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テーマ:辛口映画批評(354)
カテゴリ:試写会
主権は東京ニュース通信社のテレビブロス。試写状にはスペシャルゲストありとの記載があるせいか試写会場は開場前から大混雑、開場15分前に到着したのだが7階のホールへの列は1階に届く寸前まで伸びていて、5分前くらいに開場して私は2階席の前方中央の席を確保したのだが席運が悪かった。私の右隣に座った中年カップルは上映中でも平気に普通の声で喋っているので即注意したが、その後も小声でゴショゴショ喋るわ、上映ギリギリに来た後ろのカップルは映画が始まってもガシャガシヤ物を食べて、食べ終われば女が咳きをずぅーっとゴホゴホという悪環境での鑑賞となった。
【期間限定27%OFF!】舞妓Haaaan!!! / 阿部サダヲ映画の話 熱狂的な舞妓ファンの鬼塚は、京都支社への転勤を機に、恋人のOL富士子を捨てて、初めてのお茶屋に向かう。ところが、いざ念願の舞妓はんとの野球拳というときに泥酔したプロ野球選手の内藤が隣の座敷から乱入してくる。 人気脚本家の宮藤官九朗の最新作で、監督は『花田少年史』の水田伸生、主演は阿部サダヲ。 映画はオープニングから、凄まじいハイテンションで幕を開ける。カメラ小僧に囲まれる舞妓さん、カメラ小僧の中には主役の阿部サダヲの他に、バナナマン日村、須賀健太などが確認できる。舞台は会社に移り、鬼塚は自分の作った舞妓さんのHPを荒らす、謎の人物との文字による罵り合いで、試写会は大爆笑の渦と化す。 それにしても、この試写会のお客さんも異常なくらいにハイテンションで阿部サダヲの一挙手一同に大爆笑で何か、阿部サダヲのファンイベントか、宗教のイベントにでも参加した気分で非常に居心地が悪く早く会場から立ち去りたい気分に・・・。 まぁ、ファンの方には申し訳ないのだが、私は阿部サダヲの顔が苦手であり、彼を初めて認識した『うずまき』の頃から気持ちの悪い奴というカテゴラリーに入る人物であり、この試写会も見るか見ないか迷ったのだが「来るもの拒まず」をモットーにしている立場上試写会を見に来たのだが、映画のテンションとお客さんのテンションについて行けない自分が居る事をひしひしと感じる。 映画は、お茶屋ののれんをくぐる為に鬼塚がカップラーメン作りに四苦八苦する中盤から、HP荒らしの張本人の内藤と転職合戦という訳の判らない展開に変貌してゆく・・・。 映画の感想 先にも書いたが、この映画とお客さんのテンションに着いていけないまま見たせいか気色の悪い作品としか感じられなかった。とにかくは物語の展開にON/OFFが無く、ずぅーっとONのまま突っ走るので見ていて疲れるし、阿部サダヲの大げさな押し付けがましい演技は私は駄目だ。 監督はこの映画にも出演していて遺作となってしまった植木等の『無責任男』シリーズを目指したらしいのだが、植木の笑いは人によっては押し付けがましいかもしれないがスマートであり一本筋が通っている。(植木の登場シーンでは「スーダラ節」のメロディが薄っすらと被さる粋な計らい。)それに対して本作は笑いがベタでドンドン本道から話がズレて行ってしまい、初めに描かれた舞妓さんのHPの話はほったらかしで、転職合戦になり、舞妓さんの話が外に追いやられていってしまい、阿部サダヲVS堤真一と言う展開なってしまうのがいただけない。 それから誰も知らない職業を描くと言うと伊丹十三監督の『女』シリーズがあるが、伊丹作品にはその職業に対して徹底的にリサーチをして尊敬をしながら滑稽に描く事にたけていたが、本作は舞妓さんという職業の上辺だけをすくい上げて、面白おかしく描いたと言う印象だった。 まぁ、本作は気楽に見る為の作品なのかもしれないが、宮藤官九朗のファンでもなく、阿部サダヲのファンでもない私にとって、映画から「一見さんお断り」を食らった気分である。 スペシャルゲストの話 映画が終わり割れんばかりの拍手でスクリーンの幕が閉じ、まず司会のテレビブロスでお馴染みのペリー萩野が少し喋り「それでは、本作の主人公鬼塚公彦役の(観客のギャーッという歓声と拍手が沸きあがる。)阿部サダヲさんでーす!」(さっきより更にデカイ歓声と拍手に迎えられて)阿部サダヲの登場! 阿部サダヲは、赤のハンチング帽に白のシャツに黒のハーフパンツといういでたち。本人は照れているのかうつむき加減に早口で映画の裏話を喋る。 阿部いわく、この映画について聞かれたら「覚えてない。」と言ってくれれば良いとの事。(観客大爆笑)そして観客の拍手に見送られながら阿部が退場。 20分ほどのトークショーは終わり、1100人のお客さんが一斉に会場を出る為なかなか外に出れない。エレベーターも乗れないのでビックカメラのエスカレーターで1階まで降りる、アーぁ疲れた。 映画『舞妓Haaaan!!!』関連商品 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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だったようですね。(^_^;)
結構笑わせてくれる、を期待してるんですが・・・ 最近、なかなか映画に行けなくて、今日は行くぞっ! プレステージかパイレーツか悩むところです。 (2007.06.09 19:15:42)
コメントありがとうございます。
「舞妓Haaan!!!」は試写会場は大爆笑だったので一般の皆さんは面白かったようです。 私は駄目でしたが・・・。 「パイレーツ」もいいですが「プレステージ」が面白かったですよ。 派手さで言ったら「パイレーツ」、話で言ったら「プレステージ」かな? (2007.06.09 19:29:53)
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