2013/09/09(月)21:14
ポンポン山(標高679m) 京都市・高槻市・島本町 関西百名山 2
バス停には木樽を2つ並べたような形の待合所があった。
今は朝早いので誰もいないが、きっと日中や良いシーズンにはここで待つ人が大勢い
るだろうな、と思った。
バス停の近くには「ポンポン山 8.3km」という表示や案内板があった。
ここは「原の山岳寺院を訪ねて」のハイキングコースになっていることを初めて知っ
た。
周りを見回すと、畑や田んぼののどかな風景が広がっている。
歩き始めて3分で、石の鳥居があった。その横には牛地蔵がある。
かつては商いの荷物を牛に載せて大阪に運んだそうであるが、ここは難所だったので
亡くなった牛もいただろう。
その先の道路には枯れ枝が吊してある門があった(写真1)。
説明板によると「勧請掛」といって縄に樒(しきみ)という木を吊し、聖地との境を
意味しているとのことである。
また、大阪商人たちはこの樒の長さで米価や株価を占ったそうである。
出発から20分弱で神峯山寺に着いた。
光仁天皇勅願所ということで立派な山門がある。
紅葉の時期はいいだろうと周りの木を見て思った。
アスファルト道を歩いて行くのであるが、ここが「東海自然歩道」である。
おもしろかったのは次の看板である(写真2)。
普通、東海自然歩道は左の未舗装道路である。
間違う人がいるのだろう、わざわざ舗装道の方が正しいと書いてある。
8時半、本山寺に着いた。
やはり「勧請掛」が付いている。
中に入り、まっすぐな急な階段を上がっていく(写真3)。