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テーマ:辛口映画批評(354)
カテゴリ:映画祭
現在開催中の「第21回 東京国際映画祭」に取材と称して一日一本ペースで毎日会場となる「tohoシネマズ六本木ヒルズ」を往復する日々を送り、ブログ更新が滞っている状態なので鑑賞した映画のちょっとした感想を抜粋して書きます。 コンペティション「アンナと過ごした4日間」(ポーランド) 自分の住む家の向かいの看護師寮に暮らすアンナを覗き見る男の哀しい性を描いた物語。時系列をバラし断片的に描くことで独特のサスペンスを生み出した作品だ。 日本映画・ある視点「斬~KILL~」 押井守監督総監修の実写4話の“剣”をモチーフにしたオムニバス作品だ。4人の監督それぞれのカラーを感じる作風であるが、無声映画を再現した深作健太監督「こども侍」が痛快に面白い。反対に押井監督はイメージ先行でよく判らない。 コンペティション「超強台風」(中国) 未曾有の巨大台風に翻弄される人々を描いたスペクタクル人間ドラマだ。主人公の市長がどんな状況でもスーパーパワーを発揮するドラマで、円谷英二の特撮を思わせるミニチュアワークが楽しい。しかし愛国心を助長させるプロパガンダの匂いも感じるトンデモ作品である。 日本映画・ある視点「THE CODE/暗号」 林海象監督のライフワーク「探偵事務所5」シリーズの劇場版第2弾。川崎を舞台にしたオープニングで、私がいつも利用している老舗シネコンのチネチッタの大爆破にはシビれた。しかし舞台が上海に移るとマッタリとした展開でイマイチ乗り切れない。 今回はここまで、また機会があったら今回見た映画の感想を一本一本ブログで書くかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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