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カテゴリ:電験_理論_材料・物性
03年理論 問5です。 B問題。
さて、問題は、磁界中に置かれた電子。 この質量の電子が磁界に垂直にある速度で移動している時の問題。 まずは、磁界中で電子が移動、つまり電流が流れたとき、 電子が受ける力の方向を考える。 まぁ、普通にフレミングの左手の法則、でいいんだけど、 ひとつひっかけ(ってほどでもないのか)が、電子の電荷は符号が「-」。 つまり、移動方向とは逆向きに電流を考える、って事。 これは、まぁ、大丈夫ですね。 さて、次はこの時に電子が受ける力を考えます。 ここで、ん~、っと。 磁界中に電流がある時に受ける力は…、 F=BlI(磁束密度×電線の長さ×電流)しか思いつかず。 多分、この式からの変形でも求められるんでしょうが…、 参考書を拝見。 F=Bqv(磁束密度×電荷×速度) という式を発見。 :今思いつき。 I=qの時間微分。便宜的にI=q/tとして。 さらにv=l/t(長さ÷時間で速度) よって、lI=qv で、いいのかな。 さて、この式から、磁束密度=磁界×誘電率、電子なので、q=e、として、 F=磁界×誘電率×e×速度、となりますね。 次。 この時、上記Fの力は、電子の移動とは直角の向き。 さらにそれにその移動方向に対して、逆向きの遠心力が働くわけです。 つまり、円運動状態で落ち着き、電磁力=遠心力、となります。 この遠心力を求める。 遠心力を求める為に、円運動を上から見た図を書いてみて考えます。 この時、電磁力Fは円の内側向きです。 遠心力は、当然外向き。 円周方向に元々の速度で移動してる、と。 この図から角速度を考え、x座標、y座標を考える。 これを2回微分するとx座標、y座標の加速度が算出されます。 で、x、yの合成(2乗和の平方根)の加速度を求めます。 で、この運動に対しF=ma(これが思い出せなかった!)の力が働くので、 これらで遠心力が求められます。 ここで迷ったのが、角速度と円半径、速度などの関係。 しばらく迷った結果、なんとか思いつきました。 結局、1周の距離を求め、それにかかる時間を求め(周期)、 その逆数が周波数で、角速度はその2π倍、と。 ここでこれを考えてたので、その後の問題は問題なし。 まさしく次ではこの円運動の周波数を求める、と。 最後に、この式の中に電子の移動速度が入ってないので、 周期は電子の移動速度とは無関係、って事が算出されて、終わり! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/02/11 11:39:39 PM
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