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テーマ:映画館で観た映画(8349)
カテゴリ:映画・TV
またもや映画ネタです~。最近お洋服を異常に買わなくなりました(笑)
作品はしあわせの隠れ場所です。 ブラインド・サイド これは実話をもとにしたしたストーリーです。 アメリカンフットボールの選手が主人公なのですが、ラグビーを扱った実話の「インビクタス」とはまた全く違った感動ができる内容でした 舞台はテネシー州メンフィス。ここは白人と黒人の居住区が今もはっきり分かれているそうです。 父親も知らず、母親はドラッグ中毒、兄と引き離され身内を点々とたらいまわしにされる黒人少年、マイケルがアメフトの選手としての才能を見出されキリスト教系の高校に入学するも、結局家も寝る場所も無く、学力も周りについていけずどうすることもできない。 そんな時に偶然であった裕福な家庭の奥さんであるサンドラ・ブロック演じるリー・アンに車に乗せられ豪華な住まいに招き入れられることで双方の人生や考え方が変わっていきます。 マイケルは初めての部屋、初めてのベッド、初めて愛されることに喜びを感じます。リー・アンは自分たちがどれだけ当たり前のように今まで幸せに生きてくることができたのかを改めて思い知らされ、マイケルの家族になることを夫や子供も快諾。 大きな体と俊敏な動き、仲間を危険から守る保護本能に秀でているマイケルをアメフトの選手にしようと、リー・アンは必至で彼をサポートします。 成績が悪いとアメフト部に入ることさえできないため家庭教師を雇い、学校の先生にも嘆願します。 あまり言うとネタバレになってしまうので、このくらいにしておきます。 やっぱり実話だと思うとかなり感動できました サンドラ・ブロックのマイケルに対する思いがストーリーの中にたくさん散りばめられていて、とても素晴らしい演技でした。演じられたリー・アン本人も彼女でよかったと大絶賛だったそうです。 ただし、マイケルは運がよかっただけ。このように才能があるのに家庭の問題や様々な事情で学校に行けない人はアメリカにはたくさんいる。そのことをこの映画でまじまじと見せ付けられました。 アメフトのルールや知識が無くても十分堪能できる作品です。 本のタイトルである「ブラインド・サイド」とは死角とか盲点の意味をあらわし、アメフトではクォーターバック(QB)から見て利き腕の逆サイドのことを言うそうです。 クォーターバックとは攻撃の起点となり、パスだけでなく自ら走ることもある、司令塔的な役割のことを言います。 マイケルの位置はオフェンシブルタックル(OT)といい、壁を作ってパスするQBをディフェンスから守る役割です。 ゆえに生まれ持った大きな体格と俊敏性、QBを必至で守ろうとする保護本能が彼にピッタリの位置だということになるそうです。 リー・アンの息子であるS・Jがまだ小学生ながらアメフトの大ファンでマイケルの体力作りの特訓に監督のように指示を出しているところがとてもコミカルに描かれていて面白かったです。 また、マイケルの大学による獲得交渉はアメリカの大学リーグの一つであるSECの本物のコーチが出演していることにも作品に重みを感じます。 マイケルは今でもプロのチームで活躍しています。これが現在進行形の話だと思うと生きていられるだけでもありがたいと思ってしまいました。 この作品もアカデミー賞作品賞、サンドラ・ブロックが主演女優賞にノミネートされています。 明日のアカデミー賞が楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.07 15:55:14
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