交直流型電気機関車 EF8150
国鉄 交直流型電気機関車 EF8150EF81シリーズですが、ちょっと変わった経歴のEF8150号機です。昭和46年度に製造され、羽越本線電化用として酒田機関区に新製配置されました。主に新潟~秋田間の客車列車・貨物列車に使用されていましたが、常磐線のEF80老朽化による世代交代で集められたEF81の中に50号機も含まれており、時期ははっきりしませんが昭和59年くらいから田端機関区に転属となり、常磐線はもとより、東北本線や高崎線の貨物運用にも進出するようになったようです。昭和60年8月25日 栗橋~古河間にてEF58などの撮影の合間に来たEF8150が牽引する貨物列車で、既に59・2の貨物大合理化の後のため、編成の短くなった専用貨物と思われます。ホキ2200の最後尾にタム9600が連結されています。(タム9600については別途記事にする予定です。)一時期は田端に大集結した地方からのEF81ですが、関門の主であるEF30の老朽化による交代に絡み、昭和60~61年に掛けて重連改造を施して400番台に改名し、門司や大分に転属してしまったものがあります。この50号機も改造によりEF81409号機となって大分に活躍の地を移し、関門間を直通するブルトレなどの牽引に活躍しました。しかし、ブルトレはJR化後にも徐々に衰えを増し、全ての客車列車の廃止と共にJR九州のEF81は全廃への道を辿ることになりました。偶然に撮影していた50号機ですが、関東で活躍していた期間は非常に短く、貴重な記録となりました。