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テーマ:辛口映画批評(354)
カテゴリ:ブロガー試写会
今回は約40名ほどのブロガーが集められたブロガー試写会だ、客席はほぼ満席。
![]() 【27%OFF】[Blu-ray] レポゼッション・メン ブルーレイ&DVDセット 映画の話 人工臓器により長寿が可能になった近未来、高額ローンの返済が滞るとレポ・メンと呼ばれる臓器回収人が強制的に人工臓器を取り立てていた。レミー(ジュード・ロウ)は腕利きのレポ・メンとして恐れられていたが、ある出来事によって人工心臓を埋め込まれてしまう。多額の借金を背負い追われる身になった彼は、謎の女性債務者ベス(アリシー・ブラガ)と出会う。 映画の感想 まず本作は「ジュード・ロウ主演作だから」なんて軽い気持ちで見に行くと痛い目にあうので注意が必要だ。本作は高額なローンで人工臓器を体に埋め込んだ債務者に対して、ローン返済不可能になった時点で強制的に人工臓器を回収する“レポ・メン”を主人公にした作品だけに、スプラッター描写が満載で、ナイフで体が切り裂かれ血が吹き出たりする描写が多々あるので、その手の描写が苦手な方は敬遠したほうが良い。尚、今回は映画会社様から“ネタばれ禁止令”が発令された為にザックリとしたレビューになります。それから原題が「REPO MEN」であるが84年製作の「レポマン」とは関係ないらしい。 映画の時代設定は“今から20年後の世界”と言う事で、限りなく現在に近い時代設定で「ブレードランナー」(こちらの時代設定は2019年)を更に現代風にした感じで車や電化製品はほぼ現代と同じである。人工臓器を売買するユニオン社。表向きは優良企業を装っっているが、裏では延滞債務者から強制的に人工臓器を回収している悪徳企業である。社長を演じるのはスーツ姿が凛々しい「X-MEN ZERO」のリーヴ・シュレイバーだ。彼の下で働く腕利きレポ・メンを演じるのがジュード・ロウとフォレスト・ウィッテカーだ。 映画には数々の臓器回収シーンが出てくる。電気ショックを与え気絶状態の延滞債務者の有無を聞かずに体をナイフで切り裂き人工臓器を取り出すシーンは実にグロい。現在公開中「孤高のメス」の主人公が執刀する手術シーンとは真逆の荒々しい回収シーンは実に刺激的だ。無造作にナイフで皮膚を切り強引に臓器を取り出し、ナイフで切り裂いた傷口はムース状の接着剤で塞ぐだけの簡易的なもので、債務者は皆絶命してしまうのだろう。回収した臓器の部位や数でレポ・メンの地位や名誉が上がる設定は何ともブラックな設定である。そんな主人公がある事件で自らも人工心臓を埋め込む事で物語は意外な方向に進みだす。ここから先はネタばれになるので割愛しますが、ちょっとだけ書かせていただきます。 以下、映画鑑賞後にお読みください。 (大事な部分は白抜き反転文字で書いていあります。) 映画は近未来を舞台にしながらとてもブラックであり、そこにスプラッターやアクションが同居している作風は私の好みな作品である。映画後半のジュード・ロウのアクションはかなりスケールは小さいがカート・ウィマー監督「リベリオン」「ウルトラ・ヴァイオレット」で描いてきたガン=カタを更にハードにしたナイフ版みたいな凄まじいアクションは必見である。映画の着地点はほぼ「トータルリコール」と同じだ。映画後半の白い空間を多様した美術デザインや白い暗転はSFでは暗黙のルールがあり、夢や非現実やバーチャル空間を表現している事が多い。私も途中から「もしやこれは?」と思っていたオチで「なるほど!」と、SFファンとして妙に納得してしまった。なかなか面白い作品であるが唯一難点を挙げるとヒロインに華が無いことであろう。 映画「レポゼッション・メン」関連商品 ![]() シャーロック・ホームズ【Blu-rayDisc Video】 ![]() 【送料無料選択可!】ジュード・ロウ ポスター / ジュード・ロウ ![]() ジュード・ロウ ![]()
Last updated
2010.10.14 00:48:19
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