個々の才能

2017.02.10

カテゴリ：職業訓練

おはようございます。暇っちょです。
昨日、今日と各ブログ回れてなくてすいません。時間無くて回れなかったです。

さて、昨日職業訓練の場でこんな話がありました。
現在、シーケンスなるものを作ってます。制御盤の基礎的なものです。タイマーや押しボタン、ランプ、リレー等を使って、ボタンを押したら、ライトが付いて、別なボタンを押せば、ストップするとか、基礎を学んでます。And回路、Or回路とか、自己保持とか、タイマー、インターロックなどです。

そんな中で、私は意識してても配線を綺麗に魅せる力が欠けてる事を認識しました。
まだ複雑な回路でないのに、動きは申し分ないのに、配線がごちゃごちゃした感じがあります。別の訓練生を見ると、なんでこういう繋ぎ方するのかを理解するのが、自分の倍かかってますが、作業は私より早く、見た目も美しいです。

そして、互いに意識してやっても同様の結果になります。多少の上達はあるんだと思いますが、これは才能の差というか、互いに違った能力が使われてるんだろうって会話になりました。
互いに電気は素人であり、職業訓練へ行くまで私は触れる機会もほとんどなかったです。別の訓練生は車やバイクをいじるのが好きだそうで、電気を勉強したことはあまりないですが、機械いじりが好きだそうです。

私は、現在の課題に関して言えば、他の生徒よりも早く回路が組めます。どの線をどこへ繋ぐのか、どこへ繋げばどういう動きをするのかを考える事が得意なんだと思います。もう一方の方は、そこの考える部分はあまり好きでなくて、回路を実際に組むという作業が好きなんだそうです。（説明書通りに作成する）

同じ事を０から学んでるはずなのに、こういうところで大きく道が分かれました。きっと、これが得意不得意みたいなもので、互いの強みであり、将来進む仕事のための自己分析に必要な箇所だと思いました。
良く観察すると、両方ある程度得意という方もいるとは思いますが、クラス内では今のところですが、両方苦手、考えるのは早い、作業が早い、両方そこそこ。といった感じでばらけてるようです。こういうので両方苦手となる方は、電気の道へ進むと大変になりそうな気がします。とはいえ、経験である程度の慣れ、ある程度の技術が身につくので一概に仕事にしない方がいいとも言えません。

さて、それで昨日帰宅して、その制御盤の部品つかって、こんなことはできないか？と考えてました。内容は、スタートボタンを押すと、ランプが信号のように、緑、黄、赤と順番に変化していく、黄は点滅させるみたいな感じをイメージして、どうやったらそれが実現できるか、授業で使った部品を駆使して考えてみました。想像しつつ、回路図を書き、実際の部品等は手元にない状態です。

家では実際の部品がないので、本当にそういう動きができるのかはわかりませんが、私の頭の中では、完成しました。なので、学校で時間がある時にそれを作ってみたいと思います。ということで、私はそういう設計とか、頭の中でシミュレーションするのが得意な方なのかもしれません。これを押すと、電気がこうながれて、そしてここのスイッチが入り、切り替わる。みたいな実際の動きを頭である程度再現できるから、考えるのが得意なのかもしれませんね。

職業訓練通って新たなチャレンジすることで、自分の適性、知らなかった能力を発見したり、そういうことも見えてくる事があります。人によっては、給付のために半年適当に出席して、授業は聞かずスマホしてる人もいたりします。
同じ半年でもこう考えると相当な差がついてます。教室内でも電気にのめり込んだ人もいて、仕事にしなければと、がんばって覚えてる方もいます。現在4ヶ月とちょっと経ちましたが、個々の能力の差はどんどん拡大してるように感じます。

自分には才能が無いと早々諦めてる人は、笑ってしまうほどできません。ついこのあいだ入ってきた1月生にも劣ります。それなのに電気へ就職するという生徒もいますが、鼻で笑ってしまいます。なので、同じ訓練期間といえど、本当に差が出てきます。

ここで一生懸命学んだとしても、仕事としてやるにはまだまだ知識、技術、経験が不足してる事を皆覚悟してますが、手を抜く人に限って、入ればなんとかなるとたかをくくってるようです。

職業訓練へ行って、一生懸命取り組む事で、自分の事をさらに知ったり、発見したり、能力に目覚めたり、好みと苦手が見えるとか、自己分析の１つとして次の職へ活かす事もいいと感じました。もちろん、相当な覚悟は必要ですが、この時代手に職を付ける方法の１つとして、お勧めしたいですね。