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ふるさと福井

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2007年01月18日
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カテゴリ:繊維王国・福井

福井県の基幹産業のひとつ繊維産業は、4~5世紀頃の足羽山古墳群から出土した絹織物を根拠に、男大迹王(おおとのおう、おほどおう=後の継体天皇)が生まれた頃、古墳時代の5世紀中頃には、越前で絹織物が織られていたと考えられているようです。一方では、2~3世紀頃、大陸から越前、若狭に移住した渡来人の妻などが絹織物を織ったのが始まりともいわれています(福井県繊維産業史に広がる太古へのロマンの日記参照)。いずれにしても、今日まで1600~1900年もの長い間、繊維産業を連綿と続けてこられた根底には、粘り強く働く、まじめに働くという県民性が息づいていたような思いがします。長い歴史の中で幾度も訪れた時代の変化にもまれながらも、くじけることなく、絹織物から人絹織物、合繊織物、新合繊へと苦境を乗り越え、現在も繊維総合産地としてたくましく歩み続けているからです。その歩みのたくましさは、日本海から吹き付ける北風にじっと耐え、寒風に向かって可憐な花を咲かせる福井県の花「水仙」(ページ参照)のようです。

福井県の繊維産業の歴史をみると、文献で福井県織物の記録が初めてみられるのは「続日本書記」です。その記録には、元明天皇が奈良時代の和銅5年(712)に越前など20ヶ国に綾錦絹織物の生産を命じたことが記されており、さらに平安時代初期の延喜5年(905)には、越前、若狭、加賀など36ヶ国から絹帛を朝貢させたことが史実にあることから、その頃には、若狭、越前は絹帛の朝貢国として、全国有数の絹織物産地に位置づけられていたと考えられています。

中世の頃には、越前を治めていた一乗谷の戦国大名、朝倉氏(国の特別史跡・朝倉遺跡のページ参照)が絹織物業を手厚く保護して歴代の足利将軍家にも絹織物を献上していたといわれ、また朝倉氏滅亡後に越前支配者となった柴田勝家も、養蚕・絹業を一層振興していたと伝えられています。江戸時代に入って、松平秀康が藩主になると、品質改良した「北庄紬」を公儀献上品のひとつにしたことから、その名声は「奉書紬」として全国に広まったという。幕末には「奉書紬」の年間生産量が一万匹に達した。

古代から続いている福井県の絹織物業ですが、飛躍的に発展したのは明治時代中期から大正時代にかけてです。明治20年、本場の群馬県桐生から米国向けに活況を呈していた羽二重織物の技術を導入して生産を本格化、そして大正時代には輸出羽二重織物の全盛期を迎えた。その頃は、福井県産絹織物輸出量が全国の60%に達し名実ともに世界一の絹織物生産地となった。また、レーヨン工業の時代に入るといち早く輸出人絹織物へ転換、昭和12年(1935)の人絹織物生産は全国の60%を占めるに至り、世界トップクラスの人絹王国とまでいわれるほど、大発展を遂げた。

第二次世界大戦後は、合繊糸が登場し人絹織物から合繊長繊維織物へ。昭和30年代にはナイロン織物、同40年代にはポリエステル加工糸織物でそれぞれ高成長を遂げ、40年代後半には世界最大規模の合繊長繊維織物産地となった。昭和60年代に入ると、天然繊維を超える新質感を持った新合繊織物が開発され、1987~1992年は戦後最長の好況を謳歌したといわれています。2000年以降は、ファッション分野より資材産業分野に重点を置いて展開しており、エアバック等の自動車資材関連、電磁波シールド材等の工業資材関連のほか、医療福祉関係や土木資材関連、海洋資材関連など多岐にわたって用途開発が行われています。

最近の最先端繊維製品としては、乾燥地の農業、緑化向けに「砂漠緑化繊維」、ウインタースポーツ向けに「蓄熱繊維」、コンピュータなどの電磁波をブロックする「電磁波防止繊維」、独特の質感、風合いを持つ「高級ファッション商品」、繊維の軽量化をプラスした「スーパー繊維」、伸縮性や通気性、抗菌性に優れた繊維「高齢化・介護製品」ーなどがあり、関係方面から注目されています(福井県産ポリエステル100%生地を使った上級者向けフラメンコ衣装







最終更新日  2007年02月25日 18時43分34秒
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