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◎佐藤正幸委員 おとといの商工観光公安委員会では県内に在留している外国人技能実習生が2017年10月末時点で約4,170人おり、外国人労働者8,600人の約半分を占め、2017年までの5年間で373人もの失踪者が生まれていると議論されたと報道されています。非常に劣悪な労働条件に置かれていることが明らかになったと思います。この実習生の失踪で最も多い分野が全国的には建設関係だと言われています。実際、法務省の資料によれば、ことし1月から6月の失踪者3,906人のうち、建設関係で1,586人と、約半数を占めているようです。政府は低賃金のためと言っていますが、それだけではなく、極端に収入の少ない月があるとか、また暴力の問題があるとも指摘をされています。 そこで、現行の外国人技能実習制度において、土木関係ではどれぐらいの外国人が県内で仕事をしているのか、またその労働条件がどうなっているのかを、県として把握しているか、まずお尋ねします。
日本人の労働者には低い賃金で長時間労働をさせ、外国人労働者も雇用の調整弁にしていくのが本当の狙いだと思います。今の条件をそのままで拡大をしていくと、大変なことになると思いますので、そういう角度から県として事に当たってほしいと思います。国の問題ですので、これ以上は突っ込みませんが、ぜひ要望しておきたいと思います。 あと、報告事項にある水害・土砂災害に対する住民の防災意識向上対策ですが、リーフレットの質問もありました。報告の中で県政出前講座も強化するとのことですが、具体的には自主防災組織への出前講座が多くなるのではないかと想像します。議会の議事録では、自主防災組織の組織率は95%であり、このような報告があったことを考えると、自主防災組織の全部に出前講座をするぐらいの意気込みが必要だと思います。そこで、現在、どれぐらいの自主防災組織があり、今後どんな計画で出前講座を行う予定なのか、全部にやるという計画もつくるべきだと思いますが、意気込みをお聞きします。
委員御指摘の自主防災組織に対しては、まずは自主防災組織のリーダーとなる防災士を対象に、水害・土砂災害に対する防災意識を向上してもらうためのセミナーを平成31年2月から3月にかけて県内5会場で開催する予定としています。なお、セミナーの中で県政出前講座の内容についても説明を行い、受講を働きかけることとしていますので、県としては自主防災組織に県政出前講座を積極的に活用してもらいたいと考えています。 ◎佐藤正幸委員 最後の質問にしますが、報告事項の二の丸御殿の調査検討委員会での議論について、お聞きします。率直に言って二の丸御殿の復元については、県民の積極的な理解があるのかというと、私はそうは思えません。この復元は、恐らく知事の思いが先行していると私は理解していますが、復元の要望は県民のどういうところから出てきているのか、もっと言うと知事の思いがまず先行しているという理解でいいのか、そこを最後にお聞きします。
また、二の丸御殿のこれまでの経緯については、かねてより議会などで取り上げられ、関心が寄せられてきた経緯もあり、平成27年度には学識経験者、各界各層の代表者から成る長期構想策定検討会議での議論を経て、新たな石川県長期構想の中に金沢城公園の整備を進めるとともに、二の丸御殿の総合的な調査研究に取り組むという内容が盛り込まれています。この長期構想に基づき、平成28年度から二の丸御殿の総合的な調査研究に着手し、本年より、調査検討委員会を設置し、復元の可能性について議論しています。 ◎佐藤正幸委員 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年03月05日 12時05分13秒
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