暇っちょの資産形成ブログ

2016/10/14(金)20:26

仕事とジェネレーションギャップ

自分の考え方(134)

時々、親父と話をすることがある。 うちのおやじはよく「最近の若者はすぐに仕事を辞める。自分の時代はひたすらがむしゃらに働いてなんとかなった。」といった事をいう。うちの親は定年で退職しており、セカンドライフを満喫している。 私は「今と昔で時代環境が変わったから、仕方ない。」と答える。どちらも、その世代の視点でコメントしてるから、一概に比べる事ができないから、どっちも正しいと思っている。 親父からだけでなく、年配の方は、「今の若いものはすぐに辞めて忍耐力が無い」と似たような認識を持たれてるんだと思う。 しかし、私から言うと、昔と今で正社員という比率がまったく異なるし、私が社会人になる10数年前にはすでに終身雇用は終わりを迎えていて、リストラなんていう単語も頻繁に出てきた。また派遣社員といった働き方もでてきた。 そして退職金も自分が入社した会社は存在したものの、本当か嘘か、退職金は給与内に含まれるので、実際に退職したときはほとんどありません。私が4年務めて退職したところは、1万円くらいでした・・・。 私の上司にあたる30年くらい働いた人でも、1カ月の給料くらいだったとの言葉だった。 退職金はたくさんもらえるところもあるかもしれないけど、二束三文の所も多いと思う。 終身雇用が無くなったからなのか、退職金という伝説は私のときには既に都市伝説だった。。。 しかし、一番変わったのはそういう構造とかではなくて、進歩の速さが変わったと私は思っている。特にパソコンが普及してからは、情報伝達が何より大事な時代になってきた。機械も発達して、無人化できるものが増えてきた。生産量も以前と違い、何倍にもなった。輸送コスト、輸送速度、いろいろなものが早くなってきた。 商品の流行もそうだが、短命になり、次々と新しい物が開発される。たとえば、テレビ一つで考えても、私が小さいころはリモコンもなくて、手動スイッチ、チャンネルを回すタイプで、チャンネル数も少なかった。とりあえずカラーテレビだった。少し大きくなると、家にBSテレビってのがあって、普通の家よりもチャンネルが多いことに驚いた。 そして、中学生くらいではケーブルテレビに入り、さらにチャンネルが増えた。 気付いたら、テレビ、ビデオの時代からDVDになって、さらにデジタル放送、オンデマンド放送、ネットテレビと様々な変化を遂げてきた。思い返してみるとすごい事だ。 そういった機械、コンピュータの発達により、人の居場所さえも減って来たように思う。我慢して働いていればと、うちのおやじは言うが、ほとんどの企業ではそんな人物は欲してない気がする。安く働ける労働力か、こなせる人間だと思う。 そして、いらなくなったらすぐに切られる。 そんな時代で、愛社精神みたいな言葉も伝説となってるかもしれない。そんな時代にあった働き方が、浸透しているのではないだろうか?これは私の印象であるが、昔の方は根性論、精神論の人が非常に多く、論理は薄い。今の自分たちの世代はどちらかといえば、理屈的な所が多い。その理由のひとつとして、多分今は大学や専門大学をでる人はかなり多い。しかし、うちの親父の年代は、高校も出てない人も多く、また大学出てる人は大変少なかったそうだ。 その差は少なからずあるのかな。どっちの時代がいいとかは、簡単に言えないけど、教育が変わり、身の回りにある家電製品も変わっている。同じスタイルで通じるはずがないと思う。だから、どっちが悪い正しいではなくて、変化なのだと思う。 自分が今の若い世代と比較して感じる事は、今は話したい人と話せるということだ。自分は30代だから同じ世代の人はわかると思う。例えば、小さい時に友達と遊ぶときは、相手の家に電話をかけて、または電話がかかってくる。「暇っちょー、友達から電話よ~。」なんて、母から電話に呼ばれるのである。 友達の家に電話すると、友達が出る可能性もあるが、親父さんだったり、おじいちゃん、おばあちゃんだったり、おかあさんなど、誰が受話器を取るかわからない。 友達と電話するまでに、小さな試練があるのだ。そして、長電話をしても、子機もなかった時代だったので、廊下に電話が設置されてたため、隠し事みたいなこそこそ電話はできない。なんせ、有線で離れようにも電話から1m程度しか動けない。 今の若い人は、相手の電話に直接かけるだけ。またはLINEとかでいうだけ。私が中学生のときは一部、ポケベルなんかをもってたが、連絡するために公衆電話を探して、そこからポケベルへ連絡する。高校生の時には、PHSなんかを持ってる友達がクラスに1,2人ほどいた。 大学生になる頃にやっと初めての携帯電話を私は手に入れた。そんな時代です。自分の親世代から見たら贅沢な時代に見えるかもしれない。しかし、私たちからみた若い世代も、これだけのギャップが既にある。 多分、仕事っていう考え方、スタイルなんかも自分たちが社会人になる頃以上に変化もあったと思う。 私が感じるのは、情報がとてもすぐに手に入るため、仕事の選択する幅が非常に広がっていると思う。 しかし、一人一人の重要度は大変落ちてきた。なのに、求められる技術は、即戦力とか結構無茶振りが多い。高知でのハローワークの情報であるが、採用条件「英検1級程度、またはTOEIC800点程度、環境なんちゃらの資格を所持する方。」月給14万8000円。 適正価格なのか?これ?他にも、パソコン関係なんかでも、スーパーマンの人のような募集があるが、給与17万円!だったりして、あきれてしまう。。。 スーパーとかみると、大手の販売店が同じ商品を他店よりも1円でも安く勝負に出ている。 それと同じように人間の価値も値切られてる気がする。過激な安売り戦が結果として、社員に戻ってきてるのだろうか? 英語1級がその程度の価値しかないのか・・・?と思ってしまう。資格があれば、強いと言われた時代があったらしいけど、私が社会に出るときは、資格があった方が持ってない人より、ちょっと有利、または門前払いをされない程度であった。断然有利な資格といえば、医者、弁護士とか、看護士とか、そういったものは給与は知らないが、就職率はとにかく高かった。私が大学生のときは、あまり知らなかったが、今は介護が強い(就職したければ、ほぼ全員可能。)っていうくらい強いです。 と、親父とこんなくだらない答えのない話を最近しました。 みなさんも私のように何か仕事じゃなくてもジェネレーションギャップ感じることはありますか? サラリーマン投資家 ブログランキングへ にほんブログ村 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆ 楽天ポイントを上手に稼ぐための3種のアイテム ☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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