take it easy!!

今日はミュージカルクラスの稽古がありました。


いつも通り、

アップ→柔軟→バレエ基礎→ダンス→発声→歌→演技

と行いました。

※ちなみにこの稽古の様子は、リンク先の、
こどもミュージカル『大地』のページでＵＰされてます。


今この劇団で重要視しているのは、ずばり！

『聞く』

こと。

台本をきっちり憶えている事が前提になるんですが、
とにかく相手の台詞をちゃんと聞く！

自分の台詞がちゃんと入ってないと、どうしても頭の中で
台本を追ってしまいがちになります。

だから、相手の台詞も『台詞』しか聞いてなくて、
そこに乗っかてる、相手の気持ちはスルーしてしまう事が多い。

つまり、自分以外の役の台詞は『活字』でしか捉えられない
状態になっちゃう、っていう人が結構多いんですよね。

じゃあ自分の役は？っていうと、
自分が台本を読んで、
「この台詞はこういう気持ちで、こんな演技だろうな」
って演技をする。

そして大抵の人は、相手の台詞がどう変わっても、
その自分が考えてきた演技を『変えない』事が多い。

だから僕はあえて『聞け』といい続ける。

これは持論だが、相手の台詞や気持ちが変化したら、
自分の演技もそれに影響され、多少なりとも変わるはずだと僕は思っています。

だから、変わらないやつには『とにかく聞け』と連呼する。

相手の台詞を聞いて、それを自分の中に取り込んで、
それも踏まえたうえで自分の台詞を言う。

そのために時間が必要なら、いくらでも『間』は空けていいと
言ってある。

それで自分の演技が変化した事に気づいた人は、
次の稽古の時から人が変わったように演技が自然になって
稽古が楽しくなるみたいです（笑）

自分の作ってきたものを、「やらなきゃ」とか、
「こう演技しよう」とかいう、プレッシャーみたいなもの
から開放されるからなんでしょうかね（笑）

次の台詞は台本で決められてるから、時にはその台詞に
似つかわしくない感情が沸き起こってしまう場合もある。
そういう時の心の動きなども、この稽古で気づいて欲しいと思っています。


活字にしてしまうととても簡単になってしまうのが、
ちょっと寂しいですね（笑）
本当はこの稽古の周りに付随している、たくさんの気持ちの
変化や、自分を客観的に見る能力、など
書きたいことは他にもいろいろあるんですけど（笑）


『聞く』事が無意識に出来るようになるまで、
この稽古は続きます…（笑）



























聞いてる？（笑）