英検と英字新聞の関係
英検受験者のなかには、2級を合格し、勢いに乗って準1級を受けてみる人が多い。が、準1級合格前に挫折してしまう人が非常に多い。つまり、2級と準1級の間には大きな壁がある。 僕は英検2級を余裕で合格する。ただし、英検準1級は問題の半分もできずに4回落ちている(合格は約70%以上の正解率)。そんな僕が英字新聞を読むとどうなるか? 下の写真は、僕が毎日読んでいる英字紙、ジャパンタイムス。その中から、ルイ・ヴィトンやグッチなど高級ブランドの“にせもの”対策について書かれた記事を選んでみた。 ピンクの蛍光ペンで印したのは、僕の知らない単語。ここまで印がつくと辞書なしでは意味をとることさえ厳しい。ちなみにわからない単語は、“警察の手入れ”、“偽造の”、“密造者”、“司法当局”、“模造品”、“売人”、“いんちき”など。 英検2級とは単語5,100語を対象にしている。英検準1級は7,500語を対象にしている。ちなみに1級は10,000語~15,000語と言われている。そして、僕のマーキングが示しているように準1級以上の単語を知らないと言うことは、英字新聞が辞書なしでは読めないことを意味する。 英語には多くの日本人が関心を持っている。そして、英語に関して多くの人がいろいろなことを言う。全く正反対のことを言っている場合がある。そして、意見を聞いてみると(読んでみると)、どちらの理屈もあっているかのように思える。例えば、『良い大学を出ている外国人に英検1級の問題を見せたら、できなかった。』などと。だから、1級をやるのは時間の無駄じゃないか、という意見がある。それとは正反対に、『英検1級の問題は、英語が母国語の小学生でも解けるんだよ。』などもある。だから、英語圏の人から見れば当然の教養程度だと。 僕は後者が正解のように思う。知的な読みものを読むためには10,000~15,000の語彙は必要だろうと考えている。そのためには井上一馬さんの本で頑張ろう。