JR貨物 EF200:EF200-14牽引 貨物列車
JR貨物 EF200:EF200-14牽引 貨物列車国鉄民営化後、次世代の幹線電気機関車としてJR貨物が開発し、平成2年に製造されたEF200形電気機関車。901号機で2年ほどの試験を行い、平成4年から量産車が誕生し、20両が製造されました。満を持して製作された高性能電気機関車でしたが、発電所に掛かる負荷が大き過ぎることが判り、景気の後退と共に輸送量減が見え始めると地上設備強化に対する旅客鉄道側との折り合いが付かなくなり、已む無くEF66並みに出力を下げて運用することとなり、宝の持ち腐れ的な存在となってしまいました。その後、汎用の後継機EF210形へとシフトされることとなり、高性能が生かされることなく早いうちから廃車が進みました。そして令和元年3月をもって完全に運用から撤退し、このまま消滅形式となってしまうようです。東海道方面への撮影回数はそこそこあったのですが、東海道本線での運用は既に激減していたためか、このEF200に出会う機会は殆どなく、写真が見つかったのはたった2コマだけでした。平成21年8月23日 柏原~近江長岡間にて EF200-14牽引 下り貨物列車中京地区への編成の際、足を延ばして有名撮影地へ。この時に偶然撮影したEF200でしたが、当時はまだまだEF660番台が活躍していたこともあり、新鋭のEF200にはあまり興味を持っていませんでした。平成22年7月25日 岡山駅にて EF200-14牽引 上り貨物列車四国へ遠征の際、こちらも足を延ばして岡山へ。折り返し待ち時間での駅撮りで偶然に捉えたものです。上の写真から1年しか開いていませんが、この時は既に危機感を持っていたように記憶しており、やっと2枚目が撮れた感じがしました。早めに引退した901号機に続いてバタバタと倒れて行ったEF200。首都圏での撮影機会は皆無となってしまい、結局はこの2枚だけしか記録に残せませんでした。しかも、まさかの同じ14号機だけとは・・・縁のない形式だったようです。