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凡声庵閑話:南正邦の覚え書き Minami Masakuni

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2010.04.05
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カテゴリ:超訳華厳経
大方広仏華厳経菩薩十住品第十一(その1)


保護民に対して、占領官の統治の理由
占領官統治の理由を擦り込む。


その時
法慧菩薩
お釈迦さまの神力をうけたまわり。
菩薩量ることのできない方便三昧に入り、正受しました。
三昧に入りおわり、
十方の千仏世界塵数の仏土の外に、
各々千仏世界塵数諸々の仏を見ます。
この諸々の如来は、ことごとく法慧と名付けられます。
時に彼の諸々の仏、
法慧菩薩に告げて言いました。

よいかなよいかな。
善男子よ。
すなわちよく是の、菩薩量ることのできない方便三昧に入って正しく受けました。
善男子よ。
十方の各々千の仏国土、
塵数の諸々の仏は、
汝に神力を加えられる故に、
よくこの三昧正受に入りました。
また、盧舍那仏の本願力の故に、
威神力の故に、
およびあなたの善根力の故に、
またあなたに広く法を説かせたいと欲するために、
仏の慧を長く養わさせるために、
法の世界を開き解くために、
この世の人々を分別させるために、
障害を除き滅るために、
疑いの無い境界に入らせるために、
無等等の人々の希望にそった巧みな方便をもって、すべての智の陀羅尼に入らせるために、
すべての法を覚らすために、
善く諸々の根を知らせるために、
法を説いて、持たせるために、
いわゆる菩薩の十住です。
善男子よ。
まさに、お釈迦さまの神力をうけたまわり微妙なる法を説くべし。


保護民に対して、
法慧菩薩が統治政権のキャラクターイメージ
保護民に、占領官統治の理由を擦り込む。


その時すべての如来は、
即ち法慧菩薩に、
無疑智。(疑いの無い智)
無住智。(住の無い智)
無断智。(断の無い智)
無痴智。(痴の無い智)
無壊智。(壊の無い智)
無悪智。(悪の無い智)
無量智。(量の無い智)
無勝智。(勝の無い智)
無懈怠智。(無懈怠の無い智)
無退智。(退の無い智)
を与えられました。
何をもってのゆえに、。
彼の三昧の力、法としてこのようになるためです。

その時諸々の仏。
おのおの、右手を伸ばして。
法慧菩薩の頂を撫でられました。
その頂を撫で終えて。
即ち定より起って。
諸々の菩薩に告げて言いいました。
諸々の仏の子よ。
菩薩の種性は、はなはだ深く広大にして、
法界は虚空に等しく、
すべての菩薩は、
過去現在未来の三世の諸々の仏の種性の中より生じます。
諸々の仏の子よ。
菩薩摩訶薩の、十住の行は、
過去未来現在の諸々の仏の説かれる所です。
何らを十と為すものか。
一を、「初発心」と名付けます。
二を、「治地」と名付けます。
三を、「修行」と名付けます。
四を、「生貴」と名付けます。
五を、「方便具足」と名付けます。
六を、「正心」と名付けます。
七を、「不退」と名付けます。
八を、「童真」と名付けます。
九を、「法王子」と名付けます。
十を、「灌頂」と名付けます。
諸々の仏の子よ。
これを、「菩薩の十住」と名付けます。
過去未来現在の諸々の仏の説く所です。


1、保護民に対して、占領官に超能力を賦与
占領官の超能力が統治の理由と擦り込む。


諸々の仏の子よ。
何が、菩薩摩訶薩の「1、初発心住」か教えましょう。
この菩薩は、
仏の三十二相、八十種好、妙なる色をつぶさに足り、尊重にして、遇うのが難しいのを見られました。
あるいは、神変を観、
あるいは、説法を聞き、
あるいは、教誡を聴き、
あるいは、迷えるこの世の人々の量ることのできない苦を受けるのを見、
あるいは、如来の広く仏法を説かれるのを聞き、
菩提心を発し、
一切智を求め、一向にしてしりぞかず。
この菩薩は、
「初発心」に因って、十の「力分」を得られました。
何を十とするのでしょうか。
いわゆる、
1、「是処非処の智」。
2、「業報垢浄の智」。
3、「諸根の智」。
4、「欲楽の智」。
5、「性智」。
6、「一切至処道の智」。
7、「一切禅定解脱三昧正受垢浄起の智」。
8、「宿命無礙の智」。
9、「天眼無礙の智」。
10、「三世漏尽の智」。です。
これを十と為します。

諸々の仏の子よ。
彼の菩薩は、まさに「十法」を学びなさい。
何を十とするのでしょうか。
いわゆる、
1、諸々の仏を恭しく敬い供養し、
2、諸々の菩薩を讃歎し、
3、迷えるこの世の人々心を護り、
4、賢明に親近し、
5、不退の法を讃え。
6、仏の功徳を修し、
7、諸々の仏の前に生じることを称揚し歎美し、
8、方便をもって寂静の三昧を習い修め、
9、生死の輪廻を遠離することを讃歎し、
10、苦の衆生の為に、帰依の処となることを、
学びなさい。
何をもってのゆえに。
菩提心をして転じ勝れて堅固にし、無上の道を成させるように欲するためです。
聞く所の法が有れば、すなわち自ら開き解き、他によっては悟りません。


2、保護民に対して、占領官の統治と服従誓約
保護民に対して、占領官の統治の理由と服従の誓約を擦り込む。


諸々の仏の子よ。
何が、菩薩摩訶薩の「2、治地住」か。
この菩薩は、
すべての迷えるこの世の人々において、「十種の心」を発します。
何を十とするのでしょうか。
いわゆる
1、「大慈心」。
2、「大悲心」。
3、「楽心」。
4、「安住心」。
5、「歓喜心」。
6、「衆生を度する心」。
7、「衆生を守護する心」。
8、「我所心」。
9、「師心」。
10、「如来心」。
です。
これを、十と為します。

諸々の仏の子よ。
彼の菩薩はまさに「十法」を学びなさい。
何を十とするでしょうか。
いわゆる
1、「先ずまさに、勤めて学び専ら多聞をもとむべし」。
2、「離欲の定を修め」。
3、「善い知識に近づいて、その教えに違わず」。
4、「善く時語を知り」。
5、「無所畏を学び」。
6、「明らかに深義を解し」。
7、「正法に了達し」。
8、「堅き法行を知り」。
9、「おろかでくらいことを捨て離れ」。
10、「不動に安住しなさい」。
何をもってのゆえに、
すべての迷えるこの世の人々に、大慈悲を増長したいと欲する故です。
聞く所の法があればすなわち自ら開解して、他によっては悟れません。


3、保護民の、占領官への服従条件
保護民は、苦しみを菩薩への修行の条件と擦り込む。

諸々の仏の子よ。
何が、菩薩摩訶薩の「3、修行住」であるか。
この菩薩。
十種をもって一切の法を観じます。
何を十とするでしょうか。
いわゆる、
一切の法は
1、無常、
2、苦、
3、空、
4、無我、
5、不自在です。
6、一切の法は楽しむべきではありません。
7、一切の法は、集散はありません。
8、一切の法は、堅固ではありません。
9、一切の法は、虚妄です。
10、一切の法は、精勤和合堅固が無いと観じます。
これを、十と為します。

諸々の仏の子よ。
彼の菩薩はまさに十法を学びなさい。
何を十とするでしょうか。
いわゆる
分別して「一切の1衆生界」を知り、
分別して「一切の2法界」を知り。
分別して「一切の3世界」を知り。
分別して「4地、5水、6火、7風界」を知り。
分別して「8欲、9色、10無色界」を知ることを学びます。
何をもってのゆえに、
一切の法において「明浄の智慧」を増長したいと欲する故です。
聞く所の法が有れば、即ち自ら開解して、他によっては悟れません。





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Last updated  2010.04.07 10:14:28
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