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テーマ:映画館で観た映画(8348)
カテゴリ:映画・TV
ブログさぼってますが、映画はそれなりに見に行ってました
今回の作品は第9地区です。 レオ様主演のシャッターアイランドと迷いましたが、謎解きは苦手なほうなので、コチラを選択。 アカデミー賞4部門にノミネートされた話題作です。 しかし、監督は無名の新人ニール・ブロムガンプ。本作の舞台となった南アフリカヨハネスブルグ出身です。製作に「ロード・オブ・ザ・リング」3部作や「ラブリー・ボーン」で有名なピーター・ジャクソンが関わっています。 キャストに有名なハリウッドスターがいるわけでもなく、内容は原作もないオリジナルストーリー。これでアカデミー賞にノミネートされてしまったことはものすごい快挙です 普通、SF映画というと、「スターウォーズ」のような宇宙をまたにかけた戦闘物や地球にエイリアンが襲撃してくる、などと言った内容を連想しますが、この作品は全く違います。 舞台は南アフリカヨハネスブルグ。空中に突如現れた巨大な宇宙船が浮かんだまま全く動かない。政府が潜入操作をすると、「エビ」と呼ばれる宇宙人が衰弱しきった状態で身を寄せ合っているだけ。 仕方なく政府は彼らを保護して住まいや食料を与え、一定の地域に住まわせることに。それが「第9地区」。 しかし、28年後第9地区は難民として暮らすエイリアンと人間が暮らす居住地区となった「第9地区」はスラム化してしまっていた。 民間企業により、「エビ」達を強制移住を決定し、その移住計画の過程がストーリーの主な流れとなっています。 多くの専門家や一般人、主人公の家族などのインタビューが始めと終わりに入り、ドキュメンタリーのような演出をしているので本当のことであるかのような臨場感があります。またハンディカメラで撮影したような揺れ動く映像も事実のような雰囲気を漂わせます。 最初は勝手自由に何でもやっているエイリアン達に不快感を覚えましたが、話が進むにつれて、政府の本当の意図やエイリアンに対する人間の態度に怒りに近い感情を覚え、最後はエイリアンに共感して思わず涙がこぼれそうになりました 南アフリカといえば15年前までアパルトヘイト(人種隔離政策)が行われていたという事実があるだけに、ただのエンターテイメント映画ではなく社会的なメッセージ性も強く描かれている作品です。 「エビ」と呼ばれるエイリアンの見た目やチョットグロテスクなシーンが苦手でなければ映画館で見る価値のあるとてもよくできた作品だと思います。 迫力もあるし考えさせられるテーマ性のある作品です。とてもおススメします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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