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テーマ:鉄道(23952)
カテゴリ:車両トピック(国鉄・JR)
国鉄 クモル145+クル144:配給電車
その昔、首都圏の各車両工場と電車区を結ぶ配給電車が運転されていました。 それらはいずれも戦前に製造された17m級旧型国電を改造したもので、クモル23、クモル24、クル29などで構成されていました。 昭和50年代になると、吊り掛け式の旧型国電が急速に淘汰されるようになり、事業用である荷物電車や配給電車は首都圏でも最後の旧型国電となっていました。 昭和55年、京浜東北線と山手線にATCが導入されることになり、戦前型の旧型国電ではこれに対応することが出来なくなるため、ATCを搭載したクモヤ143やクモル145といった新性能事業用車が誕生することとなります。 完全な新製であるクモヤの143系に対し、101系からの主要部品を流用した車両は145系を名乗ることになり、クモルについては145系となっています。 ちなみに、クモル145系の製造はATC化されるまえの昭和54年から改造が始まっており、クモヤ143と同時期となっています。 つまり、クモヤ145のよりもクモル145の方が早く登場しています。 クモル145は101系からの改造名義となっていますが、ボディーを持たない車体の強度の関係から17mとなっており、台枠を厚くして新製したことが他の145系と異なります。 ![]() 昭和55年5月頃 クモル145-10 下十条電車区にて 新幹線工事などまだ始まっていない下十条電車区。1番線に一番近いところにクモルが停まってました。 首都圏のクモルは工場を要する直近の電車区の配置となっており、下十条区には配置はありません。 したがって、新製して間もない時期であることを考えると、訓練運転のための留置と思われます。 ![]() 昭和55年7月頃 クモル145-5? 蕨~西川口間にて 番号がちょっと不鮮明なんですが、-5か或いは-6かもしれません。 新製配置から間もない頃で、字幕が「試運転」となっていることから、試運転或いは訓練運転ではないかと思われます。 ![]() 昭和56年1月頃 蕨~西川口間にて 地元で雪が降ったのでたまたま撮りに行ったときの写真。 貨物線を走っていますので、おそらくは小山電車区か新前橋電車区から大井工場へ向けた配給電車ではないかと思われます。 字幕もしっかりと「配給」になっていますので、やっと本格的に旧型国電と置き替わったようです。 クモル145はクル144と固定編成を組む1M方式でありますが、クル144も制御車でありながらパンタグラフを搭載しています。 これはクエのような作業用電源の集電ではなく、架線のない庫内へ少しでも奥へ入っていけるように、走行用集電を確保するためのもです。 首都圏の部品配給は、JR貨物を除きかなり以前から自動車輸送に切り替わっており、平成20年6月を最後に姿を消しております。 最後まで残存していたJR西日本の1編成も、令和3年11月19日付で廃車になってしまったそうです。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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