日本共産党 佐藤まさゆき

2005/02/06(日)08:30

国会での、あたたかみがにじみ出る名演説

 あたたかい言葉の裏には、弱者を切り捨てることへの怒りがある―昨日の参議院本会議での日本共産党の市田忠義書記局長の代表質問に、涙がでるような思いでした。  「四年前には聞かれなかった言葉に、『勝ち組』『負け組』という言葉があります。あなたの政治の結果をもっとも端的にあらわすものであります。一握りの大企業と金持ちだけがうるおい、額に汗して働く勤労者、働こうにも職のない多くの若者、戦後の大変な時代から日本社会の発展に貢献してきたお年寄りなど、圧倒的な国民が『負け組』にされ、今の暮らしだけでなく、将来も脅かされているのです。  その結果、社会の基盤がゆがみ、世相が殺伐としているのです。こんな社会に未来はありません。  いま政治にもっとも求められていること、それは、弱肉強食、もうけと効率だけを重んじるのではなく、国民の目線にたって、一人ひとりの人間が大切にされる、連帯の社会を築くことであります」。  ―国会での名演説のひとつに数えてもおかしくないのでは、と思います。  小泉首相の答弁と比較すれば、どちらがあたたかい言葉か、一目瞭然ではないでしょうか―「私どもがすすめる構造改革というのは、自助と自立の精神に努力がむくわれ、安心して再挑戦できる、明るい社会の実現をめざすものである」。「自立と自助」―もちろん大切ですが、自民・公明の政治では、それは国の社会保障充実の責任放棄であり、すべて国民の努力に還元すること。国の支援があってこそ国民の努力がむくわれるということがどうしてわからないのでしょうか。「改革」の中身は大企業の利益最優先、アメリカ追随のためのもの。残念ながら、民主党もおおもとでは自民・公明と同じ路線。  やはり、日本共産党が実力をつけ、国会で多くの議席を持たねばなりません。党をつくっているのは一人ひとりの党員であり、私自身もそのひとり。私がもっと大きな人間になることが、党を大きくすること―学生時代からずっと大切にしてきた思いです。さあ、草の根でがんばるぞ!と勇気をもらい、夜の青年の会議へ。  会議では、職場での人間関係の悩みも出され、青年同士が励ましあう場面も。職場での人間関係の問題は、一人ひとりの問題であると同時に、社会のゆがみ・政治のゆがみからくる問題でもあることを私は発言。自分の思いが率直に出され、お互いに励ましあい、学ぶことを通じて成長していく―こうした場を、大切にしたい。

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