中高年の生涯学習

2014/10/05(日)14:28

記憶、定着のための復習

10月に入り、勉強にはいい季節になった。本ブログではお金をかけない生涯学習を推奨し、身近なラジオ、テレビを使った学習ということで、語学はNHKのラジオ講座、大学は放送大学を使い、自分の可能性を広げる情報を発信している。 4月からの講座は半年を経過し、様々な講座を視聴されたと思われるが、特に語学のラジオ講座は、どのくらい効果が出たのか、進歩したのかがわかりにくい。特に語学は記憶、定着させ、自然に口から出る様にならなければ、眼の前にネイティブと言われる人が現れた場合、役に立たない。この秋は、ちょっと学習の方法を変えて、記憶、定着を重点に学習されたらどうだろう。今までは、ラジオ講座をどのように利用されただろうか。テキストを開いてラジオを聞くだけ、というやり方だったのでは、ないだろうか。聴く前にちょっとテキストを開いて予習のようなことをされている人もいるだろうか。あるいはラジオ講座が終わって、音読数回やっている方もいるだろう。テストもない、当面の必要もないから惰性で聞いている人も多いだろう。少し強引な学習方法だが、半年先に自分が英語(あなたが学習されている言語)を使う必要のあるイベントを想定し、そのために半年間頑張ってみるというやり方でラジオ講座を使うと受け身で聞き流せなくなる。このイベントは想定のもので、実際行われるわけではない。たとえば来年の4月、アメリカのサンフランシスコに旅行する。もちろん自分一人でいくので他人を当てにできない。宿泊場所の確保から食べ物まで自分でなんとかしなくてはならない。観光旅行ではなく、自分の趣味、人生方針と共通な人々との交流を考えるといい。グループの人たちの前で自己紹介は必要である。頼るのは自分の英語能力だけである。(その国の大使館、出先の観光案内所で紹介してもらう、ネットで調べるなら、その国内の検索機能の使う。ヤフーなら、yahoo USAやyahoo UKでその国の検索機能を使える。当然、ある程度の語学能力がないとむずかしいが)あるいは来年の4月にオーストラリアから若い女性が自宅にホームステイしたいという連絡が来た。日本を楽しんでもらいたい、歌舞伎に案内したい、相撲を見せたい、近くの観光地に一泊の旅行をしてみたい。この場合、どのような英語が必要か。ともかく、このような想定イベントを考え、語学学習を進めるのである。 こうなるとラジオ講座を聞きっぱなしで済まされなくなる。半年先に想定イベントのテストが控えているのである。ここでポイントは単語、フレーズを記憶、定着させて使えるようになることである。ひょっとしたら英語を手で書くという場面がでてくるかもしれない。簡単な英語ならスペリングの記憶も必要である。教材は4月から続けてきたラジオ、テレビ講座のテキストとCD等の音声教材である。まず音声教材で1日分の会話を聞いて内容がわかるかを確認する。テキストは見ない。一度勉強しているので全くわからないということはない。しかし、不明のところもある。ここで前後関係から推測してみる。数回聞いてわからなければ、その個所を意識してテキストをみるのである。なぜわからなかったのか。この理由も考えてみる。こんどはテキストを見ながら音声を聞いてみる。単語の音声がくっついているリエゾンか。問題の所はテキストの単語の説明のところに小さい字で解説が出ているのを見つける。 一文ずつのリピーティングでは、音声通り真似てみる。これを数回繰り返し、今度は自分一人で音読してみる。発音しずらいところはないか。モデルリーディングになるべく近づけるよう練習する。空で言えるようになるのが理想である。時間の余裕があれば、コピーペーパーを大量に買い込み、テキストの会話を書き写してみる。発音しながら書いてみる。さらに時間があれば自分の音読を録音して聴いてみるのも何が問題か発見する方法である。英語の発音は腹式呼吸なのもポイントである。口先だけの発音かどうか。2週目は1週目に学習した箇所を音読してみる復習も欠かせない。さてこれだけのことをするとなると相当時間がとられる。1時間以上かかるかもしれない。10月、11月からの講座は中止して、9月までの講座の復習を中心にしてもいい。この学習法は、想定イベントがポイントである。これがあるのでいい加減な学習は自分で許されなくなる。実際の実行イベントとして、英会話サークルへの飛込み出席、英会話喫茶の利用、外人コミュニティーへの参加(教会、居住場所訪問、外人向け格安宿泊所でのボランティア観光案内)で学習の成果を試してみよう。これらはお金はほとんどかからない。先の想定イベントは時期を改めて実現することもあるだろう。半年先、どのくらいの実力がついているだろうか。

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