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カテゴリ:電験_理論_静電気
今日は休日だったので、朝から一問やってみる事に。
何をやろうか、パラパラ見たところ…、 二種初挑戦時の試験問題を発見。2003年の話のようです。 で、この、問1に挑戦。 各種電荷(導体)に対する、電界の問題。 丸暗記が嫌いな僕。こういうの、一々解こうとするから時間なくなるんだよなぁ。 とはわかっていながらも、復習を兼ねてやってみる。 最初は、球形導体。電荷はQ。 これは、電荷Qに対する電気力線数を出し(誘電率で割る)、 電界を求める点の、同芯球面積で割る。 まぁ、電磁気学の一番最初に習うタイプですね。 2番目は、球形導体に、電荷密度として電荷が与えられるパターン。 結局、電荷密度×球の体積=電荷Qを、最初の式に代入、でOK。 3番目からがちょっと疑問。あ、問題自体は、無限円筒導体。 電荷密度って、何を表すの??と。 参考書を見ると、また、解答を見る限り、 このケースでの電荷密度は単位長さ辺りの電荷。 ん~、って思いながら、その辺の定義も書かずに出題するって、どうなの? 4・5番目は無限平板に電荷があり、その外の電界。 これも、不思議ちゃん。 たしか、学生時代の遠い記憶をたどると、出題の言葉、 「電荷が一様に分布」ってのと、「一様に帯電する」ってのが。 ポイントだった気もするんですが、よく覚えてない。 今家にある参考書でも、「このケースの時の電界は、こう!」 と、答えはあれども算出過程はなし。 でも、今知りたいのは過程なんです! と言う事で、実家等で他の参考書(当時の教科書とか)を見てみます。 は~、挫折感…。 と、思いきや、解けました。 無限平面から適当な距離に、面積Sを考える。 問4のように、電荷が一様に分布している、 と言う事は平面の表裏で電界が等しい(同等の電気力線が出る)、と。 さらに、面積S内には電荷密度(こんな問題の場合は面密度らしい)ρとすると、 Q=Sρ の電荷がある。→電気力線はQ/ε=Sρ/ε で、表裏に同様の電気力線がある為、力線が貫く面積は2S(表+裏)。 よって、電界Eは、 E=Q/2εS=Sρ/2εS=ρ/2ε。 また、問5の場合は電荷が一様に帯電している、のため、 電気力線は片側にしか出ない(問題中の図が暗にそう言ってるね)。 よって、力線が貫く面積は、(便宜的に表として)表のみのS。 E=ρ/ε。 で、解けました。解答と合いました。よかったぁ…。 ガウスの定理を使わなければ、けっこう面倒な積分を解かなくちゃいけません。 これもやってみてもいいんですが、こういう癖のせいで当日時間なくなる。 多分二種ならこのレベルまで、と踏んでこのやって行こうと思います。 あと、丸暗記も、時に必要だよね~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/02/27 12:55:48 PM
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