マル鉄鉄道写真館2

2023/08/11(金)09:05

583系:特急「はつかり」その1

特急列車(国鉄・JR)(190)

583系:特急「はつかり」その1 「はつかり」は、昭和33年10月ダイヤ改正で誕生した東日本初となる特急列車で、上野(東京)~青森間を結びました。 誕生当初は、東海道線特急列車の電車化により発生したスハ44系及び10系グリーン車・食堂車を使用した客車列車であり、ブルートレインと同様の塗装をした大変オリジナル色の強いものでした。また、しばらくの間は常磐線経由の設定となっています。 昭和35年、国鉄初となる気動車特急キハ81系により無煙化、スピードアップが図られますが、初期故障が多く、遅れが多発したことは有名です。 昭和43年、東北本線の全線電化開業により、初めて東北地区に583系が誕生します。 583系による運転は9月9日となり、さらに10月のダイヤ改正では東北本線経由に改められます。 大きな改正ごとに本数が徐々に増発され、昭和48年のダイヤ改正で初めて「はつかり」にも485系が使用されることとなりました。 今回は583系「はつかり」の昭和53年10月改正前の写真をご紹介いたします。 昭和51年 上野駅にて 昭和52年 上野駅にて 昭和52年頃 「はつかり5号」 中学生になったばかりくらいなんでご勘弁ください。 この頃から上野駅でよく撮影するようになりました。 昭和53年10月改正以前は文字マークが使用され、特にこの583系の夜行列車の雰囲気をした緑色の文字が大好きでした。 昭和51年頃 昭和52年頃 昭和52年頃 東北地区の583系の運用が増大する中で、これに不足した車輌を西日本から転属で賄うことになり、このとき青森所に転属してきた車輌の中に、クハネ583-29及び-30がありました。 型式はクハネ583ですので、特に「変わり者」というものでもないのですが、この2両は暖地向けとして製作された車輌であったため、タイフォンが開放型であったわけです。見慣れない顔つきに、初めて見たときはものすごい違和感を覚えました。 転属してきた最初の頃は、前後で-29と-30がペアを組んでいたようですが、後にバラされてしまい、後も確認しないとわからないという、神出鬼没的な車輌でした。おかげで、なかなかバッチリとした写真を撮ることは困難を極めました。 いつの間にか標準の開閉式に改造されてしまったようで、1年強の期間くらいしか見ることができなかったように記憶しています。 昭和53年10月改正以降についてはいずれまたご紹介したいと思います。

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