2012/01/25(水)03:32
愛すべきおっさん
今日久々に
衛星放送のアンテナと受信機を調整するおっさん
が来た。
彼のお仕事は 不法 だ。
イランでは衛星放送番組を見ることは違法だから。
彼はいつも 突如 現れる。
来るといっているから、家を片付けて待機していると
ずーーーーーっとこない。
ヘタすると、4,5日も来ない。
そして、もう来ないな、と気を緩めて部屋が散らかっているときにやって来る。
かと思うと、今日のように、まったく夫から話を聞いていない段階、
私にとっては 突如 現れる。
このおっさん義父と同じぐらいと年で多分75歳ぐらい。
それより上かもしれない。
彼はとにかく変わった人。語学に長け、いろんな変なことを知っている。
全くイラン人らしくない。
あ~~~違った彼はトルコ移民、、、といっても、、、
彼の祖先がイランに移住したトルコ人ということ。
私には、ペルシャ語とロシア語と英語をごっちゃまぜにして
トルコ訛りで話しかける。
絵がうまいと豪語して、息子と私に教えたまう。
息子曰く、
お父さんの方が何十倍も上手いんだけどな~~~~。
この間家に来たとき、台所にやってきて
献立を確かめ、お腹が空いているとおっしゃり、お召し上がりになった。
お茶、果物も召し上がり、ついでにトイレにも入っていく。
しかも客用のトイレではなく、、、、
私たちが普段使っているプライヴェートの方のトイレ!
そして、食べた分だけ置いていってくれる。
今夜もそうだった。
メニューをきき、GHEIMEHと、ちょうど息子のために作っていた
スナックのハムと、とろけるチーズのはいったホットサンドイッチを
お召し上がりになった。今はTEATIME・・・・
これほど、 勝手知ったる他人の我が家的な人は、イラン人でも珍しい。
実に愛すべき性格である。
しかし、可愛さ余って、憎さ百倍の部分もあったりする。
↑ちょっと図々しいんじゃない?と突っ込みたくなるのよね。
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