マル鉄鉄道写真館2

2023/08/20(日)21:45

旧型国電 身延線:クハ47

旧型国電(39)

旧型国電 身延線:クハ47 クハ47形は、戦前を代表する近郊型電車で、2扉クロスシートを設備した車両です。2扉間に小窓がズラリと並ぶ壮観さが私好みです。 クハ47は大きく分けると3つのグループがあります。 1つは、モハ32系制御車として誕生したタイプ。クハ47自体は20m車両なんですが、相棒となる電動車はモハ32(後のクモハ14)で17mの車両です。このクハ47が20m級電車の始祖となり、この部類が0番台となっています。 また、同時に製造されたサロ45、サハ48も20m級です。電動車であるモハ32だけが17mであったのは、モーターを積んだ分、車体重量が重く、剛性に影響があったため(つまり、車体が重さで反ってしまう)と言われています。 2つ目は、モハ32系サハ48に運転台取付改造を施した50番台。製造の経緯は0番代と同様ですが、地方転出に当たって不足する先頭車を確保するために改造されたものです。 3つ目は、モハ42系20m車を相方とする貫通型で、誕生当初はクハ58を名乗り、関西に配置されていたタイプ。その後クハ47に編入し、100番台となっていました。 ※レアなところだと、17m車の事故車両の台枠を20mに延長の上に2扉の新製車体を乗せたクハ47011というのが居り、こちらは純正のクハ47ではありません。残念ながら、私は実物を見たことはありません。 今回は私が撮影したクハ47のうち、身延線で撮影したものをご紹介いたします。 昭和56年8月21日 西富士宮駅構内にて クハ47003 こちらは基本番台の003。小窓がズラリと並ぶ壮観さ、たまらんです。正面の雨どいは改造されてカマボコ型になっていますが、直線のままの原形のものが数両居たようです。残念ながら写真には残っていなかったようです。 昭和56年7月23日 身延線 鰍沢口~落居間にて クハ47007 こちらは形態からクハ47007のようです。上の写真は正面窓が全部木製の桟のままですが、こちらの車両は3つともHゴム化されているので、相当印象が変わります。この辺りは好みの問題ですが・・・。それにしてもこのリベットの数はすごいですね。どんだけ~付いているのでしょうか? 昭和56年8月21日 身延線 富士駅にて クハ47051 こちらは中間付随車サハ48を改造した50番台の051。全く同じような運転台を取り付けたので、一見して基本番代との区別は難しいです。正面から見ると、新設運転台にはリベットがありませんので、比較的簡単に識別できます。こんなところにも時代の技術の差が現れているんですね。 身延線にはモハ42系の100番台も居たのですが、どうも写真が見つかりません。個人的は、短足なイメージのある32系より、正面に貫通路の付いた100番台の方が好みです。 身延線のクハ47は、飯田線の同形式よりもバリエーションも車両数自体も多く、旧車研究では恰好な路線だったと思うのですが、私が初めて訪れたときには既に115系のワインレッド車も運用が始まっており、どうも撮りきれなかったようです。 何といっても圧巻は、2扉間オールロングシートのクハ47ではないでかと思いますが、私はあまり好きにはなれなかった車両です(笑)。 TOMIX鉄道コレクションから旧型国電身延線が発売されるそうで、こちらはなんともレアなクモハ14800番台とクハ47の組み合わせが2種とちょっと困るラインナップです。 基本的にKATO製品を見てしまうと鉄コレは今更と言わざる得ないのですが、KATOから身延線仕様が発売される可能性はほぼゼロなので、ほんと、迷っています。 ​ セット販売 327370/327387 トミーテック 鉄道コレクション 国鉄32系 身延線 2両セットC+2両セットD 1/150(Nゲージスケール) 鉄道模型 【12月予約】 ​​ 鉄道コレクション国鉄32系身延線2両セットC[トミーテック]《12月予約》 ​​ 327387 トミーテック 鉄道コレクション 国鉄32系 身延線 2両セットD 1/150(Nゲージスケール) 鉄道模型 【12月予約】 ​​ 鉄道コレクション国鉄32系身延線2両セットD[トミーテック]《12月予約》 ​​ 327370 トミーテック 鉄道コレクション 国鉄32系 身延線 2両セットC 1/150(Nゲージスケール) 鉄道模型 【12月予約】 ​​ [鉄道模型]トミーテック (N) 鉄道コレクション 国鉄32系身延線 2両セットD ​​ [鉄道模型]トミーテック (N) 鉄道コレクション 国鉄32系身延線 2両セットC​

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