空手
私は40歳を過ぎたあと空手を始めた。ここでは私は外国人なので護身、、自分の身は自分で守りたいという気持ちと基礎体力をつけるためと思い、また息子にスポーツの良さ、そして日本の文化、精神、言葉などに触れさせたかったから始めた。格闘技を幼いときから毛嫌いしていた私だが、始めてみたら、好きになった。日本のスポーツのすばらしさを海外で実感した。日本にいたらまず習うことはなかっただろう。半年すぎたころから基礎体力はつき、一時は大学時代の体重になったが、去年の末ごろはそれよりも2,3キロ多い50キロだった。筋肉は脂肪よりも重いので体重の増加の多少はそのためだったと思う。一年すぎたら太ももとふくらはぎは木刀のように堅くなった。脂肪はほとんど、下腹部の脂肪を少し残し、なくなった。5キロ痩せた後は腹部の皮下脂肪はまだほんの少しあるが、手足の筋肉が落ちて細くなってしまった。現在一年半が過ぎたが、腹筋、背筋、胸筋を鍛えるようにしている。去年の11月ごろには腹筋は明瞭になっていた。組み手で打たれたり、蹴られたりして一番辛いのが横腹、脇腹、胸だから、、、。以前は組み手の練習試合をするとかならずどこかしら痛んでいた。痣も数箇所できていた。しかし、ここ数ヶ月、ディフェンスをオフェンスに繋げることを学びひどくやられることはまずなくなった。蹴りは大体かわせるようになり、連続の突きを受けても相手の太ももの前を向こう脛で蹴り続け逆に攻めていけるようになった。しかし中学、高校時代の筋力に戻っているとはいえ、長時間動けないのは年だからしかたがない。相手は12歳から22歳ぐらいの少女たちで、私は60回連続で回し蹴り上段をミットで両足行うと10分たっても心臓が激しく鼓動していて、若い子は私を哀れみの目でみる、、、。彼女たちは1分もたたないうちにケロッとしているから。彼女たちの母親の年あるいは母親よりも年上の私をHIRO,HIRO、、と呼んで慕ってくれる。私たちの先生は3歳から空手を始めて現在17歳の黒帯4段の乙女。彼女の母親は私と同じ年。野性動物のようなすばやさとしなやかさと瞬発力があってカッコ良くて惚れ惚れする。一瞬も気が許せない組み手の緊張感、筋力と集中力と切れ味が物を言う形、どちらも面白い。ただし、空手はきついスポーツだとは思う。昨日も書いたが空手をしていると肉体と精神が一致していることをはっきり感じられる。心が揺れると身体も定まらず、技も決まらない。身体が疲れているときは心がそれを補って冷静に対応しなければ負ける。身体が疲れていても精神がしっかりしていれば相手に悟られない。心、体が一体になって自分の実力が発揮される。そして心にすきがあったり、相手の動きを見ないで動くと、どんなに体調が良くても間違いなく一発やられる。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村