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元海外在住夫婦のお買い物日記

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2009年07月20日
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カテゴリ:万年筆
中国万年筆の代表モデルを1つあげるならば何でしょうか?

私は「英雄 100」ではないかと思います。

「英雄 100」は、その歴史が古く、派生モデルも多いですし、中国人の愛好家の間でも人気がありますね。

何といっても、英雄は、中国でも歴史のある国営筆記具メーカーですから。

 


と言いながらも、実は「英雄 100」は、持っていませんでした。


近所に欲しいタイプを売る店が無いので、通販で買おうとしたのですが、コレが予想外に苦労してしまいまして。

一口に「英雄 100」と言っても、オール金属ボディのもあれば、樹脂と金属を組み合わせた軸のもの、記念モデルなどもあます。

しかし、私が欲しかったのは「樹脂軸に金属キャップ」と言う組み合わせの、多分「英雄 100」シリーズでも一番安いモデルです。


最初、色違いで3つ手に入れたのですが、これがニセモノで・・・。
やはり、1本、50元(約687円)なんて極端に安いものに手を出したらダメです。


仕方なく、今度はかなり慎重にお店に質問しながら選んだのですが、ホンモノだと確信が持てる店だけ残していくと選択肢が減るばかりで、結局、狙ってた色は買えませんでした。


とは言え、苦労して手に入れた「英雄 100」です。

やっぱり「英雄 100」は、樹脂軸に限ります。(個人的見解)

本当は、緑やエンジの軸のものが綺麗なんですが入手できたホンモノは黒。

英雄 100

この樹脂軸、結構傷つきやすいので、比較的、短期間でいい味を出します。
コレ、褒めてないですね。


デザインは、某イギリスメーカーの名作に似てますが・・・。
気にしてはいけません。

英雄 100 キャップを尻軸に

そもそも、そのメーカーの上海工場の機材を接収したのが英雄の始まりです。


ペン先の大部分が軸に隠れたフーデッドニブ。

英雄 100 ペン先

一応、14金のペン先が付いてます。


首軸を外すと、吸入機構が登場。

英雄 100 吸入機構

ゴムサック式の中押しタイプで、コンバーターではないので取り外しはできません。


最後に、恒例の汚い字の試し書きです。

インクは、ペリカンのロイヤルブルーを使ってみました。
使用した紙は、ロディアのブロックメモです。5mm方眼が入っています。

英雄 100 試し書き

F(中細)と表記があるのですが、字幅は、大体そんなところですね。

この字幅なら、用途は広いと思います。

書き味は、なかなか良いのですが、ニセモノの方がインクフローが良くて、滑るように書け、英雄らしかったなんて事は大きな声では言えません。

しかし流石は、漢字の国の万年筆。漢字がとても書き易いですよ。

英雄 616」もそうですが、ペン芯があまり良くないようで、強く振ると、インクがボタ落ちする事があります。

素直にインクは出るので、振る事なんて無いと思いますが・・・。

ちなみにニセモノは、強く振らなくとも豪快にボタ落ちします。


さて、今回、苦労したニセモノですが、簡単な真贋鑑定法をまとめてみました。

ニセモノと言っても、困ったことに簡単に判別できるような低レベルな製品ではないんですよね。

ニセモノは、刻印が不鮮明とか言われますが、これは概ね本当です。
しかし、ホンモノとニセモノを比較しないと、まず分からないと思います。

なぜならば、比較的安い製品の英雄の刻印は、けっして丁寧ではないので・・・。
ホンモノを手にして疑心暗鬼になる可能性大です。

それから書き味が違うとも言われますが、これもどうでしょうね。
大きな声では言えませんが、ニセモノの方が書き味が良い場合もありますから。

後は、クリップを曲げて弾力を調べるなどの手もありますが、ニセモノは、もっと根本的なところが真似できていないケースが大半なので、意外と簡単に大半のニセモノは、排除できると思います。


英雄は、ニセモノが多いことで有名で、一説には流通量の7割がニセモノとか。
数百円の万年筆でさえもニセモノが存在します。
そのせいか、他の万円筆メーカーと比較して、英雄はニセモノ対策が確りしています。

英雄以外のメーカーも採用していますが、英雄の製品には「800防偽」と言うシールが貼られています。

「800防偽」とは、シールに書かれている電話番号に電話を掛け、スクラッチ部分を削ると現れる数字をダイアルする真贋鑑定ができるシステムです。

英雄の800防偽システム

英雄の場合は、このシールの貼り方がいやらしくて、袋やパッケージの開け口に貼られており、シールの張り替えや中身の入れ替えが難しくなっています。

また、採用している「800防偽」システムも「上海質監中心」と言う機関のもので、どうも、この機関のシールのニセモノを作るのは難しいようです。

なので、英雄のニセモノは、通常、ニセモノの「800防偽」システムのシールを採用しています。
なんと、真贋鑑定のシステム自体がニセモノなんです。

ニセモノのシステムと言っても、一応、数字を打ち込めば真贋鑑定はできてしまい、当たり前ですがホンモノと答えます。

ただし、あくまでニセモノのシステムなので、ホンモノとは電話番号が違います。


ホンモノの英雄なら

021-64316633
8008206631

または

021-62499300
8008202365

になっている筈です。


対して英雄のニセモノは

8008579998

または

8008303159

が多いようです。

※ちょっと古いニュースですが、参考記事です。


また、説明書が付属する製品では、最後のページに要注意です。

英雄 100 説明書

ホンモノの場合は、製品名、QC、製造日のスタンプが押されていますが、ニセモノはスタンプが押されていない事が多いようです。

似せるなら、もう少し頑張ればいいのに・・・。(笑)


ところが、この真贋鑑定が通じない製品もあります。

英雄の低価格製品の場合は、個別にパッケージされた製品の他に、10本、20本まとめてパックされ、店頭でバラ売りされる製品もあるからです。

ただし、このようなお徳パックでも、パッケージには、必ず「800防偽」システムのシールが貼られ、製造日のスタンプが押されています。
これを店頭で確認するのは困難かもしれませんが・・・。


あと、英雄は、真贋について問い合わせてもきちんと答えてくれません。
多分、電話に出るお姉さんに知識が無く、詳しい人に確認を取る事もしないからだと思います。

この点は、同じ筆記具メーカーでも「公爵」が親切で、分からなければ工場に確認して、後で電話をくれます。

  


今回は、英雄のニセモノについて説明しましたが、中国では、モンブランとパーカーのニセモノも多いので要注意です。

ペリカンは、ニセモノってあるんでしょうかね?
見たことがないです。


中国人の心情としては

英雄>モンブラン>パーカー・・・・・・・・>ペリカン

なんですよ。

実際、ペリカンの地位は中国では低いと思います。







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Last updated  2009年07月20日 08時29分14秒
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