159458 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

さろん-みやび2 脳性まひのまーちゃんとママの笑顔介護日記

かいごの学校に載りました!1


≪多重介護のなかで育った障害を持つ娘の笑顔と涙≫

まーちゃんの笑顔2

◎多重介護は結婚・出産時からの宿命

私は、現在は27歳になる娘(脳性まひ、知的障害、視野狭窄)の介護 をしていますが、
7年前までは母と伯母(父の姉)、娘の多重介護に身を 置いていました。
私は一人っ子で、主人と結婚する時から両親との同居が条件でしたし、
当初から老人介護が宿命と思っていました。
そこへ障害を持った娘が 生まれたので、知らず知らず
「育児と介護の両立」に入っていたのです。
最初の介護は娘、次には心臓に持病を抱える同居の伯母でした。
伯母は娘が小学生になった頃から介護が必要になり、
寝たきりの時期は娘と一緒に側で看ていたこともあります。
伯母は容態が良くなると今度は徘徊が激しくなって骨折まで したので家族は困り果て、
知り合いの施設に預けて晩年まで 過ごしました。
そして、伯母が亡くなっのと前後して 母の様子がおかしくなり新たな多重介護が始りました。

◎≪娘のおむつ交換を中断し母の介護を優先≫

母と娘、どちらの介護を先にするか。在宅介護中、
選択できない苦しみがつきまといました。
母(認知症、パーキンソン病)には「呼べばいつでも見の周り の介護をしてくれる、
わがままも聞いてくれる」と言う甘え もありました。
父は何度となく説教したものの通用しません。
しゃべることも動く事も出来ない、もの心ついた頃の娘を 後回しに
せざるを得ないことが実際何度もありました。
母がガタンと転ぶ音がすれば、娘のおむつ交換を中断して 駆けつける。
その時におむつが濡れたまま私に置いていかれる
娘の悲しそうな顔が、今でも目に浮かびます
母と娘の板挟みになり、結局は娘の優しい心を傷つけてし まった事が、
母親として一番悲しい事でした。


◎≪「じいじ」と「まーちゃん」は大の仲良し≫

認知症の母は孫娘のおやつまで取り上げて食べてしまう事があり、
そんな時は父が泣いているまーちゃんの側に飛んでいって「
まーちゃん、じいじがお菓子を買ってきてあげるよ、それとも本かな?」。
すぐさま買って来てくれて、二人は並んで楽しそうに
本を読みながらお菓子を食べていた事がありました。
夫の留守中、父が孫娘を可愛いがってくれた事は、
まーちゃんの成長にもどんなに良かったかと思います。
私が羨むほど父とまーちゃんはお互いを差さえあって居ました。
夫が仕事から帰ってくると、「お父さんが帰って来たからじいじはお役ごめんか」
とぽつりと言ってまーちゃんの側から、寂しそうに離れて行く姿を思い出します。
雅子とおじいちゃん2じいじとまーちゃんはなかよし
父とまーちゃんの写真です。右は本に載りました、
左はたまたま見ていた昔の写真の中に有った写真です、中学生のまーちゃんと父です。

◎夫と義母の支えで母を看取る

母が施設に入った発端は私の病気(子宮脱)でした。
手術までの間、母が入る手続きとお金の準備などに走り回り、体をいたわる日々が続きました、
母の入所費用、私の入院費用、手術費用にも頭を痛めて居た時、
義母が自分も長年病気を抱えて過ごしているのに、
心のこもったお金を渡してくれた事がうれしく、支えになりました。
母の入所費用は特別養護老人ホームは月8万円くらいでしたが、
次に入った養護型病棟では月22万円くらいかかりました。
夫は給料の半分以上もその為に費やして、
土日はまーちゃんの世話にかかりきりなり、
余りの大変さに体調を崩したり、円形脱毛症になった事もあります。
父も糖尿病を患う体でまーちゃんの事を良く支えてくれました。

ただ一つ、終末介護を通して学んだ事が有ります。
病院側には「家族が言いたい事は、きっぱり伝えなければならない」と言う事です。
助からない母を延命装置でさらに苦しめたくないと思った私は、
「そういうものを付けて欲しくない」としっかり病院側に伝えました。
母は入院3ヶ月目で亡くなりましたが、果たして家族が望む医療をして下さったのか、
いまだに気にかかっています。

◎周りの人たちとの「調和」の介護を!

多重介護は、家族で助け合い、行政サービスを使える所は使い、
手を貸して頂ける方には手助けをお願いする「周りの人たちとの調和」の上に成り立つもの。
決して背伸びせず、1人ではしない事です。
構える事無く、何事も実践してみて方向性がつかめるのではないでしょうか。
今も、我が家は「自然体で楽しく」を目標にまーちゃんの子育てと介護を頑張っています、
いつも一生懸命に家族を支えていてくれる夫に、今日までのの思いこめて
「ありがとう」。そして、皆に笑顔をくれるまーちゃんに「ありがとう」。

私たち3人2
パパとまーちゃん、ママの写真(本に載りました。)

ここまで読んで頂ありがとう御座います。
もしご意見、ご感想など御座いましたら掲示板に書いて頂けたらと思います。


Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.