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カテゴリ:電験_二次_機械
図(補足手書)のような制御系において、次の問に答えよ。 (1)図1のブロック線図においてG(s)=1/Jsのとき、正弦波入力 Z(t)=L^-1〔Z(s)〕=sin(2t)を加えて十分時間が経過したときの出力応答y(t)を求めよ。ただし、L^-1はラプラス逆変換を表す。 解き方詳細は補足手書参照ですが…、 ・入力信号z(t)=sin(2t)をラプラス変換すると、 Z(s)=2/(s^2+2^2) よって、出力応答Y(s)は、Y(s)=G(s)Z(s)より、 Y(s)=(1/Js)・{2/(s^2+2^2)} ここで、s^2+2^2=(s+j2)(s-j2)を用いて式を変形し、さらに部分分数展開すると…、 Y(s)=(1/2J)・{(1/s)-s/(s^2+2^2)} これを逆らプラス変換すると、 y(t)=(1/2J)・(1-cos2t) (2)図2(補足手書)のブロック線図において入力U(s)から出力Y(s)までの伝達関数をG1(s)、G2(s)を用いて表せ。 ※以下全て時限はsなので、(s)は省略します… 図2より、 X=(U-Z)G2 Z=X-Y Y=G1Z これらの式からzを消去し、YとUの式に変形すると、 Y=G1・(UG2-Y)/(1+G2) これをYについて解くと (1+G1+G2)Y=G1G2U より、入力から出力の伝達関数Hは、 H=Y/U=G1G2/(1+G1+G2) (3)図3(補足手書)は図2の系を制御対象とするフィードバック制御系を示す。ここで、G1=1/s、G2=1/2sとしたとき、目標値Rから出力(制御量)Yまでの閉ループ伝達関数の極を全て-10にするためのパラメータK1、K2を求めよ。 (2)で得られた伝達関数Hを用いてブロック線図を描くと、コントローラ部とHが直列となったフィードバック系が得られる。よって、系全体お伝達関数Wは、 (コントローラ部の伝達関数K=K1+K2とすると) W=Y/R=KH/(1+KH) となるので、これを展開していくと、 W={(K1+K2s)G1G2}/{1+G1+G2+(K1+K2s)G1G2)} この式の分母=0が特性方程式であり、特性方程式の解のとき極値をとる。 G1,G2に1/s、1/s2を代入し、解くと…、 K1=200 K2=37 を得る。 解法、コツ、計算過程は補足及びと補足手書参照で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/10/08 08:23:49 PM
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