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テーマ:鉄道(23204)
カテゴリ:特急列車(国鉄・JR)
489系非貫通型:特急「白山」(53・10改正後)
特急「白山」は、上野から信越本線経由で金沢を結んでいた489系を使用した特急列車です。 誕生は昭和47年3月改正からで、それまでは急行列車でした。 同ルートからのルーツを考えると、最初に特急列車として運転されたのは上野「白鳥」であり、系統分割で特急「はくたか」でキハ82系のまま設定されていました。 昭和44年10月改正の上越線電化に合わせ、「はくたか」が485系化のうえ上越線経由となったため、信越本線内では北陸まで直通する特急列車が不在となりました。 碓氷峠を通過するための協調運転に対応した489系が誕生したことにより、同区間を通過する特急・急行列車の12連化が実現し、これに合わせて特急「白山」が誕生しています。 同時に、181系により輸送力が不足していた特急「あさま」に対しても、一部列車ながら489系による共通運用で輸送力を確保しました。 今回は、特急「白山」の昭和53年10月改正以降の非貫通型の写真を並べてみます。 昭和54年 蕨~西川口間にて クハ489-700番台 こちらは53・10改正後にイラストマーク化された「白山」。毎度ながらの定点写真です。 昭和54年8月 上野駅にて クハ489-300番台 こちらは、上野駅到着後、『据付け』と呼ばれる上野~秋葉原間の電留線に引き上げる「白山」を撮影したもの。181系「とき」や189系「あさま」など、高架ホーム発着の電車は尾久客車区に引き上げずに、同区間の電留線に引き上げるパターンが多かったですね。 昭和56年 蕨駅にて 489-700番台「白山」と 165系「よねやま」 ちょうどピッタリとすれ違いましたね。165系は編成が写っていませんが、列車番号から急行「よねやま」であることが判りました。 東北・上越新幹線の開業前は、優等列車街道(過密地帯)の同区間でありましたから、このようなすれ違いは茶飯事だったでしょうね。今では優等列車がほとんどなくなってしまいましたが、その分普通列車の本数が格段に増加したため『カブった!』ってことは未だに良くありますが。 本数的には3往復(廃止末期は2往復)走っており、「白山」の写真を捉える期間は少なくなかった筈ですが、何故か200番台も含めて、写真を撮った枚数は極端に少ないような気がします。ボンネット車が好きだったということもあるのでしょうが、実際の運用数もボンネット型の方が多かったのではないかという気がしてなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.10.31 03:35:11
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