大宮操車場 ハンプ入換(連結・ヤード編)
大宮操車場 ハンプ入換(連結・ヤード編)大宮操車場 ハンプ入換(散転・カーリターダー編)に続き、入換が始まります。カーリターダーで速度制御を受けた貨車は、各群線に早歩きするくらいの速度でやってきます。これを下で待っている各番線担当の連結手(構内係)が貨車に飛び乗り、目標地点まで運びます。貨車には全車に添乗ブレーキ(手ブレーキ)が付いています。これは、貨車は全ての車両がバラバラに組成・留置される可能性があるため、客車のように編成単位で緩急車を連結しておけば良いという発想がないためです。また、ハンプ入換や突放入換なども昔から行われており、各車両に添乗ブレーキがないと入換えそのものに支障があるわけですね。貨車の手ブレーキは、大きく分けて3種類あります。1つ目は、貨車の側面に付いている側ブレーキと呼ばれるものです。この白い手すりに掴まって添乗し、車体中央方向から伸びる足踏み敷きのテコを踏みつけてブレーキを掛けます。踏みつけると言っても、実際には飛び跳ねてから全体重を掛けて下に踏み込むと言う感じです。側ブレーキは、有蓋車(いわゆる箱型の貨車)、無蓋車(屋根のないアオリ戸のある貨車)、タンク車の一部などに主に使われています。長物車にも使用されますが、台枠より上に車体が無いため、仰け反る様なやや特殊な格好で添乗する設備になっています。(この車両は、長時間掴まるのが一番ツライ体勢になるので好きではない。)2つ目は、車上に昇って添乗するいわゆるハンドルブレーキタイプのもので、ステップから貨車の上に昇り、平らな部分に乗ってハンドルをグルグルと回し緊締するものです。ハンドルブレーキは、車掌車やコンテナ車、各種ホッパー車、タンク車の多勢に使用されており、長時間添乗するには楽ができるタイプです。ただし、ハンドルの巻き取りに時間が掛かるため、体重で制御する側ブレーキに比べると急ブレーキを掛けるのが難しいと言えます。3つ目は、床下にあるハンドルを回すタイプのものがあります。添乗設備が無いため、突放やハンプ入換は禁止となり、『突放禁止』の表記が書かれています。ク5000や最近ではコンテナ車の100系タイプがこれに該当しています。ただし、他の添乗ブレーキが付いている車両と一体で入換える場合には、別の貨車でブレーキ制御が出来るため、突放やハンプ入換をすることもあります。連結作業は、単純に群線に停止している貨車に次々と連結していく手段もありますが、群線によっては500mもの長さを有する番線もあり、また、場合によっては1つおきに次々と自分の番線に落ちてくることもありますから、簡単に1つずつ連結している場合ではないこともあります。そのような場合は、一番上の写真のように貨車の最後部に添乗し、ある程度の中間地点で貨車を停め、後から来た貨車をぶつけてから最後の地点に持っていく、というような方法が一般的です。これを1度の作業で7・8回も繰り返しながら、などというのも稀ではありません。次に来る貨車に乗ってブレーキを掛けるため、停める貨車と次に来る貨車を往復しながら走るわけですから、運が悪いと相当な距離を走らされることになります。物足りない材料ですが、ハンプ入換の一連の作業をご紹介させていただきましたので、次回からは構内の情景をご紹介して参ろうと思います。先日、家の片付けをしていたら自分の写真が出てきました。二十歳くらい。身長180cmで体重は60kgくらい。今とは比較できないくらい痩せてました。運動量と精神的なストレスで、いくら食べても太ることはありませんでした。つづく