タキ43000(トップナンバー車):日本オイルターミナル
タキ43000(トップナンバー車):日本オイルターミナルタキ43000は、昭和42年から製造を開始したガソリン専用のタンク車です。積載荷重43tは、当時の2軸ボギータンク車としての最大積載量を誇りました。兄弟車に、ガソリンを除く石油類を輸送するタキ44000があり、類似スタイル乍ら全長が短いため、コタキ44000となっています。平成27年5月6日 東大宮~蓮田間にて別の列車を撮るために訪れた際、直前に来た下り貨物列車を撮影したものです。立ち位置が反対であったためにこんなアングルで撮影したわけですが、後日、写真の編集をしていましたら、ナンバーがタキ43000であることに気が付きましました。まさかのトップナンバー車で、未だ廃車になっていなかったことに驚きました。トップナンバー車ですから、当然、落成は昭和42年。私が大宮操車場で入換をしていた頃は、これらの青タンク車は新型というイメージしか無く、昭和59年2月ダイヤ改正以降は次々と私有貨車が倒れていく中で、当然にして最後まで残るタンク車であることは想像できました。しかし、さすがに50年ともなれば、この時代にそれだけの長寿であることはやはり驚きです。積載時ではかなりの車体重となるタキ43000、コタキ44000でしたが、とにかくブレーキ性能が良く、コントロールしやすい車両でした。毎日4~7両程度で手を繋いでハンプを落ちてくるこれらの車両に、飛び乗ってブレーキングしていた40年前を今でも思い出します。ところで、KATO タキ43000+タキ1000 10両セット 販売だそうです。JR時代は基本的に買うこともないのでどうでも良いんですが、情報の金額を見てびっくりしました。10-1935 特別企画品 タキ43000+タキ1000 日本オイルターミナル 10両セット ¥24,750ケース込みになりますが、1両辺り2400円!ちなみに、直近から過去製品を見てみると・・・10-1515 特別企画品 タキ43000 日本石油輸送(黒・青・シルバー) 8両セット ¥9,4608013-5 タキ43000 日本石油輸送色 ¥1,1008013-6 タキ43000 日本オイルターミナル ¥1,1008013-7 タキ43000 日本石油輸送 ¥1,155 特別企画品と比較しても、単純に単価が2倍に跳ね上がっています。KATOの台所は火の車。そう思える状況が際立って見えたような気がします。大切な会社が潰れないか・・・心配になります。経営陣、交代した方が良いんじゃないですか?