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テーマ:鉄道(26517)
カテゴリ:貨物列車・貨車・混合列車
国鉄貨車 ワム60000
ワム60000は、昭和36~38年に掛けて8580両も製造されており、いわゆる「黒屋根」貨車の中でもメジャーな形式でした。 外観は国鉄後期の形式の標準的なスタイルで、先輩に当たるワム70000や、荷重を増やしたワラ1と同様で区別が付きにくい貨車です。 前期車と後期車では微妙に外観差があり、特に前期車は側板周辺に出っ張りが見られることから「額縁」とも言われていたそうです。 私も大宮操車場で働いていた時代は、この形態に興味を持っていて、外観上の識別店として認識していました。 ![]() ワム63091 ![]() ワム63529+ワラ15149 いずれも大宮操車場のハンプ入換廃止直前に撮影したもです。 他にも撮っていますが、いずれも後期車ばかりで、残念ながら特徴のある前期車の写真は見つかりませんでした。 実はここからが本題。 ワム60000の模型化に当たって一番気になる点があります。 これは、実際に貨車に乗ったことがある経験がないと実感がわかない部分だと思います。 それが、添乗ステップの位置です。 様々な貨車の中でもメジャーな存在で添乗機会の多いワム60000ですが、個人的に一番の差異を主張したい点なんです。 近年模型化されたワム60000は、添乗ステップが他の貨車と同じ一般的な位置に表現されています。最新ではTOMIXからの発売となっていますが、過去にも河合商会やポポンデッタからも発売されており、同様の形態で製品化されています。 では、どのように違うのか実車をご覧いただきたかったのですが、上の2枚の写真のように、反対側しか撮っていませんでした。 ![]() 遠目ですが、ブレーキ側が見える写真が見つかりました。1番右側に写っているのがワム60000です。 ![]() ワム68181 拡大すると不鮮明になってしまいますが、最後期の番号の車両で、添乗位置も何とか判るようです。 模型を良く観察している方からすれば一目瞭然だと思います。車体下の白い部分が添乗位置になりますが、ステップが完全に妻板から飛び出しているのが判ると思います。そのため、添乗手すりの右側も、車体外側に曲げて飛び出しているのです。入換手にとって、この点が他の貨車と一番違うところに感じます。 実はこれ、長く添乗するには良い位置で、身体が車体外に垂直に立てるため、非常に楽な姿勢で添乗できるのです。通常の位置ですと、車体より内側に入ったステップに立つため、後ろに身体を反って添乗する必要があります。 添乗には楽ですが、ブレーキを掛けるときはブレーキてこが左にシフトするため、他の貨車と比較して不安定な姿勢になるのが難点でした。 ![]() ワム64088 大宮工場配給車代用 最後に貴重なシーンを見つけました。 配給車代用のワム60000に先輩が添乗しているシーンです。他の貨車と違い、完全に車体の後側に添乗しているのが判りますね。 添乗位置に特徴のある貨車は他にも存在しますが、日常的に添乗する貨車でこのような添乗スタイルになるのはワム60000くらいしか思い浮かびません。 実際の添乗経験がある貨車であるだけに、模型化においてこの特徴が表現されているかどうか、やはり気になるところですが、結果的にどの製品にも反映されていないのは非常に残念です。 しかし、ボディの外側にこのようなパーツを表現するのは非常に難しいのは理解できますし、別パーツにしようものならコスト増も計り知れません。ワム70000などと共通パーツにすることでコストが収まっている点もありますので、ここは妥協するしかなさそうでね。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026.04.09 00:10:08
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