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カテゴリ:電験_理論_直流回路
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直流回路の解析(テブナンを使う)。 電圧源と抵抗の直列の枝を一組として、それが2本並列接続されている。 電圧源の向きは左側:上が+で50V、右側:下が+で30V。 直列の抵抗は共に4Ω。 さらに、上記並列回路と直列に抵抗2Ωが接続された回路網。 この回路網の出力端子に可変抵抗を接続した場合の解析。 問題としては手順を追っていて、 1.出力端子を開放した場合の(並列回路部)ループ電流 2.出力端子を開放した場合の端子出力電圧 3.出力端子から見た回路網の合成抵抗 4.出力端子に負荷抵抗6Ωを接続した時の負荷電流 5.負荷抵抗を可変とした場合の消費電力の最大値 を求める問題。 1. ループ電流を考えると、電圧源は共にループ電流と同じ向き。 ループ回路の抵抗は2つの抵抗の合計値。 よって、ループ電流は(50+80)/(4+4)=10 A 2. ループ電流による抵抗の電圧降下を考え、それと電源電圧の差。 (補足ブログの回路を見ればわかりやすいです) よって、10×4-30=10 V 3. 並列部分の抵抗は4Ωの並列より、2Ω。 これと、直列抵抗(2Ω)の和であるので、計4Ωとなる。 4. テブナンの定理より、開放電圧/(回路網抵抗+負荷抵抗) であるので、10/(4+6)=1 Aとなる。 5. 負荷の消費電力は、負荷抵抗×負荷電流^2である。 これを計算して、多項式が最大となる条件、ってのを求めると、 負荷抵抗=回路網抵抗 の条件が求まる。つまり、負荷抵抗=4Ωの時電力が最大。 この時の最大の消費電力を求めると、 4×(10/8)^2=6.25 W となる。 ちなみに、最後。 最大となる条件~って求めましたが…、 回路網において、整合状態(負荷抵抗=回路網抵抗)の時、 電力は最大です。わざわざ計算するまでもなく。 これ使えば、若干早く解けます…。 って事で、以上。 (式のわかりにくい所は補足ブログ参照で) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/04/06 09:33:55 AM
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