S-205:株式会社鐵原(てつげんコークス)
S-205:株式会社鐵原(てつげんコークス)初めて渡道したのは昭和55年3月、高校1年の3月試験休みでした。当時、高校1年で鉄道に関する知識が飛躍的に向上したことやキハ82形というそれまであまり触れたことがない特急列車が沢山走っているところを見たいと思っていたところ、同級生から「北海道行かない?」みたいな話になって、急遽渡道を決めました。その目的はほぼ北海道の特急列車でしたが、日本で最後に残った現役SLもその一つでした。夜行急行「すずらん」で未明の苫小牧で下車。始発の夕張線直通列車で夕張を往復。確か同日の午後に現地に着いたと思います。室蘭本線の枝線に乗って御崎駅へ。当時、電化工事は始まっていたと思いますが、まだ非電化でした。※撮影は、昭和55年3月10日、御崎駅隣接株式会社鐵原にて。誰一人居ないような駅に降り立ち、隣接する構内を見て歩きましたが、季節風だか海風だかびゅうびゅうと強い風が吹き付け、まだ冬の開けない北海道の気候の厳しさが身に沁みます。静かな構内はSLが稼働しているような様子も見られず、「せっかく来たのに・・・」と途方に暮れることしばし。しかし、その時は突然やってきました。突然目の前に現れたため、こんな写真しか撮れませんでした。CanonA-1で撮ったものですが、低温によるバッテリー低下が激しく、モタモタしたような記憶が蘇ります。また、当時のSPCは反応が遅いため、突然シャッターを切ると露出連動が追い付かず、露出オーバーになってしまいました。特にリバーサルではこの影響がてき面に出てしまい、写真として見られなくなってしまいます。それでも、デジタル処理が可能になったおかげで、ここまで再現できるようになって陽の目を見ました。これは2度目の引き出しだったか。これもいつ目の前に現れるか分からず。確か、目の前にコークスの山があって見通しが悪く、その隙間から撮っていたような記憶。その後も粘りましたが、結局はやってきませんでした。本線の列車とは違って見込みが分かりませんので、これ以上待っても・・・と後にしました。仕上がったリバーサルを見てガッカリ。写りは薄いは、暗くて機体が蒸気に搔き消されてるわ。翌年の3月、またしても北海道を目指しましたが、翌年には既に引退しており、二度と会うことはできませんでした。しかし、同機は現株式会社テツゲンの敷地内で静態保存、僚機のS-304は三笠鉄道村で動態保存されているのは嬉しいことです。#てつげんコークス #鐵原コークス #暖房はコークス