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テーマ:辛口映画批評(354)
カテゴリ:マスコミ試写
おっぱいバレー 映画の話 赴任早々、廃部寸前の弱小男子バレーボール部の顧問になった女性教師・寺嶋美香子(綾瀬はるか)。ある日彼女は、やる気のない部員たちに、「試合に勝ったら、おっぱいを見せる」という、とんでもない約束をさせられてしまう。おっぱいを見るという目標に向かって、思春期真っ盛りの部員たちは、別人のように練習に打ち込んでいく。 映画の感想 何とも安直なタイトルでチケットカウンターでタイトルを言うのも恥ずかしい作品であるが、とても良い映画です。 以下ネタばれ注意 「基本的に男子は女子のおっぱいが大好きだ」。映画はそんな不純な動機を逆手にとって“おっぱいパワー”でやる気を見せる中学生の姿は微笑ましい。なんせ彼らは綾瀬はるか演じる美香子の愛読書のタイトル『道程(どうてい)/高村光太郎』と聞いただけで鼻血を流す血気盛んな中学生で、青臭い彼らのエロパワーは凄まじい。おっぱいの感触をバーチャル体験する為に、バギーに乗り急な坂道での風圧を利用して手のひらで感触を確かめようとしてしまう。そんな彼らの前に現れるのが若くて可愛い美香子だ。妄想チェリーボーイ達には美香子は神様が与えてくれた女神のように見えたはずだ。 本作のポイントは何と言っても綾瀬はるかの存在であろう。かなり学校内では物議を呼び起こしそうな約束を生徒としてまう女教師役であり、この役がたとえば“ほしのあき”“原幹恵”あたりが演じていればエロが先行してしまい、下世話なVシネとなってしまいそうな物語であるが、綾瀬はるかの清楚なイメージが映画を爽やかな青春映画としてキープ出来たのは確かだ。 映画は生徒との“おっぱいの約束”が学校にばれて美香子にピンチが訪れる。ここからのエピソードが実に良い。自分が教師の道を志すきっかけを作ってくれた、美香子の中学時代の恩師との回想シーンがずるい。美香子の中学生時代を演じるのは「SAYURI」の大後寿々花だ。美香子が万引きをした事により、学校で老教師と一対一のつまらない補習授業が、後々に現在と繋がるエピソードが秀逸で自然に涙が溢れてくる。 時代設定は1979年。映画の中で流れる当時のヒット曲も心地よい。丁度、同時代を舞台にした「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」に通じる青春グラフィティであり、懐かしい時代の空気もよく再現されている。笑いと涙のバランスもとても良い。監督は『海猿』シリーズの羽住英一郎だ。こんな小品でもキッチリといい仕事をしている羽住監督に送ります「ナイス、おっぱい!」 映画「おっぱいバレー」の関連商品 おっぱいバレー オリジナル・サウンドトラック 綾瀬はるかinおっぱいバレーオフィシャルPHOTOブック おっぱいバレー(1) おっぱいバレー(2(恋のビーチバレーボール編)) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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よさげな映画ですね、観てみようかな。(*^_^*)
綾瀬はるかちゃんって可愛いですけど あと5mmでもあごが長かったら微妙でしょーね。w ギリギリの攻防戦に1票です。ww (2009.04.18 13:45:40)
カトリーヌさん、これはいいですよ。
タイトルはC級っぽく、物語の入り口も不純ですがとっても爽やかな青春物で泣ける作品です。 そう、綾瀬はるかって最近痩せちゃって顔の輪郭がハッキリとしてきてアゴが目だってきちゃいました。 本当に「しゃくれ」にギリギリですが可愛いです。 (2009.04.18 16:01:27)
そうですね、綾瀬はるかさんの大きすぎず、でも小さすぎずのおっぱいの大きさが、このお話をより面白くしてましたね。
映画を見ていても綾瀬さんのムネにばかり目がいくことがありませんでしたから。 (2009.04.19 20:50:51)
この映画は本当に綾瀬はるかで良かったです。
この役を他の女優が演じていたら失敗作になっていたでしょう。 美香子の過去の話が物語を深い物にしているのにも感心しました。 期待していなかった分、得した気分で試写室を後にした作品でした。 (2009.04.20 00:35:31)
TB有難うございました。
最初は、なんて如何わしいタイトルなんだと。 これを映画にするのか・・・と思いましたが 100%の感動作品ものでした。 前半の笑いと後半の涙、バランスが絶妙でした。 タイトルは一瞬、えっ!?となりますが 女性に薦めたい映画です。 今度、訪れた際には、 【評価ポイント】~と ブログの記事の最後に、☆5つがあり クリックすることで5段階評価ができます。 もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!! (2009.04.29 15:46:31)
本当に本作はタイトルが勿体無いですね。
映画を見れば万人の方々に受け入れられると思うのですが、タイトルからの先入観から敬遠してしまうかもしれませんね。 私自身ももっと下世話な作品化と思っていたくらいです。 (2009.04.29 23:52:41)
さわやかな映画でした。
小気味がいい作品ってのは、久しぶりでしたよ。 綾瀬はるかちゃんの可愛らしいこと♪(*^_^*) いやみの全く無い、清々しい感じでした。 (2011.01.24 13:29:39)
この映画って他の女優が演じていたら駄目なんでしょうね。
一歩間違えば、エロ系のVシネマになってもおかしくも無い題材を、綾瀬はるかの清らかな人格が牽引して爽やかな青春グラフィティに仕上がったみたいです。 (2011.01.24 13:47:07) |
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