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久々にやってしまった。
高円寺や中野に住んでいた頃の感覚がまだぬけていないのか、 気がつくと終電がとっくにありませんでした。 職場の歓送迎会で3件飲み屋をハシゴした後、始発まで後1時間。 今やジュース一本も変えない、たったのワンコイン100円で 新宿の満喫にて1時間をオンナ二人過ごす。 100円のありがたみを噛みしめた。 6時過ぎ ホームには人がまだまばらで 電車に乗り込むと、向かいの座席にすわっていたサラリー風の男性が 酔っていて+寝ぼけていてか 手に持っていた傘をステッキだか風船のヒモだかに見立てて ガチャガチャとものすごい音をたてていて、傘を振り回していました。 それほど眠気もなく、とりあえず何となく目をつむっていると 黄色い光を瞼越しに感じ、ゆっくり目をあけてみると まさしく黄金色した朝日が追っかけてきて 沿線沿いの家と車内を照らし、そのまぶしさと力強さとあまりの美しさに 何ともいえない気持ちがわいてきて、思わず涙がでそうになりました。 一日が始まる瞬間をこうして無心で眺めるのは何年振りだろう。 あたりを見回してみると、車内の誰一人もその美しい光景をみている人はいませんでした。 多摩川の水面が朝日でキラキラしていて、 私を乗せた電車が橋の上を通過しようとすると、何百もの鳥が一斉にはばたいていったのが綺麗だった。 日がある程度のぼってしまうと 昼だか夕方だかわからないくらいに途端に色が褪せてなくなっていきました。 その昔、キチガイ的に好きだった福山雅治の一番好きな歌『Hold on Me』で 1日の終わり告げるこのオレと 一日が始まり出すこの街が また今日もすれ違っている 光と影の中 急ぎ足で逃げてく月も星も ただすべては通り過ぎてゆくだけ なんて歌詞があったなぁなんて久々に懐かしく思い返しながら スーツや学生服をきた人達の中を逆らって家路についた。 目が覚めたのは昼過ぎで、ビックリするぐらい空が青過ぎて 自己嫌悪におちいったひとときでありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/10/26 01:18:22 AM
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