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趣味の漢詩と日本文学

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October 19, 2006
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カテゴリ:漢詩・漢文
勁直隨臺柏、芳香動省蘭。
璧從全趙去、鵬自北溟摶。
星象銜新寵、風霜帶舊寒。
是非生倚伏、榮辱繋悲歡。
疇昔偏殊眄、屯蒙獨永歎。
【訓読文】
勁直台柏に随ひ、芳香省蘭に動く。
璧は全趙より去り、鵬は北溟より摶(う)つ。
星象は新寵を銜(ふく)み、風霜は旧寒を帯ぶ。
是非は倚伏に生じ、栄辱は悲歓を繋ぐ。
疇昔偏へに殊眄、屯蒙独り永歎す。
【注】
○勁直 外圧にまけない強い正しさ。
○台柏 漢代、御史台の庭には柏が植えられていた。
○省蘭 秘書省。唐の高宗の龍朔二年、秘書省を改め蘭台となす。
○璧従全趙去 完璧の故事をふまえる。張氏の離去をいう。
○鵬自北溟摶 鵬鳥が北溟から南飛する『荘子』《逍遥遊》の故事をふまえる。賀蘭進明が北海太守から昇進して南海太守兼嶺南節度使となったのをいう。
○星象 古代には天文術数家は天体の明・暗・薄・蝕などにより人事を占った。
○銜 受ける。
○新寵 新たに官位を授かる恩寵。
○風霜 風と霜。人柄や文章などのきびしくおごそかなたとえ。
○倚伏 禍福の互いに転ずるをいう。『老子』「禍は福の倚る所、福は禍の伏する所」。
○栄辱 名誉と恥辱。
○悲歓 悲しみと喜び。
○疇昔 むかし。
○偏 多い。
○屯蒙 行き詰まってうまくいかない。
○永歎 長くなげく。
【訳】
三軍旗をなびかせて、嶺南の地を目指しゆく。
茅茹のごとく張氏引き、いつまでおらん低い地位。
重要任務兼任し、稀なる才を発揮する。
御史台いちの実直と、秘書省いちの人格と。
張氏これより嶺南へ、賀蘭の補佐に供をする。
天に出世の予兆見え、きみの人格威厳あり。
此の世のことは一切が、塞翁が馬のごとくなり。
昔横目でにらまれて、出世とぎれて嘆きけり。





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Last updated  October 30, 2006 04:12:43 PM
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