度目の訪問は、自動車の運転免許を取って初めての遠征のときでした。
この頃の同鉄道は、赤字により運転本数が激減しており、撮影地に着いてから日没までに、結局この1本しか撮ることができませんでした。
昭和63年2月23日 野辺地駅にて
3度目の訪問は、北海道へ行く途中、ED75牽引の「ゆうづる」撮影を兼ねて野辺地で下車し、キハを撮ったものです。結局、キハの発車を待つこともできず、雪が深すぎて移動が困難となり、「ゆうづる」もお蔵入りになるような写真しか撮れませんでした。
時間の都合で、同線にも乗ることは出来ませんでした。
平成2年9月4日
最後に訪れた南部縦貫。これも北海道へ渡る途中に寄ったものです。このポイントだけは押さえておきたい所でした。でも、レンズ性能がが良くないのか、甘~い写真になってしまいました。
平成2年9月4日
木立に消え行くレールバス。また訪問できることを願って後にしましたが・・・
平成9年に存続が困難と判断されて鉄道線の営業は休止され、5年後の平成14年に正式に廃止となりました。
しかし、貴重な機械式レールバスは、保存会によって大事に保存されていることはうれしい限りです。
ずいぶん昔に発売された南武縦貫鉄道のレールバス。キハ104の製品化に合わせ、こちらも再生産されることになったようです。
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