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カテゴリ:漢詩・漢文
出豐縣界寄韓明府 劉長卿
迴首古原上、未能辭舊郷。 西風收暮雨、隱隱分芒■(「楊」の「木」を「石」に換えた字。トウ)。 賢友此為邑、令名滿徐方。 音容想在眼、暫若升琴堂。 疲馬顧春草、行人看夕陽。 自非傳尺素、誰為論中腸。 【韻字】郷・■(トウ)・方・堂・陽・腸(平声、陽韻)。 【訓読文】 豊県の界を出でて韓明府に寄す。 首を回らす古原の上(ほとり)、未だ旧郷を辞すること能はず。 西風暮雨収まり、隠隠として芒■(トウ)を分かつ。 賢友此に邑を為(をさ)め、令名徐方に満つ。 音容想ひ眼に在り、暫らく琴堂に升るがごとし。 疲馬春草を顧み、行人夕陽を看る。 自から尺素を伝ふるにあらずんば、誰が為にか中腸を論ぜん。 【注】 ○豊県 治所は今の江蘇省豊県。 ○韓明府 劉長卿の友人らしいが、未詳。「明府」は、唐以後、県令の称。 ○隠隠 はっきりしていない形容。 ○芒■(トウ) 二つの山の名。いずれも安徽省■(トウ)山県の東南にあり、河南省永城県と界を接し、二山相距つること八里。むかし漢の劉邦は、世に出るまでこのあたりに隠れ住んでいたという。 ○令名 よい評判。 ○徐方 徐(九州の一。山東省東南から江蘇・安徽二省の北部)の地方。 ○音容 声と容貌。 ○琴堂 県の役所。孔子の弟子の●(ウカンムリのしたに「必」。フク)子賎は役所で琴を奏でるだけで、世の中がよく治まったという。 ○尺素 手紙。 ○中腸 胸中。 【訳】 豊県の県境を出たところで韓明府に贈った詩。 古い原にてふりかえり、故郷いまだに捨てられず。 西風吹きて雨はやみ、芒■(トウ)ぼんやりかすみ見ゆ。 良友この地よく治め、その名世間に知れわたる。 声顔ともになつかしき、役所いながら民おさむ。 疲れた馬は草をはみ、旅人ゆくて夕日あり。 みずから手紙おくらずば、こころのうちを誰に言う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 24, 2006 09:38:51 PM
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