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カテゴリ:語学
先週は具合が悪かったので1回目を見逃しましたが、
今日リニューアルしたNHK中国語会話を見ました。 CGを取り入れ、タレントを起用し、軽く、ちょっとおしゃれ(笑)になった感じ。 フリップや小道具も沢山使って、今までよりツールが増えました。 もしかすると子供も楽しく勉強できるかも。 かくいう私、ダウンして以来、全く中国語の勉強をしていません。 体調が悪くて、気分が乗らないということもあります。 早く気分を乗せないとね^^; さて、今日のNHK中国語会話は 「我是日本人。」 (私は日本人です) ・・・タイミング悪いですね。 今中国に行ったとしたら、一番口にするのを躊躇する言葉では? 勿論中国全土が、中国人全員が暴徒と化しているわけではないことは分かります。 しかし、この刺激的なシーンをピックアップして、カテゴライズして、面白おかしく報道する方法では、情報ストック量の少ない人はそうだと信じてしまうのです。 実際、私が勉強を教えている生徒のお宅にはお年寄りがいらっしゃるのですが、 先日お茶をいただいているときに、たまたまこの報道を見て 「中国人は許せない。今すぐにでも仕返しすればいい。戦争して中国を攻めるべき」 と「先生」である私に意見を求めてきました。 これには困りました。 普段の私ならともかく、生徒の目の前、「先生」というオプションがつくと、慎重に対応しなければなりません。 そうでなくても、相当心が知れていて、お互い相手に対してリスペクトをもって話ができる人でなければ、本来政治と宗教の話は安易に開始するべきではありません。 ましてやお互い情報ストック量に差がありすぎる場合は、気が遠くなるほど長い時間をかけたとしても、その溝が埋まるかどうかわかりません。 だからそういう時は最初からしないのが一番なのです。 それが相手に対する思いやりでもあると私は思っています。 自分の考えを相手に強引に押し付けることから、憎む心が生まれるのですから。 間違いなく投石や襲撃は許されないことです。 私も日本人ですから、あれを見れば気分が悪いです。 腹が立つを通り越して哀しくなります。 だからといって「目には目を」方式は、ああいった行為をしている人たちと同じレベルに自分が落ちることを意味しています。 でもそれを言ったらおしまいだし、目の前に生徒もいるので、相当言葉を選んで何とか別の話に振りました。 子供に勉強を教えに行ったのに、それ以上に疲れを感じました。 うまく行ったのかどうか・・・ そんな中私は、ふと友達のNさんのエピソードを思い出しました。 Nさんはアメリカの留学経験があります。 韓国人の留学生が「今日は(日本からの)独立記念日だ」と言ってきた日がありました。 あまり仲がよいわけではなかったそうです。 その日は日本では終戦記念日。 Nさんは若い人とは思えないほど戦時中の国や人の動きに造詣が深く、日本人としてのアイデンティティもしっかり持っている人です。 しかしNさんはその韓国人のお友達に「おめでとう」と一言告げたのです。 そのとき相手のお友達もはっとしたんだそうです。 こびたわけではない、相手を思いやる気持ちが伝わったのでしょう。 そうして二人は友達になった・・・ 外国人に限らず、自分と立場や見解の違う人とのコミュニケーションはそもそも難しいことです。 でも、きっとこういう小さなステキな話も沢山あるんでしょうね。 何かに憎しみをぶつけているときの顔は、どんなに美しい人でも醜い。 この話をしてくれたときのNさんの顔はとても輝いていて、綺麗だったことを思い出しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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