忘れさられた赤レンガ
海辺に・・・ この廃屋は隣町にあるのですが、仕事中偶然発見しました。20年以上もこの廃屋の前を車で通っているのですが、全然気付きませんでした。今年の冬、たまたま雪が少なかったこともあり、その姿をみせたのでしょう。門構えがあるので民家だったのかと思いきや、坪数にして12坪くらい?しかないので、おそらく何かの観測所か倉庫に使用していたと思われます。ヒトを寄せ付けないような雰囲気です。 天を仰ぐ すでに、天上は剥がれて空から日差しが差し込みます。さすがにレンガ造りだけあって、壁は崩れていません。しかし、中に入るのは危険です。地下貯蔵庫・・・? もはや風雪にさらされ、床は抜け落ちてしまっています。気になるのは本来の床のラインより下にスペースがあることです。おそらくは貯蔵庫かなにかに使用していたと思われますが、死体でも転がってそうな雰囲気です。その地下は天上から落ちてきた残骸に埋もれつつあります。奥の方に見えるのは海辺に接した窓です。・・・中から海を見る事はできませんが・・・。 玄関から・・・ ぐるっと一周廻りたかったのですが、道路脇に仕事のトラックを止めてたことと、近くの浜辺で釣りをしてるヒト達もいたので足早に退散しました。端からみたら怪しさ100パーセントですからね。建物の周りはツタや雑草がからまり、レンガの風貌とあいまって、さながら「悪魔の棲む洋館」ってイメージです。デジカメを持っていかなかったのが悔やまれます。 ※取材してからすでに3年以上経過しており、現在もそのまま残っています。 倒壊の危険もありますので立ち入らないようにしてください。