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魂の夜再来。朝の4時半である。 頭の中をスカートのようなエプロンのような不思議な花柄の衣装をつけた隠遁者(かどうかわからないが髪も髭も長かった)が5,6人輪になってフラダンスを踊り続け、ついに一睡もできなかった。
時差のおかげで冬時間は日本が夕方の5時以降にしか電話がかけられないから結構不便。それでも向こうがやっと朝の9時だからなあ。 昼食は自宅でとるという造り手が多いから、日本が夜の9時あたりに電話するというのもアリなのだけれど、どっこいわが家では火山が就寝前に最低20回は繰り返す「絵本読んで!」攻撃の真っ最中。とても電話などしていられない。
「夜の9時過ぎにダンナが帰ってくるから彼に聞いて」の一点張りなのは次回日本にご紹介しようとしているとある造り手の奥さん。アンジェラという。 「時差があるので」ともう10回くらい説明しているのに、夜中の12時に電話している私に対して5時間後にかけ直せと命令する。彼女の知っている範囲のことでいいからと確認しようとしても質問にかぶせて「あたしは何にもわかんないからダンナに聞いて」とくる。 まあ、慣れない異国からの問い合わせに戸惑っているのかもしれない、といっても彼女と話すのはもう5回目だけれど。4回目の電話でやっと日本にはインポーターがいないことをつきとめた。 3回目までは何度言っても「うちは中国にはもうワイン送ってるんだってば」と電話を切りたがられた。だから日本と中国はちがうってば! ヴィーニタリーに参加するかどうかくらい、これくらい規模の小さい家族経営のワイナリーなら知っているはずなのに、何か質問しようとすると「ダンナに聞いてくれ」なのだ。 人の話は全く聞こうとしないくせに「実はあなたたちのワインをとあるところで飲んで非常に気に入って...」というと 「そりゃあそうよ!」と急に大声で威張る。
...なかなかやるな、アンジェラ。 そういえば、電話を切る直前に「9時過ぎね、9時過ぎ。あ、10時過ぎの方が確実だわ。」と軽~く言ってのけてたな。 「だから時差が...」と言おうとしたらもう切られていた。
ま、もう寝ようったって寝られないからいいけれど。
あれ?それにしてもおかしいなあ。 東京でのマグマナイトについてのご報告をしようとしていたはずだったんだけれど...。 せっかく時間があったのに、どうしてこんなことになってしまったんだろう? いざマグマについて書こうという時になって急に睡魔が...。 決してマグマ苦行、い、いえマグマ修行のご報告をしぶっているわけではないのですよ。
ただ今の今、朝の5時10分になって、モーレツに眠くなってきてしまっただけなんですう。 ああ、その上これからあのアンジェラの夫に電話しなければならないなんて!
アンジェラに負けず劣らず(彼女には会ったことないけれど想像はつく)手ごわそうな面持ちだ。
さっきわたしの頭のなかで繰り返しフラダンスを踊っていたのはコイツだったのか? などとと意味のわからないことを書いていたらもう5時をとっくに過ぎてしまっていた。
「ああ、さっきのお嬢さんね。」 電話番号を3度も繰り返させて書き取ると 何を思ったか突然「で、今そっちは何時?」と聞いてきた。 朝の5時ですがと静かに答えるわたし。
受話器に向かって丁寧に「はじめまして。」と挨拶をするわたしの声にかぶせて 「あんた、なに、中国からかけてるんだって?」 と大声で怒鳴っているのが聞こえてきた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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