2017/01/10(火)17:30
色を補う
鮮景になほ色補ふ柘榴花
せんけいになおいろおぎなうざくろばな
季語: 柘榴花 夏
日増しに深く鮮やかになっていく緑生い茂る住宅街を歩いていると、
濃い橙色をした柘榴の花が、その鮮明な緑を更にひきたてるように咲く姿が目に入った。
青緑と赤、緑青と橙は補色。
補色とは互いにひきたて合う関係の色。
”紅一点”という言葉は、一面の緑の景観にひとつだけ咲いていた柘榴の花に由来する。
日本では男性の中に混じる唯一の女性の意味に使われる言葉だ。
いずれにせよ、男女や夫婦も、はたまた友人、仕事の同僚とも互いの異なる個性がこのような補色の関係であることが理想のように私は感じた。
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