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カテゴリ:試写会
18日渋谷NHKホールにて「『パフューム』オーケストラ生演奏付きプレミア試写会」に参加した。今回は入場時に座席指定券と引き換えての入場。マスコミ発表によると客席数3677名のところ2000名の客入りで、オーケストラピットや報道のスペースなどで、かなりのデッドスペースを確認できる。
オーケストラの話 まず映画上映前にオーケストラの演奏となった。円光寺雅彦指揮の東京フィルハーモニー交響楽団が舞台後方に設置された小さいスクリーンに『パフューム』の映像に合わせて『パフューム』の曲を2曲演奏。それにしてもスライドにでもしておけばいいのに、まだ見ていない映画の映像を流すGAGAの無神経さに呆れる。 サプライズゲストの話 そして司会の坂上みきの登場。一通りの説明が終わりゲストの紹介が始まる。「先日結婚されたばかりの方が駆けつけてくれました。」(会場はかなりのザワツキ。)「陣内智則さんでーす。」(会場「わぁー。」かなりの盛り上がり)会場の光景はテレビでも報道されていたので割愛しますが、『パフューム』にちなみ舞台上で香水を調合してハンカチに染み込ませ、それを舞台上でハンカチを振る陣内。私も舞台の至近距離に座っていたので、いい匂いがしてくる。それよりも陣内のエンゲージリングが凄い光沢で、隣に居た坂上の指輪の20倍くらい輝いていました。そして陣内が退場してオーケストラがもう一曲演奏してイベントは終了。何ともバブリーなイベントだ。先ほどの小さいスクリーンは舞台から消え、暗幕の後ろから舞台一杯のスクリーンが登場して映画の上映が始まる。 【25%OFF】[DVD] パフューム ある人殺しの物語 スタンダード・エディション 映画の話 18世紀パリ。 悪臭立ちこめる魚市場で1人の子供が産み捨てられる。 名をジャン=バティスト・グルヌイユ。 彼に神が唯一与えたのは、あらゆるものを嗅ぎ分ける驚異的な嗅覚だった。 彼は天才香水調合師として世間を驚かせる芳香を生み出していく。 だが、時を同じくして、パリを震撼させる連続殺人が発生していた…。 映画はグルヌイユの出生から始まるのだが、独特の湿度を持つ映像で同じヨーロッパ圏の監督ジャン・ピエール・ジュネを思わせる全てを絵で語る映像で、ジョン・ハートのナレーションと共にスピーディーに映画は進む。 薄気味悪い赤ん坊から、少年時代、そして青年になったグルヌイユは女性の匂いに魅せられ殺人まで犯してしまう。そして、その女性の匂いを保存する方法を探す為にハリウッドいち鼻の大きいダスティン・ホフマン扮する調合士に弟子入りをし香水作りに没頭する。そしてグルヌイユは究極の匂いを求めて次から次へと少女の殺人に手を染めてゆく。 映画の感想 面白かった。それにしても嗅覚をテーマにした究極のフェチ+サスペンスミステリー映画という新ジャンルの作品で面白いし演出が卓越している。暗闇の使い方や、獲物を狙う目線、犬の使い方など『エイリアン』のリドリー・スコットを彷彿させる。ぜひ『エイリアン』の新作を作る時には本作のトム・ティクヴァ監督で製作して欲しい。ただラストの解釈が釈然としないのが難点。原作があるのだからしょうがないのかもしれないが、あの二つのオチは納得出来ない。前半から中盤にかけて本当に素晴らしいのだが、あのオチのせいで見終わった後の着地点の悪さがつきまとってしまった、実に勿体無い。 映画「パフューム」の関連商品はコチラをクリツク。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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今までにないジャンルですね、ぜんぜん知りませんでした。本当に良く映画を観ていらっしゃいますね、私などはお恥ずかしい限りです。
(2007.02.19 17:44:53)
「ドリームガールズ」観てきました。
めちゃ感動です。 ソウルどっぷりの青春時代だったのでことさらに・・・ 明日アップします。 「パヒューム」今、一番楽しみにしている映画です。 でも、なんで陣内なんだ?意味解らん。 (2007.02.20 01:55:53)
こんばんは!masalaさん♪
とっても楽しめた映画でした! それにしても、あの最初のオチにはお口ぽか~んでしたね(笑) でも、やっぱり面白かった~って印象しか残ってないです♪ TB貰っていきますね♪ (2007.02.20 23:38:51)
きららさん
>映画は賛否両論だとは思いますが、 >東京フィルの演奏+映像はとっても良かったですね! >あれ観れただけでもこの試写会行ってよかったです♪ ----- コメント書き込みありがとうございます。 東京フィルハーモニーの演奏は良かったです。 なかなかオーケストラの演奏は生で聴けませんよね、しかもタダで。 映画は本当にラスト直前まで良かったのですが、あの解釈で気持ちが萎えてしまいました。原作の通りなのかもしれませんが、あまりにもグロで駄目でした。 これからも「masalaの辛口映画館」を宜しくお願いします。 (2007.02.22 23:49:31)
「どろろ」では、コメントありがとうございました。
試写でいろいろご覧になられてるのですねえ~^^ この映画楽しみにしてます♪ 評価もなかなか良さそうなので、一段と観にいきたくなりました。 ヨーロッパ舞台で処女を殺して・・・っていうので真っ先に思い出すのが 「ヴィドック」です。この映画もあんな雰囲気が出てるのでしょうか。 観たらまた来ますね(^_-)☆ (2007.02.23 10:00:12)
こちらにもTBさしていただきますねぇ。
オーケストラ付き試写会ですか!いいですね。 にしてもまだ見てない映画の映像は観たくないですね・・・ どうせなら終わってからやって欲しいですよね。 この【匂いフェチ変態映画】はものすごい映画ですよね。 本当に映像から匂いがする錯覚を覚えました! オープニングの赤ちゃんが指を捕まえにおいをかいだシーンは笑いました。 オチは賛否両論でしょうね。 1つ目は「うっわ~何かもう何が何だか・・・」で、 大ラスはどこと無く「世にも奇妙な物語」みたいな雰囲気がありました。 (2007.02.24 00:49:25)
こんにちは!いつもお世話になってます。
売春婦の犬で、体臭を抽出し実験に使ったのでしたね。 後で犠牲になった女の髪の毛、服など土の中から犬が掘り起こすところさすがだと思いました。 原作を読んでから鑑賞したので、感動こそしませんでしたが、ベルリン・フィルオーケストラの演奏に酔いしれました。 (2007.03.06 13:50:54)
おもしろいイベント付きだったんですね。
私もそういう試写会にぜひ行ってみたいです。 たしかに、あの終わり方はどうなんでしょう。 モヤっとすっきりしないものが残る終わり方でしたよね。 (2007.03.07 13:39:16)
見ていて、それは無いでしょうという感じでした。
原作という活字の上での読者の想像力に任せておくうちはいいが、映像にしてしまうと陳腐になっちゃうことってあるような。 でも、汚いパリの気持ち悪くなるような映像表現はすごかったし、ベン・ウィショーの演技がすごかったね。 (2007.03.20 01:01:38)
コメント書き込みありがとうございます。
あのラストは賛否ですね。本当にラスト直前迄良かったのに、あれを見たら気分が萎えてしまいました。 映画としては結構好きな作品です。 (2007.03.20 01:08:56) |
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