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カテゴリ:試写会
27日、北の丸公園内の科学技術館サイエンスホールにて「リンガー!替え玉★選手権」を鑑賞した。客入りは開場直後は50人ほどで、コレャダメかなっと思っていたが、なんとか開映直前くらいで6~7割くらいの客入りとなった。
映画の話 平凡なデスクワークの日々を送るスティーヴ・バーカー(ジョニー・ノックスヴィル)は、ある日、意を決して上司に昇進を願い出る。しかい、予想外にも条件付きで希望が叶ってしまう。その条件とは長年管理人として働いてきたスタヴィ(ルイス・アヴァロス)をクビにすることだったが、解雇通告を聞いたスタヴィは取り乱してしまい……。 本作の制作が障害者を笑いの種にしてきたファレリー兄弟と言う事で覚悟をして鑑賞した。それにしてもスタッフ、キャスト共に知らない人ばかりである。 映画の話は、事故に遭った友人の手術費を捻出する為に叔父とつるんで、知的障害者のスポーツの祭典スペシャル・オリンピックに知的障害者を装い出場をして一攫千金を目論む話。 知的障害者を装うと言えば1975年の名作『カッコーの巣の上で』を思い出すが主人公のジョニー・ノックスヴィルの顔立ちが何処と無くジャック・ニコルソンに似ているのは気のせいか? それにしても無茶苦茶な話である。何の審査も無く自己申告で競技に参加出来てしまうアバウトな展開であるが、想像しているよりもまともな作品だ。 スティーブはジェフィと言う名前を騙り障害者の仲間となるのだが・・・。 映画の感想 まぁまぁかな。アメリカと言う国は寛大な国である。こんな話、日本だったら「不謹慎だ」と言われ製作されない作品だが、本作はスペシャル・オリンピックの全面協力で製作され、出演者も本物の知的障害者なので見ていて気分の良いものではない。かなりブラックな笑いも多く試写会場も冷え切っている中、私の座った斜め後方の席のオバサンが一人でゲラゲラ笑っていて不気味だった。 映画は、スティーブとボランティアのリンとの愛も絡めながらオリンピックの話となるのだが、スティーブは一人になると顔が普通の人間に戻る瞬間が面白い。それとオリンピックがTV中継されているのに周りの誰も気がつかないというのも無理がある。劇中、スティーブの同級生が気づくシーンはあるのだが、スティーブの周りの人々の反応も話しに絡めれば話が広がるのに勿体無い。 まぁファレリー兄弟の作品では、まとも方の作品になるのでは。 それから、またEW&Fの『セプテンバー』がダンスのシーンで流れていました。これで今年に入り『バベル』『ナイトミュージアム』に続いて3本目、もしかしてアメリカではEW&Fがリバイバルブームにでもなっているのかな? 映画『リンガー!替え玉★選手権』の関連商品はコチラをクリック。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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